孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【孤独の都市対抗野球】JR東日本(関谷亮太)投手との意外な接点!?~プロ注目!色んな選手も含めて、初めての都市対抗野球レポート!

2週間前の7/5。

由伸の逆転スリーラン&長野のサヨナラヒットに興奮したvs中日戦終了後。

自分は、学生時代の友人と合流して東京ドームの最寄り駅・水道橋から御茶の水へ向かった。

ここは我が母校の駿河台キャンパスがあるエリア。この日の夜は自分と友人が所属していたゼミの教授と学生達&OBの飲み会があったので、行ってみることにした。

久々に教授=先生との再開。白髪が増えて歳取ったけど、相変わらず元気だった。

色んな世間話をして盛り上がったが、気になる話をし始めた。

この春卒業した明治大学野球部・関谷亮太の話である。現カープ野村祐輔が卒業してからの明治のエースは…今年のドラフト候補でも評価が高い山崎福也。関谷は2番手だったが、昨シーズンは頭角を表し六大学野球で活躍。昨日7月の日米大学野球ではMVPにも輝いた。

昨年のドラフト候補にも上がっていたが、今春よりJR東日本に加入。オリックスのドラ1・吉田一将の抜けた穴を埋めるべく現在奮闘中。

そんな関谷だが、なんと!ウチの先生のゼミに在籍していたらしいじゃないか~い!

(僕の教え子がドラフト指名されたら…、嬉しいよね♪)

ほろ酔い気分で語る先生。なるほど…。

同じ大学のみならず、同じゼミ出身といったら会ったことないけど完全な後輩。

ヨシッ!先生の夢が叶うかどうか?この頭の痛い教え子がチェックしに行ったるで~!

…と言うことで、本日12:30東京ドームに到着。お目当てのJR東日本-室蘭シャークスの試合は3試合目だが、2試合目のNTT東日本-JR九州も気になる。NTT東日本には昨秋、侍ジャパンに召集された高木伴もいる。色々まとめて総チェックといこうじゃないか。

1試合目のパナソニック-JFE東日本の8回の攻防から観戦。

バックネット真裏中段に陣取る。

おおっ、TVで観る以上に応援が気合い入っている!両チームとも応援席のお客さんの数がハンパない。

こりゃ~、スゴい。素直に大興奮。

ついでにお約束のチアにも大興奮。

う~ん、やっぱり大学野球のチアより大人の女子の魅力はたまらない。

ちなみに、この試合は1-0の投手戦でパナソニック勝利。先発・藤井投手が完封で締めた。

2試合目 NTT東日本-JR九州

1試合目と2試合目のインターバルが1時間30分もあるの知らなかった…。

暇だった。本でも持ってくるべきだった。六大学野球の間隔だと1試合目~2試合目の移行時間って30~40分のはずだが、社会人野球は時間をかけて練習することを知る。東京ドームは狭いから、後の試合のチームがアップする場所ないからね。

仕方ないので、1階コンコース三塁側の売店の本を立ち読みして暇を潰す。

14:30 2試合目プレーボール。

NTT東日本の先発は高木伴ではなく、今春より桐蔭横浜大から加入した横山弘樹投手。右のスリークオーター気味に投げる投手だったが、あれよあれよと9回迄投げ完封。6-0でNTT東日本が勝利した。

横山投手は世間的にノーマークのはず。

先入観なしで観たが、制球が良くフォークとチェンジアップが冴えていた。

ストレートは140キロ前半だが、空振りを取れるほどキレがある。良いピッチャーだった。このまま行けば、来年のドラフト候補に名を連ねるかも?

対するJR九州の先発は左腕・井上翔夢。

週刊ベースボールでも取り上げていた今大会注目選手の一人。…でしたが、結果は残念。両チーム0-0で迎えた6回表,JR九州はタイムリーで1点を失う。尚もツーアウト二,三塁のピンチだったが、ショートゴロでチェンジと思った瞬間悪送球!3-0となる。気落ちしたか?7回表にランナーを出したところで交代した。

不運もあり残念だったけど、良い投手。

ストレートは140キロ前後。スライダーとチェンジアップで勝負する投手なのかな?立ち上げストレートの四球を出したり制球に難があるようですが、尻上がりに制球は良くなった。ドラフト指名、あるのかな?

…またも1時間30分のインターバル。

さすがに疲れてきたので、仮眠。

空調の効いた快適な東京ドームは、グッスリ寝れる。30分は寝たと思う。

18:30 3試合目プレーボール。

JR東日本の先発は…、キター!関谷亮太!

