孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【阪神vs巨人 第14回戦】ミスを救う勝負強さ!ジャイアンツ、二人の気迫が勝ちを呼んだ!?価値ある勝利で5割復帰!!

まぁ~た、ウソついちゃましたね。

前回更新の最後で(ジャイアンツの前半戦を振り返る)とか書きましたが…スルー。う~ん、途中まで書いたのですが、内容がイマイチ。それに、自分自身も気がのらなかった。無理矢理書いても仕方ないので、オールスター休みは自分もしっかり休養。もしもアテにしていた方がいたら申し訳ありませんでした。

そんな感じで、しっかり休んでTV観戦に臨んだ今日の試合。ジャイアンツは都市対抗野球で本拠地が使えず長期ロード。後半戦の初戦は甲子園でスタート!…でしたが、渋い試合だったなぁ。

ジャイアンツ、山本のプロ初打点となる同点打&慎之助の勝ち越しタイムリーで2-1で勝利!細かいミスも出た嫌~な流れの試合を僅差で勝利!ついに、勝率を5割に戻しました。

いや~、今日も茶の間でいつものように座る場所のポジションチェンジを繰り返して観ていましたが、動き回った甲斐があったなぁ~。9回裏ツーアウト、澤村が原口をレフトフライに打ち取った直後に激しくガッツポーズ!休み中は日米大学野球都市対抗野球の試合をかなり観ましたが、ここまで興奮するのはジャイアンツの公式戦のみ。最高の連休最終日~からの後半戦スタートの試合となりました。

さて、タイトルは(二人のバッター)に焦点をあてましたが、1番の勝因はマイコラスの好投だと思います。7回を投げて95球、6安打6奪三振1失点のナイスピッチング。復帰後、1番良い内容だった。ただ、勝ちがつかなったのが…ね。非常に残念でしたが、次回の登板に期待が持てそうなレベルになったかも?

ジャイアンツ後半戦の巻き返しに必要な戦力…と思っていたマイコラスでしたが、ここ3戦は去年最強だった面影なし。前回登板は3回で降板しちゃってね。書きませんでしたが、この前の東京ドームでの試合前、入場する前にローレン夫人に遭遇。一般客に混じってドーム周辺を歩いていました。気がついたファンの方々へ気さくに撮影に応じていたなぁ。非常に好感が持てた。そんなファンサービスという努力をしている夫人に対して、旦那はあの体たらく。無様な姿をみせてマイルズも猛省したのでしょう。前回とは見違える内容だった。

今日は全ての球種でリリースポイントが安定していたはず。ストレートにも球威が戻り、きっちりコーナーに投げ分けていた。1つ難を言えば、5回ぐらいからボールが高めに集まった点でしょうが、何とか球威でカバーしたかな。阪神さんも事前情報で(今年のマイコラスはたいしたコト、ないで~)と思っていたでしょう。こちらとしては、いい意味で期待を裏切ってくれた。

唯一、失点した4回裏も、ツーアウト二塁で原口が高々と打ち上げたレフトフライを…ね。ギャレットが落下地点で目測を誤ってキャッチできずの失点。マイコに非はなし!ギャレット、しっかりしろ!…と言いたいけど、風で打球が流された様子。う~ん、ミスでもあり、ツキもなかったのかなぁ。阪神先発・メッセンジャーは今日も調子が良さそう。この1点が勝負を分けることがあるようだったら、嫌~な負け方になったはず。あっ、2回裏には高山にあわや先制タイムリー!場面もあったけど、ここはセンター・橋本の好返球で阻止。バックに助けられた場面もありましたね。集中力を切らさず、この回の1失点に抑えたことに感謝。来週の登板では、ぜひ今季初勝利!で無敗記録を伸ばしてくれ!!

一方、打線ですが、まぁ、メッセンジャー相手だとあんなものか…。ただ、気になったのは、打順が2回りする5回まで、各打者が高めのボール球に手を出していたこと。メッセンジャーの球威があるストレートは狙ったコースに来ないと簡単に痛打はできない。考えなしに振っていた場面が多かったので、これは要反省でしょうね。

それでも6回表、同点のチャンスを演出した小林のスリーベースアウトコース高めだったなぁ。バットが出やすいコースだったので、アレは打っても正解!?かな。センター・江越の無茶なダイブにも助けられた。

ただ…ね。ピッチャーの三振は仕方ないのですが、1番・橋本のチャンスで2打席連続三振はいただけない。守備ではいいとこ見せたのに…。3回表、ツーアウト三塁で三振した反省を活かせていなかった点にガックシ。これは、ミスでしょ?前進守備とはいえ、バットにあてて内野に転がせば、何かが起きる可能性もある。それが出来ないなんて…。橋本はメッセンジャーに全く歯が立たないのが歯痒かった。

ただ、ツーアウト三塁でチャンスは残った。ここで2番・山本でしたが、この人もその前の2打席では、メッセの球威に押されていた。ここは期待薄?でも、ここで点取れないと、勝つ見込みが消えるよ!と思っていたら、しぶとく一塁へ内野安打。プロ初打点が貴重な同点打!に大興奮。ほら、バットにあてたら何か起きたよ!ここは山本が先輩・橋本のミスをカバーした印象。阪神としては(ゴメス、しっかりアウトにしろ!)でしょうけどね。

自分はCS・テレ朝チャンネルで観ていましたが、解説・佐野さんも(う~ん、惜しい配球)という通り、相手バッテリーにも助けられた感じ。山本はインコースに弱点がある。しかし、ツーストライクにあっさり追い込んでから以降、全球アウトコース中心の攻め。佐野さんは(高めのつり球)と言ってましたが、1球でもインコースに来ていたら…。あの結果になったかは?

