孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【2017 巨人vs阪神 第18回戦】2位はそんなに甘くない!?ジャイアンツ、育成には痛みが伴う?若手バッテリーが痛恨のミスで敗戦!

昨日の勝利は実に気分が良かった。

その気分の良さに乗じて、今日は東京ドームへ向かう前にオレは以前から気になっていた飯田橋・神楽坂方面にある甘味処「紀の善」へ立ち寄ってみる。ここのウリは和スイーツと呼ぶべき(抹茶ババロア)が有名なお店。何を隠そう管理人は大の抹茶スイーツ大好きおっさん。特に抹茶アイス、抹茶パフェ、そして抹茶ババロアには目がない。実は隠れスイーツ男子…ではなく、スイーツおっさんなのかも知れない。

16:30ぐらいに店に着くと、そこは幅広い年齢層の女子だらけ。ときどき男子はカップルor家族連れのお子さんぐらい。9割は越えるであろう、女子に混じって1人店内の喫茶スペースに入る列に並ぶのは気が引ける。そしてざっと見た感じでは30分以上待たなければならないと判断。え~、どうしよう?と少し迷ったが、テイクアウトでも抹茶ババロアは買う事が出来る。並ぶことにこだわると試合開始に間に合わないと判断→一人分をテイクアウトし、一目散に東京ドームへ向かう。そう、東京ドーム内で食べれば良いのである。

17:00には東京ドーム内にチェックイン。皆さんが立ち食いするのに使用する通路に置いているテーブル台に陣取り、抹茶ババロアを食してみたが、こしあんと生クリームの甘さと抹茶の苦味が効いたババロアのハーモニーが絶妙ではないか!こんな上手い抹茶ババロアが都内で喰えるとは…。しかも、喫茶室の大行列に並ばなくても、テイクアウトの小行列に並んだだけで買えるなんて…。この和スイーツの絶妙な甘さと初めて行った店なのに、入念に事前情報を収集して、店内飲食を諦めて即座にテイクアウトに切り替えたオレの判断の良さ。全てが良い方向にしか向かっていない!?阪神さんには申し訳ないが、コレは今日の試合もいただき?と思いましたが、や~っぱり甘くないなぁと痛感する試合となってしまいました。

ジャイアンツ、2位・阪神はそんなに甘くない!?エース・菅野が体調不良で先発回避!急遽プロ初先発した谷岡と2年目キャッチャー・宇佐見のバッテリーでは通用せず!2回の5失点が効いて4-8で敗戦。若手を育成するには痛みが伴うので仕方ない敗戦となりました。

う~ん、今日の試合開始前には阿部慎之助2000本安打達成で名球会ブレザー授与式があるということで早めにドームへチェックインしたという理由もあったのですが、そのめでたい日を勝利で祝うことが叶わず。残念な結果となりましたが、急に(8/26先発だから)と告げられた谷岡竜平、スゴい緊張していたようですね。ジャイアンツ公式ツイッターで配信されていた今日の練習風景の映像でも同学年の田口とちょい先輩の中川が(スゴい緊張しているようです)と言っていましたが、その通りだった模様。スタメン発表時ぐらいに本日の座席一塁側B席ややライトポール寄りの最前列に行ってみたら、谷岡が緊張を解すように黙々とキャッチボールをしていましたが、その努力は報われず。結果は3回を投げて6安打4奪三振3四球の5失点。昨日ブログに書いた谷岡に期待する内容は4回2失点だっただけに残念。急遽プロ初先発とはいえ、コレでは試合を苦しくしてしまう。自分が勝手に思った!?何が痛恨のミスだったのでしょうか?

