孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【シーズンオフ】新ポスティングシステムはもっと議論されてもいいのでは?

じぇ、じぇじぇじぇ!!

あっ!すみません。あまちゃん祭りの見過ぎで調子にのってまた書きました。(苦笑)

さて、今年最後の更新は、気になっていたけど静観していた新ポスティングシステムについて。

自分、ジャイアンツファンなので今月はもっぱら(人的補償)やら(プロテクトリスト)やらネタにしていましたが、ポスティングに関する一連の騒動は、非常に気にしていました。

一部では、今季メジャー入りを希望している田中将大のためのシステム...なんて言葉も耳にしましたが、最終的にまとまった新ポスティングシステムの内容は、楽天のみならず来年メジャー入りを希望する広島・前田健太にも波及する驚愕の内容!

(移籍金)

旧:入札した最高落札額

新:上限2000万ドル(約20億円)

(移籍できるチーム)

旧:最高額で落札した1チーム

新:入札したチーム全てと交渉可能

この新システムは3年間は有効。その後、更新されて行く...らしい。

まず、今回の新制度で一番割に合わないのは球団。譲渡金の制限2000万ドルって低すぎ!と思ったけど、過去にポスティングを申請して入札が上限金額を越えた選手は...

ダルビッシュ有 5170万ドル(約40億円)

松坂大輔 5111万ドル(約60億円)

井川慶 2600万ドル(約30億円)

だけらしい。

だからMLB側の目安としては、

(2000万ドルデ、OKボクジョウ!)

ガッツ石松ばりに決めてきたようですが、明らかに舐めてるよな~。(苦笑)

少なくとも今回メジャー行きを表明した田中と来季メジャーに行きたい!と言い出した前田は2000万ドルなんて軽く越えるはず。

まあ、今回の新システムで一番可哀想な思いをしたのが楽天イーグルですね。

一時は譲渡金だけで1億ドル(100億円)とも噂もあった田中の落札金額。それが...マックス20億円位って...。(泣)

球団側もこの新システムのために、

一旦容認した態度を一時保留。結局はOK!の清々しい結論を出したのですが...苦渋の決断でしょうね。

正直、楽天も田中が抜けるとチーム力も落ちるし、営業面(集客・グッズ販売・CM料etc...)でもマイナスを喰らう。出来れば出したくないのは前提だと思うが、本人がメジャー行きたい!言い出したら...無視する訳にも行かない。でも、高額な譲渡金が球団に入るなら...まっ!いいか!と多少は思えただろうに...ねえ~。

これでメジャー行きを不可にして来年に持ち越しても譲渡金は上限2000万ドル。再来年になれば田中が海外FA権取得で譲渡金はナシ...。

また、一番マズイのは世論な訳で、(田中のメジャー行きを阻む)悪いイメージになった場合は、企業イメージにも傷が付く!かもしれない。そう考えたら、楽天は容認せざるおえないでしょうね。

自分は、この新システムになった時点で今年の田中のメジャー行きはないと思ったのですが、良く考えれば楽天も引くに引けない状況に追い込まれたのでしょう。英断という方もいましたが、楽天にとっては苦渋の決断というのが本当なのだと思うけど。

一部では譲渡金をつり上げるのは、卑しい行為という見方もあり、2000万ドルの上限は妥当の見方もありますが、自分は

ウソでしょ!?と言いたい。

だってさ~、ビジネスなんだから良いものを高く売るなんて当たり前じゃないですか?メジャー球団の都合で譲渡金の制限を設けましょう!そしたら資金力の乏しいチームも入札に参加できる!って向こうの都合だけの話じゃないですか?

出来れば早々に譲渡金の上限の撤廃or上限をせめて5000万ドルまで上げて欲しいですね。広島ファンの皆さんも、来年もし前田がポスティングでメジャー行きを目指したら2000万ドルしか球団はゲット出来ない。これは球団にとって損だと思うだが、どうも球団本部長のコメントでは(20億円は球団としては大きな額)と寛容な姿勢らしい。田中より一年メジャー行きが遅くなるにせよ26歳ぐらいなら最低でも過去の事例で行くと井川の2600万ドルの値はつくだろう。何か欲がないな~と思う。

まあ、そんな感じで一番何が言いたいか?というと、NPBの球団に入る譲渡金の金額が低い上限で設定されたことについて

反対!ということです。そして、入ってくるお金で存分にチームを強化すればいいのです。何も間違ったことはないです。

ちなみに、今問題になっているのは、選手が契約した年俸の一部を所属した球団に寄付などで譲渡する行為...だそうです。

しっかり、今回の新ポスティングには明記されてるようで、違反すると契約は無効らしい。MLBは...したたかですね。(苦笑)

今回の新ポスティングシステムは(移籍金付きの海外FA権)とも言われています。

だって、選手は相手チーム選べる訳だから、FAと大差ないですよね。球団は今後メジャー行きでごね出した選手は、FA権取得されて移籍されるなら、譲渡金(移籍金)が入ってくる新ポスティングシステムを選ぶかも?

まあ、そんな感じで今後3年間は選手のメジャー行きがより身近になりました。

田中はどこのチームに移籍するのか?

どんな契約内容で着地するのか?

そして、来年田中に続く選手は本当に出てくるのか?

要注目です。

では、また来年!