孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

急展開!【高橋由伸】へ監督要請!?~実現すれば巨人軍を襲う2つのデメリットとは?

昨日、正式に原監督の退任が決定。

今日は原監督についての思い出を振り返ろうと思いましたが、何やらジャイアンツに動きがあった様子…。

出た!高橋由伸に監督就任要請!?

久保球団社長が正式に要請したようですが、あ~あ、何で由伸なの?

原野球を継承できる点と新しい風を吹き込める点で絞ったら…ヨシノブ?

まぁ、確かにそうかもしれませんが、突然過ぎでしょ?由伸本人も最初の話とあり、驚いた様子。10/17のCS敗退後から、来季の選手としての準備を考え始めた矢先だったらしいので…。

前回の更新でも書きましたが、由伸の監督就任は反対!です。

だって、今年40歳の由伸はまだまだ選手としてやれそうだったので…。

選手兼任監督とかやったら、監督業に時間をとられて絶対成績は落ちるはず。

由伸の(代打、オレ)とかちょっと観たい気もするが、監督なんてそんな甘いものではない。…と思っていたら、やっぱり球団も本人も(選手兼任監督はあり得ない)との見解。

えっ?ということは、監督要請を受けたら、由伸は自動的に引退やなか~い!?

それって…、今の球団的にもファンにとってもマズいのではないでしょうか?

思い浮かんだ2つのデメリットを書いてみます。

まず、球団的な話ですが、今年と比較すると、由伸が選手としていなくなると来季は戦力ダウン。今季の成績は、

打率.278 21打点 5HR 代打率.395(代打安打は15安打)

これ、全盛期の由伸と比較すると物足りないのですが、今季のサブ&代打での役割だと中々凄い数字。自分が注目すべきは打点なのですが、今年の貧打巨人打線で21打点を上げた由伸の存在は軽視できない。調べたら、チーム8位の成績。数字が近い選手で比べてみると、

4位 村田 370打席で39打点

5位 亀井 432打席で35打点

8位の由伸ですが、158打席で21打点…だから、単純に考えても効率良く打点を上げている。まぁ、スタメン起用の多い選手と比較するのも何ですが、今年の貴重な得点源を来季は失っていいの?

来年のことは分からないから、これを下回る数字だった大いにあり得ますが、そこまで衰えを今年の由伸には感じなかった。むしろ、代打という役割でいえば、去年より熟れて味を出してきた。数字にだって表れていますよね。戦力として見た由伸不在は大きいのでは?

そしてもう一つはジャイアンツを愛するファンにとって、由伸を監督に専任させちゃっていいの?という点。

去年からで良かったかな?主に代打がメインとなった由伸が打席に登場すると、東京ドームのジャイアンツファンはドームが突き破れそうな感じの大歓声。

オジさま達は由伸が活躍することに期待し、幅広い年齢層の女性ファンからは(キャ~!私も一緒にプレイしたい!)…と思っているかは定かではないですが、凄まじい声援。20~30代の男性ジャイアンツファンも(カッコいい!)と痺れてましたね。

自分がここ数年、現地観戦に行ってよく聞いたジャイアンツファンの声は、

(ヨシノブ観れて良かったネ!)

これが一番多かったと思います。

しかもこれに限っては試合の勝ち負け関係なしの感想。勝利した試合でもヨシ!負けた試合でもヨシ!

選手としての由伸を試合で観れたことで、来場したジャイアンツファンは満足感を覚える。あっ、全ての方に当てはまる訳ではないですよ。自分が見聞きしたテキトーな統計の話ですが、大外れはしていないと思うけどなぁ。

球団は強引に由伸に監督要請することで、(戦力としての由伸)と(ファンを満足させるスター・由伸)を失うことになりますが、果てして(今)それを断行するのが得策なのか?もう一度、考え直すことはできないものでしょうか?

どう考えても、丸く収まるのは由伸に選手兼任コーチを後2年ぐらい。

その間は原野球を良く知る川相ヘッドあたりを監督に据えて、リミットを決めて由伸監督へ移行の方が良いとおもうけどなぁ。興行的にも、残り僅かを匂わせた由伸で数字が取れると思うけど…。

良くわからないお店でず~と閉店セールやっているところがありますが、案外アレで集客できるらしいことを考えると、自分が言ってることも強ちハズレていないと思うのですが…。

今日初めて、公の場で由伸に監督就任要請をした読売巨人軍。江川さんは構想外とも断言。外堀を埋め、世論は高橋由伸が監督就任へ一直線。

ただ、もう一度考え直して欲しい。

球団の偉いさんが思っているより、監督になる選手のキャラってそんなに重要ではないはず。ファンが望むのは、強いジャイアンツが観たい!ただ、それだけだと思いまいが…。

とにかく、急展開した読売巨人軍の次期監督問題。しばらく目が離せないですね。

では、また。