孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【2017 巨人vs阪神 第17回戦】巨人ファンには衝撃の金曜日!?打てるキャッチャー・宇佐見真吾の活躍で逆転勝利!!でも、エースが先発回避の緊急事態?

今日は今月最後の金曜日。…ということで、今年から政府主導で始まったプレミアムフライデーらしいのですが、世の中に浸透しているのでしょうか?15:00で仕事を終えましょう!って、のんきなこと言うよね。ウチみたいな小企業なんて、誰も覚えていないし…。だが、自称・さぼりーマンの管理人は、そんなさぼりの口実になりそうなことだけは無性に覚えている。今週は5日間しっかり働いたし、金曜日の夜だし、お国がせっせと浸透させようとしているプレミアムフライデーだし…。自分の中で3つ口実が重なったので、18:00には野球観たさに一目散に会社を出た管理人。東京ドームに着くまでは、スマホ片手にジャイアンツライブストリームで観ていたけど、緊張で手が震えっぱなしでした。

ジャイアンツ、2年目・宇佐見が大事な阪神3連戦初戦で初スタメン!流れを変える同点ホームランを放つ活躍で6-3で勝利!試合前に震えた2つの衝撃の内1つをはねのけてくれました。

いやぁ~、今日はスタメンと明日の予告先発を知った時点で膝ガクブルの衝撃を受けましたが、こちらの心配は杞憂だった?2年目キャッチャー・宇佐見慎吾がプロ初スタメン!先発が田口と言うことで、歳も近く(宇佐見が年上)オープン戦でも何度か組んだ経験があると言うことで大抜擢。ただ、ここで大きな心配が1つ。今年の田口は小林と実に息の合ったバッテリーを組んでいた。ヒロインでも(誠司さんのリードが良かった)を何度連呼したことか…。その名バッテリーを解除するリスクを犯したのはなぜ?と言うと、本日の阪神先発・青柳対策でしかないでしょう。左右被打率で左バッターが3割台、右バッターが1割台と究極の右キラー・青柳を攻略するために起用されたと思います。守りより攻撃優先のオーダーが果たして機能するのか?そこが今日のポイントだったと思います。

まず守りの方ですが、田口-宇佐見のバッテリー、そこまで悪くないけど、田口が宇佐見を信じきれていないような?そして、歳は下でも実績では数段上の田口が(自分のピッチングで勝たねばならない)と強く意識し過ぎて、序盤は肝心な場面での失投を痛打される場面が多かった。初回、福留に打たれたタイムリーは相手が凄すぎるとは言え、2回の2失点は…小林と組んでいたらあんな失点あったのか?ちょっと疑問に思うほどバタついていた。ノーアウト一塁で北條に打たれたヒットも追い込んだのにスライダーが甘く入っていたし、3点目を奪われた1番・俊介のヒットもインコースのストレートが甘く真ん中寄りに入っていた。力み&力みの悪循環なピッチング。最悪だったのは、2点目を奪われた9番・青柳に打たれたタイムリーでしょうね。

ノーアウト一,三塁のピンチを8番・梅野を三振で仕留めてワンアウト。続くバッターがピッチャーということで、一塁ランナーを送るバントを指示したはず?ですが、青柳は2球続けて失敗。これは送りバント失敗だな?と思ったら、思いがけずヒッティングに切り替えてきた阪神さん。

(青柳って、そんなにバッティング良いのかな?)

と不思議に思って中継を観ていたら、なんとアウトコースへのチェンジアップをライト方向に弾き返されてタイムリー!あぁ、何という失態であろうか?若きバッテリー、不発に終わるかも?と覚悟した瞬間でした。

この場面、何故?2人共チェンジアップを過信したのか?誰か聞いて欲しいものです。田口のチェンジアップはまだまだ未完成。良かったり、悪かったりするボールなので、リスクが伴うはず。野手相手ならストレートとスライダー待ちのスパイスとして時々効いていますが、ピッチャーにあんな鋭く落ちないチェンジアップはバットにあてやすい失投でしかない。あそこはインコースに食い込むスライダーで良かったのでは?と思いました。ウラかいたつもりが裏目に出たのでしょう。ここは猛省して欲しい場面。こんなこともあろうと予測していた管理人、緊張しっ放しで観ていたのは、一軍で初コンビを組んだ若きバッテリーに対してでした。

