【広島vs巨人 第7戦】ジャイアンツ、大敗!~『プロ野球 最強助っ人論』を通して観た新外国人(ホアン・フランシスコ)について
ワンランク上のおっさんを目指す自分は、日頃のトレーニングも怠らない。
スポーツジムでのトレーニング中はi-Podで音楽を聞きながら、黙々と汗を流す。
本日は最近フザけてダウンロードした(NHKプロ野球のテーマ)を聞きながら、ランニングマシーンでひたすら走る。
プロ野球好きなら誰でも聞いた事があるあの曲。イニングの合間にその試合のハイライト映像が流れる時にかかっている曲である。
この曲を聞きつつ、今日の広島vs巨人のハイライト映像を勝手に脳内で思い浮かべていたのだが…アレ?浮かんでくるのは新井さん?誠也?會澤?マエケン?
おかしいなぁ…ジャイアンツの選手が殆ど出てこないんだけど…。
ジャイアンツ、広島に初回10失点の猛攻を受け、1回終了時でほぼ試合が決まる。
杉内、まさかの1回持たずに5失点KO!
緊急リリーフで登板した笠原もメッタ打ち!最近、自分の中で評価急上昇の高木京介の失点し、序盤で13失点。
打線はマエケンの前に沈黙。
8回表にかろうじて2番手・ザガースキーから長野が今季1号ソロホームランを放つのが精一杯。
5/5はコイのぼりの日と言わんばかりに、1-13で広島に大敗!&首位陥落となりました。
…ハァ~。
昨日、あんなショボい負け方したら、今度はフルボッコかぁ。
貴重な休みを利用して、マツダスタジアムまで観戦しに行ったジャイアンツファンが可哀想な試合でした。
正直、自分も1回裏に10失点した時は、試合を観るのを止めよう思いましたが、ある目的ためにTV観戦を続行→最後まで見届けてしまった。
本日の試合の感想ですが、先発して打ち込まれた杉内…来週はドームで同カードがあるので、そこで悔しさをぶつけて欲しい。
調子が云々の前に、広島打線に掴まった印象。相手が失投を逃さず打ち込んできた。
それだけでしょう。
ただ、ワンアウト一,二塁で新井さんの打席、初球のファール捕って欲しかったなぁ。
杉内が1回持たずに交代させられて登板した笠原。今日は何も言えない。
準備も出来ていたか?よう分からん状態でメッタ打ち。細かく言えば文句もあるけど、今日は気の毒…としか言い様がない。
次、頑張ってね。
打線は…どうしようもないが、あれだけ失点して集中力もキレた?
いや、マエケンが大量リードでも気を抜かず、のびのび投げて手も足も出ず。
完敗!である。こちらもドームでリベンジするしかない。
今季はマエケンと3回対戦して1点しか取れてないじゃん!情けないと思って欲しいものです。
さて、本日の試合、ここまで序盤で大量失点しても試合を観ていた理由。
それは5/2から一軍に合流→4試合連続でスタメン出場のホアン・フランシスコを観るためである。
鳴り物入り!?で入団。
初出場で即結果を出した新外国人助っ人だが、どうにもホアン…ではなく不安がある。
メジャー在籍通算48発の長距離砲。
東京ドームの看板を越える打球をフリーバッティングで連発するパワフルなバッターなのだが、バットにあたらなければどうにもならない。
この新外国人、本当に大丈夫なのか?
