孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【2018オープン戦】ジャイアンツ、まさかのタカに3連勝!打線に見えた勝利の方程式とは!?

お題「花粉」

 

ここ何年かで、今時期が一年で一番嫌いな時期になってしまいました。そう、自分はスギ花粉アレルギー体質なんです。しかも年々酷くなっている様子。先日、血液検査をする際に、せっかくだからアレルギー反応も検査しましょう!と内科の先生にお願いしたら、散々な内容。ハウスダストやダニのフンや死骸にもそこそこアレルギー反応しているようですが、スギ花粉に対する反応値が...想像より高かった。先生曰く(あなたのレベルは6段階のうち4ですね。スギ花粉が飛散し始める2月中にジャブを打たれて、3月に入ると悪化するタイプです。)とシレッと分析されてしまう。まさにその通りで、3月も半ばの今日この頃、薬飲んでいても目がかゆいし鼻水も出るし、生きた心地がしましぇ〜ん!...が、しかし!?こんな瀕死の自分がちょっと元気になる朗報があるんだよなぁ〜。

 

ジャイアンツ、オープン戦とはいえ王者・ソフトバンクホークスに3連勝!しかもビジターだよ!やれば出来るじゃん!簡単ながら、1~3戦の心に刺さったニュースを挙げさせていただきます。

 

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まずは3/13の1戦目。3-7で迎えた8回表、吉川大幾と岡本の連続ツーベースで1点を返すと、辻の死球と大城のヒットでノーアウト満塁のチャンス。ここでこの日9番でスタメン出場だった田中俊太がソフトバンク期待の育成・野澤からライトへ逆転満塁ホームラン!で8-7で勝利!田中俊太はこの日猛打賞の活躍!ドラフトからキャンプ序盤まで自分がポジっていた選手だけに、目立つ結果を出してくれて嬉しい限り。オープン戦に入ったあたりから都市対抗野球で打ちまくっていた姿と比較すると疲労かな?バットの振りが鈍く感じていたのですが、この試合はそのアマチュア時代の良かった彼のバッティングが出たなと一安心。田中俊太はしっかりバットが触れる状態であれば、そこそこ長打力がある選手。今年レギュラー獲るかどうかは?ですが、ルーキーイヤーから必ず一軍の戦力になり得ると確信。シーズンのどこかで、彼ならきっとお立ち台級の仕事を何度かやってくれると思います。それ以外にも8,9回をイニング跨ぎで締めた桜井もいい仕事しましたね。6回に登板した育成・高木京介も何とかゼロ封で支配下登録が見えてきたかも?です。

 

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3/14の試合はゲレーロが2本と岡本が1本で計4点。8回には中井があわやホームランは言い過ぎ?センターフェン直の2点タイムリーツーベース!で6-5で勝利。注目は岡本和真で、オープン戦自己新の3号を放ちましたが、これ全部左投手ですね。数値を出していないで書くもの微妙なのですが、左ピッチャーに対しては分が良い特徴が出てきた様子。この調子だと今季は慎之助と一塁併用で使いたいと首脳陣も考えてくれそう。また、一塁の守備力も今年はかなりマシになってきた感じ。三塁も観ていてハラハラするけど、前よりは普通に守れるようになってきた。川相二軍監督のコメントをどっかで見ましたが(以前より守備が上達したから打つ方でも考える余裕が出てきた)らしいです。今日を含めてオープン戦11試合を消化してノーヒットが1試合というもの成長の証?3戦目も最後の最後でモイネロから良いヒット打っていましたね。このままオープン戦終了まで結果を出し続けて、今年こそ実力で開幕一軍の座を勝ち取って欲しいです。去年はちょっと期待値込みだったので...ね。それ以外でも山口俊が少し本気を出してきたソフトバンク相手に6回2失点と好投。課題としては、カミネロ3失点でしたが、アレは内野陣が若すぎて打たれてもカミネロ放置していたので、ちょっと可哀想。まぁ、全部が良すぎるより不安材料もあった方が良いと思いました。

 

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そして3/15の試合ですが、ゲレーロと長野の1発を含む4-2で勝利!それにしても、ゲレーロヤフオクドームに強いのでしょうか?2試合で3発って、スゴ過ぎ。ボールが見えやすいとか個人的な理由があるのでしょうかね。今後の課題としては、対左ピッチャーだと思います。左ピッチャーが投げ込んでくるインハイのストレートをビュンビュン振っちまう悪癖はあんまり治っていないようなので...。彼のアッパースイングだとアソコあたらないですよね。振らずに見極めることが出来ればボール判定も結構ありそうなので、そこガマン出来るようになると面白いんですけどね。まぁ、でも彼の加入でジャイアンツ打線が忘れかけていた一発攻勢が蘇ってくることに期待。昨日も今日もソフトバンクの先発バンデンハーグと中田、めちゃめちゃ内容良かったです。どうやって打ち崩すの?と思うぐらい、ストレートの球威はあるし変化球のキレはあるし...。そんな(打てなさそう)な空気の中、一発という飛び道具で劣勢を挽回する野球...というのは、ちょっと前の勝つことが出来るジャイアンツの戦術だったはず。いわば打線の(勝利の方程式)だったような?気がします。ホームランを量産出来るのは、おそらくゲレーロだけだと思いますが、彼のホームランが呼び水となり、他の選手も多く打てるようになると願っています。なんだか前回更新した阪神戦の内容と近いものがありますが、打線はホームランを交えながら効率的に得点を重ね、投手陣は今日のエース・菅野を中心に最少失点に抑えて競り勝つ!というのが、すごくばっくりしていますが3年目となる由伸監督が思い描く(勝利の方程式)というか、(勝利することが出来る確率が上がる試合展開)なのかなぁと思っています。まぁ、でも、どこの監督さんだって、最終的にはこの考えに行き着くのでしょうけどね。8,9回をパーフェクトで締めた澤村のピッチングも良かったですね。

 

それにしても、ジャイアンツは勝つには勝ったけど昨年から引き続いている課題も見えました。1番気になったのは、バンデンハークや中田のようなパワーピッチングされると、全体的に打線が打ち返せずシレッとしてしまう点。ゲレーロ加入で彼のパワーで打ち破る可能性もなきにしもあらずだが、いつも打てるとは限らない。まだオープン戦なので打てないことをどうこう言いすぎるのもアレですが、球威に押されて詰まった打球や空振りが多いのが気になった。昨年広島に凄い負け越したのは、薮田や岡田といったパワーピッチャーに力負けしたことが一因としてあると思います。そんな訳でいくらオープン戦とはいえ、この手のタイプの投手が出てきても怯まない打線に仕上げて行って欲しいです。それから、ソフトバンク打線と比較しても、攻撃面で仕掛けるケースが少ないような?まぁ、相手がソフトバンクなので仕掛ける隙がないとも言えますが、足や小技で揺さぶってくる相手打線を見ていると(なんで打ちはやらへんのやろ?)と思って観ていたのでね。そう考えると、細かい面で見れば王者との差は色々あるなぁと気がついた3試合でした。外野の守備力や甲斐の強肩とか、ソフトバンクは地味なところで恐ろしいプレッシャーかけているな...と痛感した次第です。さすが日本一のチームは違いますね。

 

2週間の遠征を終え、土曜日からは関東に戻ってくるジャイアンツ。オープン戦でもソフトバンクにビジターで3連勝出来た!という結果は自信にしつつ、あと2週間後に迫った開幕に向けて、しっかり調整して欲しいものです。

 

そんな感じで、また。