今日の田口は6回を投げて103球、9安打4奪三振無四球の3失点。6回は坂本のエラーで出塁を許したのはかわいそうでしたが、毎回ランナーを許す苦しいピッチング。1,2回に失点を許し(今日は遂に田口が序盤で大炎上?)と心配しましたが、3回以降は無失点。今日の調子は自分は先週よりは良かったと思います。立ち上がりから要所で力を入れて投げていたので。ただ、キャッチャーのせいにするのも?ですが、いくらオープン戦で組んでいたとはいえ、宇佐見と組んで投げるのは田口も少ししんどかったはず。特に今日は阪神打線も田口対策でチームとしてセンターから逆方向へのバッティングで崩しにかかってきた印象。スライダー狙いというのも感じましたが、若いバッテリーでその辺の狙いをすぐに判断できたのか?ちょい疑問でした。でも、そんな苦しい状況を何とか打破し、毎回ランナーを許しても低めを丁寧につくピッチングをもう一度思い出して、粘って6回3失点と試合を作ったのはお見事。3点差あったので7回まで投げさせる?と思いましたが、今日はスパッと7回から継投に入ったのもナイス判断!本人の調子はさておき、内容が悪いなりに粘りのピッチングで試合を作る田口の成長した力が自己最多11勝目を呼んだはず。こういう試合をモノに出来ると、田口も救われた感じで気分が良いでしょう。さらなる成長を期待しています。

虎キラー・田口が序盤に3失点。相手は巨人キラー・青柳ということで、主力に右バッターが多いジャイアンツ打線にはキツい展開。特に陽岱鋼と坂本のイケメンコンビは大嫌い?全くタイミングが合わない。長野に至っては鼻からダメ出しで7番・ライトは橋本がスタメン。小林も打者としては打席に立つだけで自動アウト状態なので、ここは思い切って宇佐見を試したのでしょう。田口のピッチングに不安要素を与えるリスク承知で起用した宇佐見のバッティング。どんだけ期待されている?と思いましたが、バッティングに関してはホンモノ?は言い過ぎとしても、ウチの若手の中ではかなり良いと思います。

昨日東京ドームで行われた二軍のvsヤクルト戦。ジャイアンツライブストリームで中継を観ていましたが、宇佐見のバッティングの良さを痛感する場面あり。6回裏に3点を奪う場面があったのですが、宇佐見の打席でマウンドに上がっていたのは左の変則左腕・久古。一軍レベルの左バッターでさえ、身体の開きが早くなって打ち損じるケースが多いピッチャーですが、宇佐見はしっかり身体の開きを抑えて、ライト前にヒットを放つ。コレはバックネット裏で試合を観ていた由伸監督にアピール出来たのでは?打つ方でアピール出来たおかげで今日のスタメンを勝ち得たのかも?まぁ、昨日の二軍の試合でも終始守りで落ち着いてプレーしてましたけどね。左バッターに弱い青柳対策が1番の理由だと思うけど、ここで打って仕事したら評価上がるなぁ~と薄ら思っていたんですけどねぇ。

