孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【シーズンオフ】存在の耐えられない軽さ → 松井との対談で吹っ切れた阿部慎之助。大暴れしそうな予感…。

ここ数週間、ずっと気になっていたこと…。

オレたちのキャプテン • 阿部慎之助がトレードネタで使われ過ぎてませんか?

ネタにされた方々に対して批判はしませんが、その記事に対してのコメントに

ちょっと目を通すと…まあ、安い扱いをされている事 …。

年齢や怪我持ちを理由に何だか不当な評価をしている方もちらほら。

他球団ファンの方々が感情的になっているのも分かりますが、ジャイアンツにとって

慎之助の存在は軽くないんだぞ!!っと言いたい。

確かに日本シリーズでは

打率 .091 本0 打点1

と絶不調だったけど、衰えや怪我というより帯状疱疹というストレスなどが原因で発症する病気が相当重かったのが原因の気がします。(優勝間近に発症)

右脇腹から背中にかけて帯状疱疹ができたら、痛すぎてまともなスイング出来ないスッよ。

自分たちには知る良しも無いですが、何か相当な悩みがあった…はず。

冬のボーナスでないかも…。違う!これ10月頃の自分の悩みでした。

慎之助の悩み……。

推測だが、34歳(今年3月で35歳)という先が見えてきた年齢に差し掛かり、

今後の選手生活をどのように終えるか?ということを、真剣に悩んでいたのかな?

と思う。そう思ったのは、先日放送された、NYでの松井秀喜氏との対談を見たから。

この対談は、12月初旬。日シリで敗戦し傷心の慎之助。フジテレビからこの企画はかなり前から打診されていたはずだが、松井に会って聞きたいことがたくさんあったのでしょう。

どこかのインタビューで慎之助は2013年を振り返ると、

(年間通して思い通りのスイングができなかった。)とコメント。

なるほど…。2012年と比べると確かに迫力はなかったが、それでも充分凄かったけどね。

135試合 打率 .296 本塁打32 打点91 OPS.991 三振59

悪くはないですよね。(苦笑)

外国人選手を除けば、日本人トップレベルの成績。

ご存知の方も多いとは思いますが、三振数もクリーンアップを打つバッターにしては少ない。打数は529とやや少なめですが、立派です。

あっ!ソフトバンク • 内川選手の打数633に対して三振47には及ばないですけど…。

ちなみに、調べていたら阪神 • 新井兄も打数548に対して三振60。意外に三振してない。

……話が逸れました。

対談で印象的だったのは、慎之助はヤクルト • 宮本選手や広島 • 前田選手が引退する姿を見て自分にも遠くない引退する時期を考えたらしい。(オレもあと良くて4〜5年かな)なんて考える慎之助。

うっ!慎之助のいないジャイアンツ…。想像できない。

その話しに対して松井が言ったコメントが…しびれた。

ジャイアンツのために出来るだけ長くプレーして欲しい。

自分は巨人から逃げちゃったけど。(苦笑)

アイツまだやってるんだ!って言われるぐらい続ければいいじゃん!

慎之助、爆笑!!

でも、何か吹っ切れた感じの笑顔。

それから松井にジャイアンツの4番に関する質問した時に二人とも共通して言ってたのは、巨人の4番は、感情をむやみに表に出しては行けないということ。

打てなくて悔しい時、ヘルメット投げたりベンチで物に当たることも我慢する。

常に見られているのがジャイアンツの4番。だから、下手な態度はできない…。

松井は本当にそうでしたね。悪くいうと淡々としてた。でも、本当は感情を抑えていたらしい。

慎之助は…、去年は意識して抑えていたようですが、松井と比べると…態度に出ていたな。(苦笑)

まあ、チームを背負ってもらっているのは有難いが、感情まで抑えてプレーするのは、慎之助には向いてないのかな?だから帯状疱疹になったのかも…。(笑)

ヤンキー • スタジアムで目をキラキラさせてた慎之助。

松井が最後トレーニングしてたマンハッタンのバッティングセンターで、松井とバッティング練習する慎之助。

ズムサタで見せる笑顔とは違う、心底楽しそうな笑顔。最近見てない表情だな。

で、番組の最後の締めでは、(今後はシンプルに考える)と辞めるときは(まっ、いいか!)ぐらいで辞めると笑顔で話して終了。…相当スッキリした顔でした。

それからの慎之助の発言はと言うと、(代打になってしがみついてもやりたい)とか

(1年でも長く)と現役生活に執着する発言を連呼。松井の言葉が響いたんでしょう。

多分、12月もしっかりトレーニングしてたのでしょうね。

恒例のグアム自主トレに出発する慎之助の姿は、シーズン中より体がしまった印象。

今まで積極的にやらなかったマシーンを使った筋トレも取り入れるらしい。

現役生活を少しでも長く続けるための決断…。嬉しいですね。

今までは選手の自主性を重んじてアドバイスを控えてたらしいが、それも方向転換。

グアムでは宮國、小山、笠原の若手先発候補に(キャッチボールの内容をもっと考えろ!)と喝を入れる。今年はビシバシ気がついたことは言いそうな予感。いいんじゃないですか。

迷いを振り切り、新たなシーズンに挑む阿部慎之助。(怪我持ち)とか(日シリ、駄目だったじゃん)とか思っている方々。

今年の慎之助は、大きな怪我がない限り日シリみたいな醜態は晒さないはず。

キャンプでは再び松井秀喜とも再会予定。

紅白戦も出ちゃうぞ!と張り切ってグアムで自主トレ中。

まだまだジャイアンツにとっては存在感たっぷりの阿部慎之助

今年も自分たちジャイアンツファンを絶叫させてくれることを期待したい。