ここは誰もが突っ込むであろう、2回表ツーアウト一,二塁のピンチで1番・糸井を迎えた場面。その前のプレーでワンアウト一,二塁だったところを9番・能見さんの送りバントを処理した谷岡が三塁へ投げて送りバント阻止!サード・村田も一塁へ機敏に送球したけど惜しくもゲッツーにはならなかったが、流れを良くするナイスプレー。ここで糸井も抑えることが出来ればひょっとして…と甘~いことを考えていたけど、1番それを考えていたのはジャイアンツの若きバッテリー・谷岡と宇佐見だったかもね。

最初の打席でストレートで追い込んでから、予定通りのフォークで空振り三振に仕留めたのは良かった。そしてこの打席では、2球続けてフォークで簡単に0-2と追い込んでしまうが、ここで甘さというか若さが出たよなぁ~。3球で勝負に行くのは、最近の自分の考えではOKとしている。ただし、完璧にウラをかくことが出来れば…という条件付ですけどね。そんな中、このバッテリーが選択したのは、インコースのフォークorスライダー?とにかく縦に変化するフォークを狙われていて、それを敢えて投げて追い込んだまでは良いのだが、なんでアッパー気味になっている糸井のスイングに合う可能性がある、縦に変化するボールをストライクゾーンに投げるのかな?糸井というバッターを甘く見過ぎとしか言いようがない。インコース膝下に投げたコースは良かったけど、綺麗にすくい上げられてライトスタンドへ吸い込まれるスリーラン。若きバッテリー、がっくしの瞬間でした。

まぁ、あそこで3球勝負でインコースに投げるなら、インハイへ渾身のストレートorボール判定でもいいもっと内に食い込む厳しいスライダーとかがベターだと自分は思いました。真っ直ぐor横の変化なら打ち損じでファウルとかポップフライとかあったかも?ここはナマで観ていた感じでは、投げ急いだとしか言いようがない。早くアウトが欲しい!という心理からの3球勝負はNG!投げ急いだ谷岡も悪いし、その余裕のなさに同調したリードをした宇佐見はもっと悪い。このやっちまった感満載のスリーランで若きバッテリーは動揺を隠せず、続く上本に四球→福留には2打席連続ヒット→ロジャースには2点タイムリーツーベースを浴びて計5失点。ロジャースの長打はデータを元に守備位置を敷いていた右中間の位置からズレているアンラッキーもあったけど、映像見直したら中途半端な真ん中寄りのボールを投げていた。これも失投ということで、あかんプレーでした。

谷岡に期待したいのは、本来なら開幕して数試合で起用していたセットアッパーのポジションだと思いますが、何か理由があって二軍で先発調整をしている様子。おそらく、ここ数年で流行っている?先発やらせて中継ぎ時にも生きる力を抜いて抑える技術を磨く一貫だと思うのですが…。力みもあり、思うような制球力も発揮出来ず散々な結果になったけど、あの糸井の打席を乗り越えていたら、違った結果になったかも?急遽一軍に呼ばれて、伝統の一戦で先発するのは非常に緊張したでしょう。ましてやエース・菅野の代役だしね。荷が重いのはこちらも知っていたので、打ち込まれたこの結果にこれ以上とやかくは言わない。ただ、これだけは言わせて欲しい。昨日のバットでの勢いを買って宇佐見の先発スタメンは一理あるし理解も出来る。先発もルーキー・谷岡で一軍キャッチャーとの相性どうこうのデータもない。ギャンブル采配?するには都合が良い条件が揃っていたのは分かる。だが、勝ちたければこんな緊急先発させるルーキーこそ、いまのところは正捕手?の小林と組ませるべきではなかったのか?相手先発も左の能見さんだし、昔ほどの球威もないから打てない確率もちょっとは上がるような?打てるキャッチャー、それも左バッターの宇佐見をすすんで使う状況だったのか?ちょいと疑問が残った。でも、負けたから結果論でこう書いているというのもあるし、宇佐見をひとり立ちしたキャッチャーにするためには、一軍である程度スタメン出場させないと成長も育成も何もないまま来シーズンになっちまう。宇佐見のスタメン試すには、昨日に続き都合が良い試合だった点を尊重して、キャッチャー育てるって大変だぜ!とジャイアンツファンはグッと我慢するしかない試合。あの5失点でそう悟った試合でした。

それでも4回に3点を奪い、一時3-5と2点差に詰め寄ったのは良かったけど、今年のジャイアンツ打線はvs能見さんをそれほど打っていない。試合前までチーム打率2割弱。勝ってはいるけど、いずれも能見さんをボコボコに打ち崩した試合ではない。そういう意味では、能見さんに5点の援護を与えて楽に投げさせた点も辛かった。勝つなら能見さんが投げている間、特に5回まで行くとスパッと継投に入られる場合も想定出来るから、4回の攻撃で一気に追いつくかないとツラい展開となる試合だった。でも、まぁ、あそこは現地でも盛り上がったし、タイムリーを放った村田と石川は頑張ったと讃えたいです。

