孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【2017 ヤクルトvs巨人 第14回戦】ジャイアンツ、二桁得点が1年ぶりという事実!?亀井が大爆発!で4連勝!!!!

終わってみれば18安打の猛攻でしたが、今日は亀井が5打数5安打6打点の個人軍で勝てた試合?いや、マイコラスも頑張っていましたね…。

ジャイアンツ、二桁得点が1年ぶりという事実!?亀井が2HRを含む5打数5安打6打点の大活躍でヤクルトに10-3で勝利!通算4連勝となりました。

本日は仕事しながらj:comオンデマンドで観ていましたが、雨の影響で30分試合開始が遅れた模様。ヤフーのお天気アプリでチェックしていたのですが、今日の静岡の天気予報ならギリギリ試合出来ると思っていたので一安心。勝敗を度外視しても今日の試合は開催して欲しかった。何故ならマイコラスが投げる試合が中止でスライド登板になったら、ジャイアンツにとっては損。平日ローテの頭をきっちり投げてもらえる方が助かるはず。なので、試合を開催しただけでもOK!おまけに勝ってくれたから、なおさらOK!ということで、今日はジャイアンツにとって良いことだらけ?だったと思います。

さて、今日の勝因ですが、前述した亀井の前にマイコラスを讃えておきたい。1回裏、立ち上がりに失点が多いマイコラスの悪いクセ?いや、1点は仕方ないとして、ツーアウト一,三塁で5番・リベロの詰まったライト前ヒットを長野が勝負のスライディングキャッチに出たけど、後逸→一塁ランナーまでホームに返してしまう。慣れない地方球場、雨で濡れた芝など、長野にもエクスキューズはあると思いますが、あそこは勝負に出る守備をすべきだったのか?もう一度チームで確認して欲しい。余計な2点目を献上して嫌な感じ。

2回表の攻撃でもノーアウト一,二塁のチャンスで7番・長野でしたが、あたりは痛烈だけどサードにジャンプして捕球されるライナー。続く小林もゲッツーでヤクルト先発・原樹理の術中にハマっている?と心配しましたが、この男の1発から流れが変わった。そう、3回表に飛び出したマイコラスのレフトへ特大ソロホームラン!カウント0-3だったか?1-3だったか?あやふやですが、ストライクを取りに来たストレートをドンピシャのタイミングで振り抜いた様子。打った瞬間、バットを投げ捨てるマイコラス…痺れましたねぇ~。ナイスバッティングでした。

今日気がついたのは、マイコラスのバッティングがちょっと進化している気がした。以前はやっていなかった?打つ際に左足を軽く上げてタイミングと反動をつける動作をしていた。以前は上半身だけでバットを振っていたはずでしたが、練習している内に改善してきたのでしょうかね。元々バッティングは好きなように見えるマイコラス。打てないなら、ジエンゴしたれ~!とバッティング練習をしているのかも知れない。次回も投げるだけでなく、打つ方も期待したいです。

それから本職の投げる方ですが、8回114球を投げて6安打10奪三振2四球の2失点。初回に失点しましたが、それ以降はゼロで抑えてくれたのは素晴らしい。特に最近調子を上げてきたバレンティンをノーヒットで抑えたのは評価したい。確かマイコラスはバレには相性悪いはず。そして今のバレンティンは絶好調?ということで心配して観ていましたが、マイコラスもそれは充分理解していたのでしょう。完璧に封じてくれました。

今年は春先からローテを守り続けているマイコラスですが、全体的に球威や球速がシーズン始めより上げっている気がする。シーズン中でも継続して腕の筋肉を鍛えている成果なのでしょう。ここ最近、さらに内容が安定してきたのは、ストレートと141キロで変化するスライダーとカットボールの間みたいなボールが有効な気がしています。特に141キロの変化球はシーズン当初から投げていましたが、球速が138キロぐらいだったような?見慣れてきた4月末ぐらいには捉えられてきた気がした。ただ、そこから更にボールの質を向上させた彼の努力には頭が下がる。シーズン中でも投打に進化をみせる助っ人、頼もしいと思いました。

