孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【2017 巨人vsDeNA 第19回戦】ジャイアンツ、菅野に援軍!?去年まで居なかった戦力が活躍で連勝!ついでにどすこいの処分について一言

昨日の勝利は格別だった。

ブログを更新しても興奮冷めやらず、何度も宇佐見が放ったサヨナラホームランの場面をリピート再生してしまう。年に数回ある歓喜のトランス状態。こんな日々が延々と続けばいいのにと願ってしまう。

余りの嬉しさに今日の昼飯は叙々苑に焼肉ランチを食べに行ったのですが、久々に来たら値段が上がっている?以前は2,500円出せばイイ飯食えたと記憶していたが、3,000円ちょい出さないと以前食べていたランチにありつけない!?くぅ~、損した気分だが、店入っちゃったからオーダーするしかない。この叙々苑ランチのシレッと値上げは昨日の勝利に浮かれ過ぎたオレへの罰だろう。気を引き締めよ!ということでしょうか?

アレ?そう言えば、昨日の勝ち方が劇的過ぎてすっかり忘れていましたが、アノ人の問題に決着がついたようですね。最後の方で見解を書かせていただきます。

ジャイアンツ、今週はエースの力投無駄にせず!?6-1でDeNAに連勝!去年は負け運が強いと囁かれていた菅野に援軍到来?打線は新戦力の陽岱鋼、マギーの1,2番コンビの活躍が光った試合となりました。

う~ん、終わってみればこのスコアですが、苦しい試合でしたね。6安打で6得点は効率が良かったのですが、要所で1本出るか?出ないか?でこれだけ展開が違うんだなぁと思いました。

まず打線ですが、DeNA・井納のピッチングに苦しみましたね。前回7/29に対戦した際も同じ曜日と場所と両先発ということで、相手にしたらリベンジするチャンスでしたが、何とか得点を奪って叩くことに成功。しかし、井納を崩すのは容易ではないですね。

前回対戦までは戸柱がスタメンマスクでしたが、今カードは嶺井がスタメン。昨日から観ていると、嶺井というキャッチャーはジャイアンツ打線に対してインコース中心の配球をしてくる様子。前回対戦時は、序盤に戸柱がアウトコース主体で配球を組み立てていたのに乗じて、そこを読んで初回に集中得点を上げた気がした。同じピッチャーでも組み立てがガラッと変わると印象も違うはず。苦戦したのは、その辺に問題があった気がします。

そんな苦しい展開の中、この男がギリギリでチャンスをモノにしてくれた。1点ビハインドで迎えた5回裏。亀井、長野でチャンスを作り、小林が送りバント失敗するも続く菅野が決めて、ツーアウト二,三塁の場面。真ん中外寄り?のボールを昨日放ったスリーランと似たような感じでパチン!と右方向に叩いて逆転となる2点タイムリーツーベース。陽って、あそこまで右打ち上手でしたっけ?日ハム時代、右中間に強い打球を放つのは観たことあるけど…。元チームメイト・二岡コーチとの練習が陽のバッティングをさらに成長させているのか?陽岱鋼、8月は怖いぐらいに頼もしいなぁ。日本ハム時代と違い、四球を選ぶ回数が増えているような?そしてもっとフリースウィンガーだと思っていたら、意外と状況を考えたケースバッティングもしてくれる。今季からFAで加入してくれた頼もしい戦力だ。

今日のヒロインでは、日ハム時代からの決めゼリフ(サンキューで~す!)をやってくれましたね。こっちの準備不足?札幌ドームよりかなり盛り上がりに欠けてしまいましたが、チームにも溶け込み、自身の決めゼリフを普通に叫んでもイイ?という気持ちになってくれた様子。(ハッピーで~す!)ってヤツは前にもヒロインで言っていたけど、明らかに遠慮していたからなぁ~。6月から一軍に合流して2ヶ月ちょい。ジャイアンツの雰囲気に慣れた?いや、今は1番バッターとしてチームを牽引している?シーズン終了まで突っ走って欲しいものです。

それから7回裏に飛び出したマギーの満塁弾は興奮しましたねぇ。2-1とリードしているとはいえ、試合展開はどっちに転ぶか?分からない雰囲気。ワンアウト満塁で井納から2番手・平田に代わりましたが、アレ?DeNAの平田さんって、こんなピンチに出てくるピッチャーだったっけ?投げ方もどこか癖のある変な間のピッチングに仕様変更。このチャンスで前述した陽岱鋼が打席に立つもの、タイミングが合わず三振!ここでも決めてくれYOH!って、さすがに期待し過ぎか?