お目当てが先発しなかったらどうしよう?とドキドキしたが出てきてくれた。

ちなみに、関谷は昨年春に一度だけ観たことがある。どんな成長しているの?

ストレートの球威が増したと思う。

球速140~145キロだが、素人目に観てもボールに迫力が出ていた。室蘭シャークス打線は空振り&打ってもドン詰まり。フォークorチェンジアップが鋭く縦に落ち三振を奪う。3回迄はパーフェクト。制球&投球リズムも良かった。

投球フォームも独特な感じ。肩と腕を後ろに下げた村田兆治さんのマサカリ投法をソフトにしたような感じ(合ってる?)から投げ下ろすので、バッターは打ち難いのかな?去年のピッチングフォームは、オーソドックスだったと思うけど…。進化を確認する。

1-0と接戦で迎えた6回表,ワンアウトからヒットを許した時点で2番手・片山投手に交代。ちょっと疲れがみえたので、仕方ないないかな?JR東日本の監督さんは、始めから継投を準備していたような思い切りの良い交代。その後、日ハム左腕・宮西のようなフォームで投げる片山投手が抑えて完封リレー。4-0でJR東日本の勝利でした。

年齢はちょっとイッてるようですが、この片山投手はいいね!

・右バッターのインコースへ抉るようなスライダー

・左バッターのアウトローへしっかり制球するスライダー。

1イニングだけなら、プロでも十分いけると思うけど…。

ジャイアンツで比較すると青木より良いような気が…。言い過ぎか?

室蘭シャークスの先発は左腕・瀬川隼郎。

こちらも良いピッチャーですよ。

状態の良さそうなJR東日本打線を相手に粘りの7回1失点。

続投した8回裏に3失点して計4失点となりましたが、ナイスピッチング。

室蘭シャークスの応援は一塁側で、7回裏,そっち方面の喫煙所に行ったら応援しにきていたお客さん達の会話を耳にした。

(瀬川が頑張った。世間にアピール出来た。良いもの観れた。)

この時点で1-0と競っているのだが、ほぼ負けを確信。どうも室蘭シャークスは左腕が苦手な模様。代わった片山に手も足も出なかったら。片山投手に3回2/3で8奪三振

って…。室蘭シャークスを熟知したお客さんは、早めに戦意喪失していた。

それにしても、都市対抗…というか大企業の応援ってスゴい。

話戻ってNTT東日本が陣取った一塁側は、チームカラーのオレンジで内野~ライト,二階席もほぼ満席。

(あれ?今日は橙魂デー?)と勘違いするほどの迫力。得点すれば神輿担いで(わっしょい!わっしょい!)。

チアが組体操みたいな演技をするのに、踏み台と支えで男子が混じっていたのがユニーク。自分もNTT東日本のチアに踏み台にされたいと思った。

また、JR東日本&九州は鉄板ネタなのか?駅員と作業着を着た男性が必死で踊るパフォーマンスを両チームとも披露していた。JR九州はチアも駅員制服を着てパフォーマンスに参加。制服好きな自分へのお・も・て・な・し

マニアックな演出を期待できるJR九州の鉄道を使って九州一周がしたくなった。

JR東日本も気がつけば三塁側~レフト,二階席まで満席。

こちらは(みどりの窓口)よろしくのグリーンがチーム(企業)カラー。

レフトには白地にグリーンで「JR」の人文字が登場。得点した時の、喜びのウェーブが不気味だった。

チア&応援団と一緒にsuicaでお馴染みのペンギンも踊っていた。可愛かったです。

そんな感じで、オールスターネタもスルーして試合終了したのが20時30分過ぎ。

だいたい8時間ほど東京ドームに滞在。

普段はジャイアンツの試合を血走った目で真剣に観戦しているので、特に一人観戦では(食べる)という行為はしないのだが、今日は始めからピクニック気分。

事前に買い込んだおやつをバリバリ食べたり、アイスやケンタッキーをガツガツ食べたり…。食べ過ぎて胃がもたれた。

まあ、こういったのんびりした観戦も、一喜一憂を繰り返すペナントレースの気分転換になり、行って良かった。

勝手に親近感を抱いている関谷が所属するJR東日本も上々のすべり出しだった。この後の生観戦は無理だと思うけど、しっかりTVでチェックしたい。

では、また!