そして打線ですが、亀井が久々に暴れてくれました。5回表、2-2の同点から勝ち越しスリーラン!7回表、試合をほぼ決めるツーラン!9回表、ダメ押しとなる8点目のタイムリー!1人で6打点、完璧な個人軍でした。

どの打点も素晴らしかったのですが、やはり勝ち越しを決めた5回のスリーランが1番効きましたね。久々に対戦したヤクルト・原樹理ですが、左右別被打率でいうと左バッターに3割近く打たれていて、右バッターに2割前半と分が良いデータ。やはり右バッターには彼得意のシュートが効くのでしょう。右バッターが多いジャイアンツ打線にはきつい相手だったのですが、そこをデータ通り?左バッターが打ち崩してくれたのは大きかった。5回の同点打も慎之助のタイムリーだったので、左バッターが決めないと勝つのは難しい相手だった。そこをきっちり仕事してくれたから、勝つことが出来たように思います。

先日の日曜日に3回で途中交代した坂本も元気にスタメンで猛打賞!1番・陽岱鋼も猛打賞!でこの3人で計11安打。明日もこの調子でお願いしたい。それとは対照的に5タコだった2番・マギーと今日もノーヒットで途中交代した7番・長野はもっと頑張れ!特にマギーはフォークを決め球で使えるピッチャーに弱いポイントが露呈されてきた。今日もいいようにフォーク主体の配球でバットが空を切っていた。3回の攻撃も先頭・マイコラスがホームラン!1番・陽岱鋼がヒット!3番・坂本がヒット!…なのに1点しか取れなかったのは、2番・マギーがゲッツーだったから。彼の前に立つバッターが出塁してチャンスを作っても、2番・マギーにバントを命じることはない。もうそこはイケイケで打つしかないのは理解するが、もう少し相手の攻め方を頭に入れたバッティングを心掛けて欲しい。マギーだったら、ある程度フォークも見切れると思うのですが、過大評価し過ぎなのでしょうかね?追い込まれたらコンパクトに逆方向狙いとか、ありきたりな対応を期待したいです。それから6回裏にマギーが深追いし過ぎて、ライト・長野でも捕球できるフライをポロリしていましたが、アレもチームで再確認して欲しい。マギー、浅いライト方向のフライをそこまで頑張って追わなくていいよ。

今日は亀井のおかげと9回に途中交代で入った橋本や寺内のヒットも嬉しい限り。橋本は先頭バッターとしてチャンスメイク、寺内は応援歌通り?右中間を破るタイムリスリーベース!と相手にとどめを刺す貴重な一打を放った。そして、三塁まで進んだおかげで、小林のボテボテのセカンドゴロでも寺内はホームに生還。見事…いや、今のジャイアンツには奇跡?10得点の二桁得点を上げることが出来た。最後の無駄のない得点の上げ方、ゴロゴーでホームに突っ込む寺内の走塁は地味に良かった。ここで一時10-2と点差を拡げたから、シメはオム高木が投げても安心して観ていられました。大量得点で先発を出来るだけ引っ張り、勝ちパターンを休ませて勝利!連勝を重ねるには非常に良い勝ち方だったと思います。でも、二桁得点って、1年ぶりで今季初なんですよねぇ。ちょうど2016年7月31日以来だそうですが、一年越しの2日連続?って、訳分かんない。ジャイアンツ打線は遠慮せず、もっと二桁得点得点の試合、増やして下さい。

明日は神宮球場に戻っての対戦。ウチが畠、ヤクルトは同じくドラ2ルーキー・星?と思っていたら、由規じゃん!!う~ん、ちょっと分が悪いのですが、明日は何点でも良いので先制点が欲しいところ。先発する畠は今日のマイコラスをお手本に角度をつけたピッチングをして欲しい。そうすれば、2勝目も見えてくるはず?

そんな感じで、また。