1-3で迎えた5回裏。こちらも青柳対策?先頭バッター7番・橋本がヒットで出塁。続くは宇佐見でしたが、ランナーを出すと制球が乱れる傾向があった青柳がまた乱れて3-0。1球待って3-1のカウントから振り抜いた打球は打った瞬間それと分かる打球。本日は一塁側B席中段の外野にほど近いところで観ていましたが、慎之助の打球?と見間違えるほどの強い打球がライトスタンド中段に吸い込まれる!キタ~、これが宇佐見のホームランかぁ~!2週連続金曜日のホームランは貴重な同点弾!攻略するのに苦しんでいたのは、スタンドのいるジャイアンツファンも肌で感じまくっていたので、この流れが変わる1発は観ている我々にも勇気と勢いを与えてくれた。ここからシュンとしていたジャイアンツファンは再び盛り上がり、その後の勝ち越し打に繋がっていったはず。主力打者だって、若手が作ってくれた勢いを無駄にするか!という集中力をみせてくれた。そういう意味でも、今までいなかった若手が戦力として躍動すると、さらなる相乗効果を生みチームに勢いを与えてくれるのを肌で実感した。同級生・石川慎吾の活躍だって嬉しいけど、アイツは北の大地で鍛えられてきたメイド・イン・日ハムの選手。ウチの水が合っているだけで、ウチが育てた訳ではない。だが、宇佐見は生え抜き2年目の自前選手。そんな選手が活躍すると、心なしか石川の活躍以上に不思議なパワーが球場に…ジャイアンツファンに沸いてくる気がする。生え抜きの若手の活躍って、チームに与える影響が大きいと思いました。

宇佐見の1発が今日の勝利に大きく貢献したのは確かでしたが、その他のバッターも勝利に大きく貢献したはず。今日は青柳キラーぶりを発揮してくれた慎之助は初回に1-1の同点となるタイムリーを放ち、5回には2番手・岩崎から勝ち越しとなるタイムリーで3安打2打点の活躍。そして、右バッターには1割台しか打たれていないのに、今日その青柳から2安打を放った2番・マギー。いずれも得点となりチャンスメーカーとして機能。そしてホームを踏んだいずれも激走していたのもナイス!彼の活躍も見逃せない。

今日はノーヒットに終わったけど、5回にツーアウト一塁で四球で繋いだ坂本の打席も地味に効いた。全く合っていない青柳から選んだ四球は価値あり。2番手・岩崎から慎之助に続いて連続タイムリーで続いた村田と亀井もお見事!どちらも配球を読み切った?ような追い込まれてからのナイスバッティング。宇佐見の衝撃の同点弾で流れが変わったところで一気に逆転出来た集中打はお見事!上を目指すなら、こういう攻撃が出来ないと勝てないよね。

7回からはキャッチャーを小林に代えて、西村健太朗→マシソン→カミネロのリレーで無失点。相手に反撃を許さず、6-3で逃げ切った点も評価が高い。明日に繋がる勝利で良いでしょう。逆転劇に嬉しさ倍増の試合、非常に満足でした。

ただし、試合前の衝撃がもう1つあるんだよなぁ。明日の予告先発ジャイアンツは菅野ではなく谷岡。お~い、今年もシーズン終盤に離脱するの?菅野さん、大した理由ではない先発回避だと祈りたい。ローテ1回飛ばしなら御の字なのですが…。せっかく田口が先発で苦しい試合になったけど勝利!の勢いの最中、エースが投げられないとは…ね。こっちの衝撃は明日以降にならないとはっきりしませんが、ホントどさくさ紛れで上手く切り抜けて欲しい!そう願っています。

明日先発予定の谷岡ですが、8/17二軍の西武戦で5回を投げて5安打6奪三振1四球の1失点だった模様。確かこれが二軍で初先発?だった気がします。開幕当初に一軍で投げて以来のマウンドで谷岡がどんな姿をみせてくれるのか?4回2失点だったらOKでしょう。今日勝てたことで負けてはいけないという変なプレッシャーもあまりかからないはず。思い切った逃げないピッチングを披露して欲しいものです。

今日の座席は中段の通路から上二列目の通路側ということで、色んな人がオレの視界の前で立ち止まってしまう、ちょっと厄介な座席だった。8月に入っての東京ドームの金曜日の試合はビール500円のサービスデー。ビールの売り子ちゃんが張り切ってオレの目の前で笑顔を振り撒いているいるけど、ゴメン!500円でも疲れた身体に摂取しちゃうと、眠くなるので買うのはNG。逆転したあたりでは、1人のお姉ちゃんが笑顔でオレに寄ってきたけど、笑顔で返すのが精一杯。アルコールに弱すぎるというのも、罪だなぁ。

そんな感じて、また。