ツーアウト満塁となり、打席にはマギーでしたが、必死に粘っていた印象。平田に対しては、ほとんどタイミングが合っていなかったはず。ファウルもかろうじてカットしているorタイミングがズレてスイングしていたはず。粘って粘ってフルカウントになり、(もう押し出しでもいいから1点ぐらい得点して!)と願っていたら、まさか右中間へ叩き込むとは…。昨日と同様、想像を遥かに越える展開に大興奮!本日は一塁側B席最後方列で観ていましたが、めまいがするぐらい叫んでしまう。あぁ、球場で騒いでもおかしな人だと思われないのがイイよね。

マギーは最高の形で菅野を援護し、なおかつこの一振りで試合を完全に決めてくれた。苦しい試合展開の中、最高の仕事をしてくれた。その前の打席(陽岱鋼が逆転タイムリーを放ったイニング)、井納から放ったライト方向への打球もまぁまぁいい当たりだったが、アウトコース低めだったため、イマイチ打球に力が伝わらなかった様子。ライト定位置で失速していた。だが、この打席ではコースは似ていたけど、高さがベルト付近ちょい上でフルスイングしやすいゾーンだったために、あそこまで飛んだのかな?と勝手に分析してみました。

2番セカンド・マギー…って、最初は?だらけでしたが、本人の努力の甲斐もあり意外と合っていますね。バッティングで感心するのは、ランナーがいる時は特にセンターから右狙いのバッティングに徹している点。最初の頃より引っ張ってゲッツーが減ったはず。引っ張って長打が出る場面は、多分ランナーなしの状況が多いはず。状況に応じて打席に立つ頭の良さとそれを実践してしまう能力には頭が下がる。

マギーがこの打順で意外と合っているのは、クリーンアップより変な重圧感じて打席に立たなく良いから?かも知れない。責任感が強く、リーダーシップもある優良助っ人は4番に入った数字がめちゃくちゃ悪かった。主軸ではなく、それを支える存在や今の2番のようにチャンスを演出する存在の方が性に合っているのかも?二塁の守備も日に日に進歩しているマギー。こちらも残り試合をこのまま突っ走って欲しいものです。

今日打線で決めたのは陽とマギーでしたが、チャンスを作ったのはいずれも亀井、長野の6,7番コンビ。地味ですが、こちらも讃えておきたい。特に長野は7回ノーアウト一塁で放った打球はもう少しでホームラン!という打球。惜しくもフェン直ツーベースとなり、ヒーローになり損ねた印象。明日はフェンスを越える夢の弾道をみせて欲しいものです。

一方、先週は何も援護がなかった可哀想なエース・菅野でしたが、今日も先週同様、ソロホームランを浴びて1点を先に許してしまう。序盤は井納のピッチングが冴えていたので(先週と同じ展開はイヤ!)と思っていましたが、今週はその後に援護があって超ハッピー。見事ルーキーイヤーに上げたキャリアハイの13勝目をゲット。援護さえあればこんなもの?そういう意味で去年まではチームに存在していなかった新加入の選手が援護点を上げてくれて、さぞ菅野も頼もしいと思っているでしょう。

3回に桑原に打たれたソロホームランですが、映像観たらアレはホントに打った桑原さんを褒めちぎるしかない。目先を変えて狙って投げたインコースへのスライダーを上手く身体を反応させてスタンドイン。この選手は右ピッチャーのスライダー打つの上手いねぇ~。長打に出来るツボがあるのでしょうが、危ないゾーンってアウトコース高めに曲がって入るスライダーだった気がしたのですが…。24歳のリードオフマンはスゴい成長をみせている。こんな選手、ウチも自前で育てたいなぁ。

そんな感じで、今日の菅野は目立ったミスは特になし。7回2/3を投げて3安打8奪三振3四死球の1失点。隠れミスは2番・柴田への対応でしょうか?1打席目は死球、3打席目はワンアウト一塁の場面で四球。どうにも投げにくい?慎重になり過ぎた?何か理由があって、対戦するのに手を焼いていた様子。ちょっと気になりました。

