孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

ジャイアンツ、(阿部慎之助)離脱で試される!?本格的な脱・慎之助のチームへと変貌する条件とは?

やっぱり、登録抹消でしたね。

亀井の逆転サヨナラ弾で勝利した6/18の試合。結果論で言えば、延長12回を戦いながらも土壇場で相手に勝ち越しを許した試合を、さらにひっくり返した勢いがつく勝利!でしたが、6回表を終了した時点であのままリードを守って勝利出来たら、ヒロインには間違いなく阿部慎之助が呼ばれていたはず。親父さんのアドバイスでこの日はバットを短く持って打席に入ったそうですが、即結果が出るとは…ねぇ。さすが親子の絆、恐れ入るエピソードだっただけに、6回裏のボール避けてM字で右膝捻ったプレーは残念で仕方ない。アウトコース狙いで踏み込んだ右足スパイクが地面に食い込んでああなったらしいですが、世間では容赦ないバッシングを浴びていましたね。ヤフーのコメント見たら、殆どの内容が(太りすぎ!)とか(痩せろ!)という内容ばかり。今日、facebook読売ジャイアンツ公式アカウントを観ていたら、本人の生メッセージがありましたが、この世間様のご意見を気にしているのかなぁ?(早く治してシェイプアップして戻ってきます)だって…。慎之助さん、一つド素人のオレでも言えるメッセージを書いておく。

シェイプアップは日頃の努力が大事!

オレなんて太らないような食事を突き詰めていったら、道端ジェシカが食べるような食事になっちまったゼ~!って、一体どこへ向かっているのか?最近、自分でも分からなくなっている。ただ、太らないし肌ツヤは良いので、取り敢えず間違っていないはず。慎之助さんにもぜひ、炭水化物を極力控えて、酒も飲まない食生活をお勧めしたいものです。

さて、そんな訳で今週末から再開するセ・リーグでの戦いは、期間は不明ですが慎之助を欠いた布陣でリ・スタートする事となった。これは…スゴい痛い!ジャイアンツ、大幅戦力ダウン!?といつもディスっている夕刊紙が煽っていましたが、冷静に考えると慎之助は良いタイミングに離脱したのかも知れない。何故なら、交流戦最後のロッテ戦だけはインパクトを残したが、それ以外の試合は…。今年の交流戦での成績ですが、

.245(49-12) 2HR 5打点 出塁率.309 OPS.676

ホームラン2本と5打点のうち2打点は最後に合わせてきたのみで、それ以外の試合で目立った活躍はほぼなし。体調不良?インコースをめちゃくちゃ攻められても、打ち返すことができなかった。そんなこと、開幕当初はなかったのにね。明らかに疲れていたのかも?知れない。そうだとしたら、このケガでの抹消は良い休養になるはず。いい機会だから、身体全体をリフレッシュして一軍へ戻って来て欲しい。

あの世間を騒がせた球団ワースト13連敗の原因の一つに、慎之助の絶不調があったはず。ただし、これに関しては一つ補足がある。開幕当初、マギー と村田と慎之助の併用で3人を疲弊させずに起用する予定だったのに、結局はマギーと慎之助の出ずっぱり。マギーはずっと打撃が好調だったので仕方ないが、慎之助は…ねぇ。5月中旬ぐらいから明らかに疲れがみえていたはず。それでも起用し続けたのは、ベンチにも責任ありと自分は考えている。先を見越せていないジャイアンツ首脳陣!いや、これは最近週刊誌で明るみに出始めた、新しいお偉いさんの天の声が影響していたのかなぁ。

(阿部の2000本安打で客を呼べ!絶対、スタメン外すな!!)