でも、それを差し引いても、山本の粘り強さも良かった。得意のアウトコースへの変化球を必死にバットにあてた感じ。それがいいコースに飛んだから、ゴメスのミスを誘発したはず。気迫のヘッスラも良かったね。初打点だけに勝負強いまでは言い過ぎかもしれない。ただ、山本には今のジャイアンツ若手~中堅野手にないものがある。何が何でも打席で食らいつく気迫というか必死さ。球場でも、画面を通しても、そう感じます。この姿勢が、これから伸びていくにつれて、勝負強さを発揮しそうな予感がする。全ての打席で、その姿勢が結果を生む訳でもないですが、観ているファンを熱くさせる姿には好感が持てる。泥臭い初打点だったけど、アレも彼の持ち味。阪神の若手・江越や高山も躍動していたけど、こっちは山本がみせてくれた。初ヒット同様、ま~た山本のLINEにお祝いメッセージがたくさん届きそう。ズムサタで(100人ぐらいから来た)と言ってましたが、イマドキのSNSは時に面倒だなぁ…と思いました。現代っ子も、大変ですね。

9回表、1点を勝ち越した場面も、始まりは山本のヒット。代走・尚広をすかさず投入して坂本でしたが、(アカン、ゲッツーや!)と思ったショートゴロがオールセーフ!?あっ…、最近阪神ファンが(ゲッツー取れない)と言ってる意味を察した場面。こちらに取っては、守護神・ドリスから得た最大のチャンス到来!もらった~!…はずでしたけどね。

ノーアウト一,二塁で4番・長野に送りバントの指示でしたが、長野はバント下手だなぁ。2-0とボール先行になって次のボールを見逃している時点でダメでしょう。全く意味不明だった。その後、フルカウントになった時点で尚広が飛び出しましたが、あれは走るサインが出ていたはず。最悪、三振でも二塁ランナーを三塁に進める思い切った策だったような?そんなギャンブル性の高い策を取らせた長野が悪いと思います。尚広が飛び出して、ランダウンプレーとなり、一塁ランナー・坂本がアウト。長野もピッチャーゴロで進塁させることができず、ツーアウト二塁。ここでチャンスを潰したら、絶対負ける~!と思っていたら、5番・慎之助が初球を打って、三遊間を上手~く抜けるコロコロタイムリーで勝ち越し!長野のミスをカバーしてくれた。

ここは、慎之助の技と勝負強さだけで勝ち越せましたね。おそらく、阪神にも慎之助を歩かせる策はあったはず。ただ、際どいコースを攻めて、それでボールが先行したら歩かせる策だったかな?ここで、早いカウント…それも初球をあそこに転がす技術はさすが。アウトコースから攻めてくる読みもあったのでしょう。お世辞にもクリーンヒットとは言えませんが、あそこは逆にあの弱いあたりが功を奏した。レフトも前進守備ではなかったので、弱いあたりのヒットでも二塁ランナーは悠々セーフ。尚広でなくても余裕でセーフでしょう。これも山本同様、慎之助の(何とかしよう)とボールに食らいつく姿勢が生んだヒットとも言える。ただ、慎之助の場合、気迫+読み+技と色々なモノが積み重なったタイムリーだったはず。山本も、早くこの(ホンモノの勝負強さ)が身につくといいなぁ。あっ、その前に、チャンスで送りバントさせられる長野が学ぶべきでしょうけどね。この二人が勝負どころで発揮した強さが、ギリギリ勝利できた要因…という方が、試合感としては収まりが良いのかな?そう思って、ここに重きをおきました。

8回裏から継投に入り、マシソンが3人で抑えたため、チームトップの7勝目をゲット!澤村は24セーブでおめでとう!…でしたが、マシソン勝ち過ぎだろ?このまま、二桁勝利、ありそうやなぁ。本当なら、7回表、ワンアウト一,三塁で勝ち越していれば、マイコラスに勝ちがついたかも?と思うと、非常に悔やまれる。先発が好投した試合は、先発に勝ちがつくのが理想的なので…ね。しかし、この場面でアナウンサーが(ここでチャンスに強い村田が打席へ)とか言ってましたが、後から(ヤベ、言い過ぎた!)と思い、必死に訂正。あぁ、確かに言い過ぎだよ、アナウンサー。案の定、ファールフライ…って。明日は頼むよ、村田さん。ギャレットも、チャンスで弱いよなぁ。

まぁ、お互い細かいミスがいくつかありましたが、最後でそれを帳消しにできる選手がウチにいた…というだけで勝てた試合。褒められた内容ではありませんが、勝てた結果を良し!とするしかないでしょう。ビジターの試合だったしね。そう簡単には勝てません。だけど、甲子園では不思議と勝てる。これで今季4勝1分…って、奇跡に近い。この奇跡、継続できるか否かに、奇跡の追い上げの命運がかかっているかも?そう自分は思ってしまった試合でもありました。でも、広島も負けないね。この試合終了後、広島vs中日にチャンネル変えたら、新井さんのサヨナラホームランの直後だった。関東地方も梅雨明けも近そうですが、凍りついた瞬間でした。

明日はジャイアンツ・内海-阪神・能見の予告先発。今季初対戦の能見さんをどう攻略するのか?しっかり対策を立てて臨んで下さい。内海の好投にも期待!!

では、また。