孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【2017 広島vs巨人 第14回戦】カープはそこまで甘くない!?ジャイアンツ、ドラ2ルーキー・畠世周へ期待することは?

う~ん、惜しかった。結果論で言えば、あの強過ぎてドン引きする広島さんに敵地で3連勝出来たかも?知れない展開だった。ただ、首位をぶっちぎる広島さんは、Bクラスで5位のチーム相手にそこまで甘くはないですねぇ。

ジャイアンツ、取って取られてのシーソーゲームを5-6で競り負けて連勝ストップ!広島・呉市出身のドラ2ルーキー・畠世周の初勝利!とはなりませんでした。

う~ん、2度唸りましたが、惜しかったですねぇ。試合の流れ的にはジャイアンツに転んでもおかしくない展開だっただけに残念でならない。(たられば)言い過ぎないようにしているのですが、もしも先発がプロ初登板のルーキーでなかったら…違った展開があったかも?

さて、今日のジャイアンツの話題はドラフト2位ルーキー・畠世周のプロ初登板。広島県呉市出身で、いきなり呉親善大使になっていましたが、呉って他にもっと有名人いないんですか?試合前情報では友人達から応援メールが来るも、誰も球場に来てくれるとは言ってくれなかった模様。あぁ、かわいそう!ちょっとしたいじめ?…って、違うだろう!地元民だったら肌身に沁みて分かっている。今の広島戦のチケットが容易に手に入らないことを…。友達のプロ初登板を現地で応援したくても、みんな気軽に来れないんですよね。ネットでネタにされていたけど…。

そんないじられキャラでデビューしましたが、率直に言おう!デビュー戦がいきなり強い広島相手って、めちゃくちゃハードル高いよね。地元が広島というだけで(オマエ、広島生まれだから行けんじゃね?)と強引に球団本社の上の方々に推されて先発が決まったような?首位・広島に通用するレベルではなかった。今後、彼が一軍で通用するには、制球力をもうちょい磨かないと厳しいでしょう。

全力で腕を振って投げるストレートは荒々しく、他の投手にない威力を感じる。そのストレートを軸にスライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜて攻めるのが彼のスタイルだと思いますが、肝心のストレートが真ん中に入って痛打されるパターンばかり。制球力のなさは4四死球に表れて、2つの四球が失点に直結。これでは話にならないのだが、広島打線にビビる…いや、慎重になって制球乱すもの仕方ないことなのかなぁ。プロ初登板のルーキーには何から何まで荷が重過ぎました。

畠は二軍で順調に結果を出してきましたが、一軍昇格を控えた6/25vs西武との試合で5回8失点と大炎上。斎藤二軍監督が(アレでは推薦できない)とまで言っていたのにそこからシレッと一軍デビューですか…。期待が持てる若手にチャンスを与えるのは理解するが、一軍レベルに達していない選手にチャンスを与えるのはどうなんでしょうね?もう少し調整させてデビューでも良かった気がします。4回87球を投げて5安打5奪三振4四死球の4失点。広島相手によくこの内容でまとめたという見方もありますが、制球力の無さは本人も課題を持ったはず。また下でしっかり調整して、今度は東京ドームで投げる姿が観たいものです。ポテンシャルは高いはず。頑張れ、ハタケ!

珍しく(今日は惜しかった)と書いた当ブログの管理人。どの辺が惜しかったのか?ざっと書いてみます。

1.1回表、2点を先制してなおもツーアウト三塁。陽岱鋼が放ったレフトを超えそうな打球を松山がキャッチ→立ち上がり不安定だったジョンソンから2点しか取れなかった

2.4回表、同点に追いついた直後から畠を諦めてオム勇人に代えれば良かった?

3.6回裏、少し調子を崩していた?安部への配球

4.7回裏、丸へレフトへ流し打ちでホームランされた配球

こんな感じでしょうかね。

1.は村田のタイムリーで1点を先制してなおもツーアウト一塁で、マギーが放ったライト線の打球を誠也が後逸→一塁ランナー・鈍足の村田でもホームインのラッキーな2点目をゲット。そこからさらにたたみ掛けたかったけど、陽岱鋼が放った痛烈な打球をレフト・松山が背走してナイスキャッチ!松山はバットでもグラブでもジャイアンツに立ちはだかるなぁと思った瞬間でした。

2.は3回を投げて2-3と逆転されてヘロヘロだった畠をひょっとしたら3回終了で交代させる?と思ったのですが、4回表に小林のタイムリーで同点にしたから続投させたのでしょう。ツーアウトまでは簡単に取ったけど、1番・田中にヒットと盗塁を決められて、2番・菊池にタイムリーであっさり勝ち越しを許す。ここで高木勇人に代えて、万が一でもゼロで抑えていれば、流れは変わったかも?ただし、今回は9連戦の真っ只中なので、高木をそんな早めに投入しきれない事情も分かる。この判断は致し方ないか?

3.と4.は小林のリードについて。3.の場面は2球であっさりツーストライクに追い込んだのですが、安部を甘くみたねぇ~、2球続けて同じような縦に曲がるボール投げたら上手くすくわれてヒットを許す。確かに最近の安部は、縦系に鋭く曲がるボールを空振りしやすい気がしましたが、この回の先頭バッターという状況を考えると、絶対にアウトにしたい場面。追い込んだら打ち取れそうな変化球という読まれやすいリードで攻めたのはもったいなかった。

4.については、う~ん、今日のカープのセンター・まるること丸佳浩にあの強引なストレート?シュート要求はもったいなかった。3回にもみせた、畠が投げたやや外よりのストレートを簡単に左中間へホームランした丸に対して、同じような要求だったような?7回裏は西村がマウンドだったから、(まさかホームランはないでしょ?)というリードだったのかなぁ。しかしこの場面、レフトへ流し打ちでホームランする丸のバッティングが素晴らしかったともいえるが、今季の丸があのボールをスタンドインさせる力があることを想像出来ていない小林の配球ミスともいえる。せっかくバットでは3-3に追いつくタイムリーあり、5-5に追いつくきっかけを作ったツーベースありと活躍していたのに…。リードを責めるには酷な内容かも知れませんが、今日は少し悪い小林が出てしまった気がしました。

まぁ、こんな感じで(たられば)と思いましたが、接戦の最後は1発が出るか?否か?で決まった印象。相手のエラーも絡み、そこを見逃さず効果的に得点を重ねたジャイアンツでしたが、今日の広島との差は1発がなかった点。あっちはセンター・まるるがソロだけど2本だもんね。そのちょっとの差が勝敗を分けた試合。ここまで戦ってきて広島さんとの試合は惨敗が多かっただけに、ここまで競れたのだから勝ちたかった…と欲深く会社でDAZNを利用しながら観ていました。先発・ジョンソンから5点も取れた試合だったのも、惜しかったと言いたくなるポイントでした。それにしても、今回のDAZN利用してのネット中継観戦は、変なところで通信も途絶えず、3戦通して普通に観れた。システムが改善されつつあるのでしょうか?

明日からは甲子園で阪神との3連戦。明日の予告先発はマイコラス-小野。阪神・小野との初対戦が気になるところですが、しっかり対策練って戦って欲しいものです。

では、また。