とか言ってね。根拠のない推測で書いていますが、もしホントにそんなことがあったら、自分は親会社さんに抗議したいものです。

そんな感じで、世間やお偉いOB様からは(13連敗した原因は阿部や~!)とお叱りを受けている慎之助さん。名指しで4番を務めた生え抜き選手が世間でディスられている?この状況、どこかで体験したと思い出したら、原辰徳さんが現役だった頃と似ている。ベテランの域に入った晩年は原さんも試合に出ているだけで敗因扱いだったもんなぁ。

13連敗して分かっていたけど、目を逸らしていた問題が明るみになったジャイアンツ。FA補強に頼り過ぎ、自前の若手選手を育成出来ていない点。特に野手が深刻ですね。これは的外れでも何でもなく、慎之助、坂本、長野といった主力の不調をカバーする生え抜き若手選手がいないのは事実。1人でも多く、戦力としてカウント出来る生え抜き野手を育てるのは急務。今からでも遅くないので、戦いながら育てる道を真剣に考えて欲しい。

それともう一つの大問題は、慎之助に頼りきった打線である。彼が活躍しないと勝てない!点が入らない!という打線から真剣に脱しないと、お先真っ暗…って、現に真っ暗な時期を味わったしね。そういう訳で、アクシデントという形で慎之助が一時不在となったジャイアンツ。彼なしでどうやって戦っていくのか?いや、勝てる形を作っていくのか?今すぐ思い描ける!脱・慎之助のジャイアンツが勝てる条件を考えてみました。

1.先発投手がとにかく相手を抑えまくれ!

先週のみでしたが、ホームで6試合戦って5勝1敗だったジャイアンツ。由伸監督自らも勝因を振り返り(先発投手が頑張ったから)とコメント。う~ん、そうだよなぁ。先発して勝利を上げたピッチャー、ほとんど点取られていないからね。

6/13 菅野 9回1失点

6/14 山口俊 6回無失点

6/16 マイコラス 8回無失点

6/17 田口 9回無失点

6/18 大竹 6回1失点

いやぁ~、コレ見ると負けちゃった試合を除けば完璧な内容ですねぇ。これを繰り返すことが出来れば、ジャイアンツの勝ちパターンに持ち込めるはず。交流戦明けのローテでは、初戦に菅野、2戦目にマイコラスとWエースを投入する模様。その翌週の平日ローテには田口と山口俊を充てるのでしょうね。先発4枚が揃ったローテ+残った2枚については、大竹・宮國・内海・池田?で何とか埋めるのかな?それから、今年のドラ2・畠世周がかなり高いレベルで仕上がりつつある模様。ジャイアンツライブストリームで何試合分かチェックしましたが、楽しみですねぇ。身体は細いけど、ストレートに力ありそうだし、そこにスライダーやカーブ?で緩急をつける内容は目を見張った。直近のvsソフトバンク戦は二軍とはいえ、城所、本多、吉村、牧原など一軍経験者がかなり混じった1.5軍を相手に7回2失点。本人曰く(捉えられた打球が多かった)点は自分も気掛かりでしたが、順調に行けばオールスター前の9連戦のどこかで登板するはず。近々に予定されているであろう、二軍での登板で7,8回をきっちり抑える内容を見せてくれたら…期待できそう。質の高い先発陣で相手を抑え、試合展開を優位に進めて勝ちに行く。これなら慎之助不在でも勝てそうな気がする。だって、点取られないのが前提だからね。

2.7回の男(出来れば6回も)を確立せよ!

ご存知のように、現在のジャイアンツ中継ぎ勝ちパターンは8回・マシソン、9回・カミネロの2人。しかし、他チームを見渡せば、ヨソは7回から任せられる勝ちパターンが主流だよなぁ。本来なら筋肉・澤村という方がいるのですが、彼は未だに三軍で調整中。村田ヘッドも(はよぉ、戻ってくれ~!)と言っていましたが、どうしたのでしょうかね。キャンプから右肩違和感で三軍調整だった山口俊でさえも6月には戻ってきたのにね。何か重大な問題があるとしか思えないのですが…。