それから7回途中で緊急降板した菅野ですが、軽症でホッとしましたね。現地で観ていても、8回のマウンドへ上がった際に、しきりに右足?を気にしていたので(アレ?)と心配しましたが、やっぱり足がつったのか…とヒロインで判明して一安心。クセにならないように身体のケアをお願いします。今日は映像も殆ど観ていないのと、観戦していた場所だと球筋が不明だったので、これ以上のコメントは控えさせていただきます。ただ、心底思ったのは、菅野は援護点がもらえて良かったね!ということだけです。

さて、最後にアノ人について。DeNAからFAで来たのに不祥事を起こしてくれた山口俊について。昨日は嬉しさが強過ぎたあまりスルーしちゃったけど、今朝のスポーツ紙一面は報知以外はこの件だらけ。ご迷惑をおかけした病院側と示談が成立したので処分のメドが立った?よう分からんが1億近い罰金と減棒プラス今季一杯の出場停止処分で決定した模様。

う~ん、この事件に対する世間の反応をネットで見ましたが、大半がクビが妥当だった気がします。その大多数の意見に乗っかると、今回のこの処分では(来季も巨人でプレー)なので大甘な裁定と叩かれていますね。山口俊のイメージはともかく、これでまた巨人のイメージが低下するのが実に悔しいのですが、自分は今回の裁定は致し方ないと思いました。

山口俊は事件を起こしながら球団に報告もせず、シレッとしていたことが重大な問題だと思います。ただ、その時はそんな重大な問題になると思っていなかったのでしょう。夜中に右手をちょっとケガ→救急病院?で診察してくれ!と頼み込んだけど拒否→イラっときて警備員にあたり、病院のドア?を壊す→でも、オレは悪くないし、大したことしてない…と思い込んでしまったことが不幸の始まりだったはず。病院側も悪態つかれて詫びもなしでは、酔っていただけでは済まされないほど腹が立ったのでしょう。そんな流れ?だった気がしますが、救いだったのは、ケガをさせたという警備員が重傷ではなく軽傷だった点と、器物破損に問われた病院の施設もドアとか限定的だった点なのかな?と思います。

これがケガさせた相手が複数で重傷者や死人が出たりしていたら、完全にアウトだったはず。反省した姿勢をみせて、示談に持ち込める程度だったから辛うじて許していただけたのであろう。元に戻らない深い傷をおわせていたら、ホントに塀の中に行ったでしょうね。そして器物破損も病院の窓ガラスをガンガン割ったとかかなり凶暴な行為だったら、完全にアウトだったはず。ギリのギリで双方の話し合いで解決出来るレベルだったのが救いだった気がします。

1番問題だったのは、酔って夜中に行って騒ぎを起こした病院側への謝罪が遅れたことだと思います。そしてそれは、どすこいこと山口俊の相手に対する思いやりが欠如したから騒ぎ立てられたはず。問題を起こした翌日、球団に相談できないなら個人的に探した弁護士さんとかそういうのに詳しい友達に相談して、しかるべき行為を病院側に取るべきだった。早めにゴメンなさいしなかったのが騒ぎを大きくした原因だったと思います。

そんな事件の流れを知り、相手が示談に応じた時点で山口俊の解雇とかクビはないだろうと自分は思いました。傷害と器物破損で警視庁へ書類送検されたようですが、芸能人とかそんな人たくさんいるでしょ?って、アスリートではいない気もしますが…。まぁ、反省して再起する気があるのなら、許すという行為もアリ?というのが自分のスタンスです。

ただ、これだけ世間を騒がせてアンチも身内もどすこいアレルギーの方々が増えてしまったのは事実。そんな人達をプレーで納得させるのは容易ではない。特にメンタル弱いらしいし、先ずはそこを鍛えるのが優先かも知れない。

書類送検されたけど、何か?)

ぐらいのふてぶてしいメンタルで、来季はマウンドに立たなければならない。覚悟しろ、山口俊。野球をまたやれる喜びを得るには、相当長い道のりが待っているはず。一度死んだ気でがむしゃらにプレーするしかない。オレはあまちゃんだから許すけど、全ての巨人ファンが許した訳ではないし、簡単に許してくれると思うな!この事件を忘れてもらいたければ、どんなヤジを受けようとも動じないメンタルと、相手も味方もえげつないと思うほどの素晴らしいピッチングを披露するしかないと思いますよ。

明日は3タテがかかった大事な1戦。Aクラスに入りたければ、自力で上位チームを倒すしかない。3連勝と2勝1敗の違い、オレが言わなくても知ってるよね。

そんな感じで、また。