負けた中にも収穫としては、2番手でマウンドに上がった中川がエラーで出塁を許した場面もあったけど、4,5回をノーヒットで抑えて無失点の好投。このところ、試合序盤で先発がKOされたビハインド展開でロングリリーフ登板が役割の中川ですが、失点も減ったし内容も良くなっていますね。今日は映像観ていないけど、ナマで感じた印象は変化球が効いていたような?勝ちパターンはまだまだ無理でも、負けてる試合でビシッと抑えるピッチャーというのも貴重な存在。この調子でシーズン最後まで役割を全うして欲しい。

3番手で登板した田原は6,7回を投げてくれたけど、7回の1失点はもったいなかった。6回も四球を与えて自分でピンチを作って無得点。7回は先頭・福留を三振に切るナイスピッチングをベタ褒めしていましたが、ロジャースに打たれるんだなぁ、ツーベースはいただけなかった。それから、鳥谷歩かせてツーアウト一,二塁の場面。打席には最近バットも復調気味の北條でしたが、アレ投げちゃうんだなぁ~、打たれたのは去年も北條に打たれていた緩いカーブ?みたいな真ん中付近に行っちゃう変化球ってね。キャッチャーが小林だったらキツくネチネチ書きたいところだが、宇佐見だもんなぁ。やっぱりキャッチャーってポジションは経験の差ってモロに出るね。自分も歳取って観戦経験値も増えたからそう思えるのでしょうが、宇佐見のリードは良くも悪くも驚きの連発!まぁ、自分もそう思っているし、大勢のジャイアンツファンが心配している(若手が育っていないから若手を使え!特に生え抜き!)を実践するとこういう事が起きる。これは覚悟して見守るしかないでしょう。宇佐見はバットでも良いところナシで4打数ノーヒットの3三振でしたが、自分の型を崩さずスイングする姿は立派。右隣にいた阪神ファンのお父ちゃんとちびっ子も、敵ながらその姿に拍手を送っていたぞ!バッティングは内田二軍監督と築いたスタイルを貫き通せ!そして守りは猛勉強しろ!

ちなみに、8回にさらに2失点した結果については、宇佐見云々ではなく、単にぐっさんの力が落ちてしまったため…と認めざるを得ない内容。アウトにした打球でも糸井と中谷にはヒットにされてもおかしくない芯に捉えられた打球。あぁ、ぐっさん!内海に続きあなたもか?ぐっさんに関しては、慎之助同様、第二次原政権下でリーグ優勝を何度も果たした功労者。FAで移籍してきたばかりに村田さんが、酷使されまくるぐっさんを見て(山口、壊れちゃいますよ!)と言ったとか?言わなかったとか?ついにその時が来てしまったのかも知れない。今日は9回は宮國が投げて無失点。今日も元気に無失点の中川、1失点したけどイニング跨ぎ最近多いから許す!田原、それと最後に投げた宮國はよう頑張ったけど、ぐっさんはフォローのしようがない。中継ぎ陣リーダー格の振る舞いをみせてくれるのは頼もしいが、果たして一軍に戦力としての居場所がそこにある?う~ん、最近一軍に上がったばかりですが、早くも無さそうなんですけど…ね。8回裏にマテオからヒット3本で1点奪ったことも収穫だったでしょうかね。昨日投げた勝ちパターン3人を温存出来たのも救い。切り替えて明日の試合に臨むしかない。

明日の予告先発は畠-藤浪のマッチアップ。右隣の阪神ファンの親子は畠と聞いて(誰や、それ?)と首傾げていたけど、宇佐見を気にかけているなら畠も覚えてネ。明日の試合で好投して、阪神ファンの皆様にも覚えてもらいましょう。そして藤浪くんは…どうか死球だけは勘弁してくれ~!四球はウェルカムです。

そんな感じで、また。