まぁ、いない人をアテにしても仕方ないので、いる人を頼りたいのですが、7回の男に西村健太朗が浮上してきましたね。取り敢えず、先週は2度の登板で無失点。特に6/18は3-1とリードした状況で7回のマウンドへ。四球でランナー1人は出したけど、一応無失点。キョどることもなく、堂々としたピッチングでした。技術的には間違っていたらごめんなさい!ですが、投げ方が全部クイックのような投げ方になったような?打者に上手くタイミングを取らせない工夫がある気がするのですが、その辺どうなのでしょうかね。

また、当分の間、オムこと高木勇人も中継ぎに配置転換の様子。先日のロッテ戦では、結果的にピンチで登板してスクイズ決められたり、押し出ししたりと散々な内容でしたが、彼にも期待したいですね。5回までしか先発が持たず、でもリードはしている展開で6回をしっかり抑える役割なんて良いのでは?それと、短いイニングはストレートとツーシームとフォークのみで投げて欲しい。あの緩いスライダーというかカットボール?アレは狙われるから要らない。あると見せかけるだけで良いと思います。

これでまたもや、最小リード?を守りきる投手陣のイメージが描けた!?これなら、慎之助抜きでも勝てるでしょ。

3.坂本,マギーに続くバッター、日替わりでもいいから出てきて!

みなさんご存知の通り、坂本とマギーの数字は立派なもの。ただ、そこに絡む選手が少ないから得点出来ないパターンが多い。これで慎之助が抜けたと考えると絶望!?…いや、どれだけ慎之助が不在かは知らないけど、おそらくトータルで村田がいればそこはカバー出来る。村田の場合、バット+守備で考えると慎之助の代役は充分務まると思っています。ホント、一塁の守備は村田さんの方が機敏だから、一塁ゴロや送りバントが多い日でも安心!

それよりも、これ以外のバッターの活躍が不可欠でしょうね。復調気味の長野、ようやく合流した陽岱鋼にはさらなる活躍を期待したい。また、左バッター不足で起用が増えるだろう橋本や最近バットで好調な辻、代走だけで終わるな!重信にも期待したい。おそらく、代打の切り札枠は右の相川パイセン、左の亀井で対応するはず。スタメンのレフトはその時の状況次第で若手~中堅選手にチャンスが回るはず。左が先発だったら、石川慎吾の出番もあるよね。みんなが競争でレフトのポジションを争ってくれ!あっ、辻は山本とのセカンド争いだよなぁ。2番・山本の活躍というのも、ジャイアンツの未来を占いそうな大事なポイントですが、辻もその競争に負けないでくれ!高いレベルで競争すれば、自ずとチーム力はアップすると信じています。

バッターに関しては、慎之助に頼っているという側面と、チャンスで決めることが出来るバッターが少な過ぎる!という側面がある。誰でもいいから、分かりきった坂本、マギー、ついでに村田以外のバッターで打点を多く上げてくれる選手、1人でも多く出て来てくれぇ~!2,3人でカバーしても良いと思います。

まぁ、そんな感じで色々と書きましたが、早ければ来年ぐらいから慎之助が当たり前のようにスタメン張るオーダーは減ってきそうですよね。タダでさえ生え抜きが育たない、結果が出ずにヨソに出た若手や中堅選手はのびのびプレーで戦力になっている状況に、叩かれまくっているジャイアンツ。慎之助の2000本安打がもう少しで達成!というメモリアルイヤーでのケガで離脱は非常に残念ですが、このピンチ?はチームとして絶好のチャンスではないだろうか?前向きな良い意味での脱・阿部慎之助を実践するチャンスが来た!?そんな視点で阿部ちゃんが戻ってくる間を見守りたいと思います。

ただ…まぁ、現実論で言えば、今のジャイアンツが勝つためには、1.と2.の投手力で相手を抑えるしかないんですけどね。そこにまず特化=脱・慎之助のビジョンが見えてくるのでは?

6/23からジャイアンツは本拠地で中日との3連戦でリ・スタートしますが、自分は仕事で6/23,24とのリアルタイムで中継すら観れませ~ん。2日続けて会社が夜のイベントを企画した影響で野球観戦出来ずに疲れ切っているはず。よってブログもお休み。6/25のナマ観戦から再開します。

そんな感じで、また。