そう思われている方も多いはず。
自分もその一人なんですけどね。
ここに一冊の本があります。
『プロ野球 最強助っ人論/著・中島国章』
中島さんとは、1973年~ヤクルトの通訳として活躍→その後、ヤクルト外国人スカウトとしてペタジニーニやラミレス獲得に貢献→2005年~2012年まではジャイアンツ国際部(外国人スカウトする部門)を軌道に乗せるために尽力した人物。
その方が最近出した本をたまたま購入したのですが、面白かったですね。
その中で、日本で活躍できる外国人打者&投手の9項目という内容があります。
なるほど…。そういうチェックポイントがあるのかぁ。感心しきりである。
この9項目、全部はド素人の自分で分かるはずもない。
ただ、自分が観ても分かり(本当か?)、この著書でも一致した内容だけを抜粋して、フランシスコにあてはめて書いてみます。
1.インコースに対応できるか?(本文では内角の直球に強い選手)
これは…散々解説者が言っているので、皆さんもご存知なポイント。
フランシスコですが、いまのところ対応は不十分ですね。メジャーでの活躍シーンも真ん中から外を打っているシーンが多かったので、(大丈夫?)と不安が過る。
また、今日の試合でコージさんにも指摘されていたストレートへ振り遅れている件ですが、ここは日本の投手の変化球攻めに対応するため、現状手探りでボールを引き付けてバットの始動が遅くなっていると予想。
まだまだ、改善の余地あり?
2.スイングするときにオーバーステップやヒッチをしない選手
ヒッチはほとんどしないですよね。
今日、マエケンからヒットを打った際、解説・野村謙次郎さんも(キレイなスイングですね。)と絶賛。
アッパースイングでもなく、左打者の理想とされるレベルスイング。この辺は良いのかな?
オーバーステップですが、許容範囲だと思いますが、どうなんでしょうね。
この2の項目があてはまる選手は、得てして三振が多いらしいのですが…。
フランシスコ、三振多いですよね。
3.広角に打てる選手
これは、現状では疑問過ぎますよね。
あんまりヒット打ってないですから。
ただ、メジャー時代の映像を観ると、外角のボールを逆方向へ広角に打ってました。
監督もG球場で視察した際に(広角に打てる選手)とコメント。資質はあるのでしょう。
4.出塁率の高い選手
これは…現状ではヒット以外出塁無しなので…どうでしょう?
5.プレッシャーに強い選手、積極的なプレーをする選手
プレッシャーに強いかどうかは…まだ判断できないですね。
積極的なプレーは…しますね。
昨日、勢い余ってルール把握してないプレーしてたので。まぁ、ある意味合格点なんでしょうか?
これ以外にも、
・ハングリーな選手か?
・性格がいい選手か?
・メジャー、マイナー問わず二~三年安定した実績があるか?
・パワーがあるか?
などの項目がありますが、割愛させていただきます。あっ、パワーはあるようですね。
以上をもとに、フランシスコにあてはめると…結構ダメかも?そう思ってしまうのですが、まだ判断するには早い。
来日して日も浅く、まだまだ日本の野球に慣れていない。ストライクゾーンも違うし、投手の配球だって違う。
今日まで対戦した投手だって、日本でもレベルが高い選手ばかり。
苦戦するのは当たり前?とも考えられる。
フランシスコの今後ですが、チームがどこまで我慢して彼を日本の試合に慣れさせられるか?まず、ここでしょう。
今のところ、低めに落ちる変化球に全く対応出来ていないフランシスコですが、今日1回ぐらいかな?ファールでしたが、今までより強い打球でファールにしていました。解説者の方々も変化球に対応しようとする気配があるとのこと。
ちょっとですが、変化を感じました。
もともと三振が多い選手らしく、現状も情報そのまま。驚きより呆れていますが、これがもし四球を選び出したらボールの見極め&日本の配球に対応し出した明るい兆し。
スイング自体に変な癖はなさそう。後はタイミングが取れてくれば、ちょっとは相手バッテリーも怖がってくれるはずなんですけどね。
シーズン途中で獲得した外国人野手の成功が難しいのは周知の事実。
やっぱり日本の野球はひとクセある。
プレシーズンから慣れさせるのが理想なのですが、過ぎたことは仕方ない。
我慢しながら起用しているフランシスコが、どれぐらいの早さで対応してくるのか?
ジャイアンツ5月の成績に直結しそうなポイントなので、要注目ポイントだと思います。
ちなみに、守備は…う~ん、フアン・フランシスコ。
今日は最後にサード守りましたが、ボテボテのゴロを素手でキャッチし軽快に送球。
無難にこなしていたけど…ね。
明日は絶対に負けられない試合。
3タテされるのは絶対にイヤ!
頼んだ、菅野智之。
先週パッとしなかった分を取り戻して欲しいです。
では、また。