孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【巨人vs中日 第20回戦】ホントにあった恐い話!?ジャイアンツ、想像以上の急失速!東京ドームがナゴヤドームになった?悪夢の逆転負けの原因とは?

自分は霊感とかはないのですが、怪談話が好きなんですよね。

昨日の夜中、稲川淳二さんの怪談番組がCSで放送していたので録画し、午前中から観ていたのですが…、ゾッとする話ばかり。日曜の午前中からこんな番組観て、縁起でもなかったかなぁと思ったのですが、まさか今日の試合でゾッとするとは思いませんでした…。

ジャイアンツ、自力優勝の可能性が消えてから急失速!?今季2度目、中日に屈辱の本拠地で3タテ!通算4連敗で2位も危ういお尻に火がつき始めた結果となりました。

ちょっと、ちょっと、ちょっと!ふざけてる場合ではないよ、ジャイアンツ!な~にしてんの!って感じの終盤3点差を逆転される敗戦。本日は三塁側B席中段で観ていましたが、中日と東京ドームで対戦すると、何か悪い霊がいたずらするのか?今日は勝てる試合だったのに…。

本当に申し訳ないのですが、ちょっとだけ自分のホントにあった恐い話?いや、嫌な予感がした出来事を書かせてもらいます。稲川淳二さん風に書いてみるので、あの語りを知っている方は、思い浮かべて下さい。

今日のジャイアンツは序盤に3点のリードを奪う、上々な試合運び。先発したマイコラスも好投。東京ドームを埋め尽くしたジャイアンツファンは、ちょっとだけ余裕があったねぇ。序盤からビールやチューハイを飲むお客様達が沢山いて、そりゃ~上機嫌だった。

そんな試合だったのですが、4回表だったかなぁ。私は喫煙所で一服した後、トイレに向かったんですよね。すると、ほぼ同時に青い帽子に青いリュックの30代ぐらいの男性が、トイレに入ってきた。見るからに中日ファンな感じでしたが、どうも様子がおかしい。低~い声でね、ず~と唸っているんですよね。

(何だろう、この人。気持ち悪いなぁ~。)

私、そう思ったのですが、どうも気になってね。用を足し終わってから、耳を澄ましてその男の唸り声をジッと聞いてみた。そしたらこの人、唸っている訳でなく、詩吟なのか?民謡なのか?そんなフレーズを延々唱っているんだなぁ。

(うわぁぁぁ~!)

それ分かったら、なおさら不気味でね。今日は勝ち試合だ!みたいな気分が吹っ飛んだ。(何だろう、中日ファンが東京ドームに呪いでもかけているのかなぁ)なんて冗談で思いましたが、そんな事あるのかなぁ?気味悪かったで早く忘れよう。急いで座席に戻り、しっかり応援する事に集中した。ただ、頭の片隅にず~っと、あの唸り声が残っていた。

7回終了して3-0。ここはジャイアンツのホーム・東京ドーム。終盤3点差があれば何とか勝てるだろう…と思ったのが、甘かったのかなぁ。それとも、あの中日ファンの男が唱えていた呪文のような唸り声が引き起こした悲劇だったのでしょうかね…。

ぎゃぁぁぁ~!!

…って、強引にオチへ持っていきましたが、こんな男の人がいたんですよ。そりゃ~不気味でね。3点リードで浮かれているジャイアンツファンの間を通り過ぎていきましたが、アレは何だったんだろう。すごく悪い予感がして、その後も三塁側だけど必死に応援していましたが、悪い予感が当たっちまった。長く、どうでもいい体験談を書いて申し訳ありませんでしたが、冷静に振り返った敗因は以下の通り。

1.2回まで3点をリードしたが、チャンスがあったにもかかわらず、もう1,2点の追加点が奪えなかった。

2.8回表、ノーアウトの出塁を許した村田の不運も重なったエラー

3.3-2とされて尚もツーアウト一塁。打席には今日一番マイコラスにあっていた大島を迎えた場面で、マイコ続投を選んだベンチの判断

こんな感じでしょうか。

まず1.は1番やってはいけない展開。初回に坂本のツーラン、2回裏に小林のタイムリーで3点のリードを奪うも、中日のやる気を失わせるダメ押しの1,2点が取れなかった。まさか…ここでも初物に弱いジンクスを成立させるとは…ね。3回以降、高卒ルーキー・小笠原慎之介に粘られて7回までマウンドに立たせるとは…。おかげで、彼に待望のプロ初勝利を献上!気前のいい球団ですね。

1番情けないのは3回裏でしょうか。先頭・重信慎之介が内野安打で出塁→空かさず盗塁を決めてノーアウト二塁のチャンス。ここでクリーンアップが重信をホームに返さなければならないのに、三者連続見逃し三振!特に阿部慎之助の場面では、ワイルドピッチでワンアウト三塁の絶好のチャンスだったはず。高卒ルーキーを侮ったのかなぁ。全く方向性が見えないバッティング。村田はあと僅かでホームランの打球を放つも、判定はファウル。近くで観ていたけど、最上段に届く快心のあたりが逸れた。結局、見逃し三振でしたが、この辺から悪い流れが忍び寄っていたのかも知れない。

小笠原も3点を失点して以降、開き直った?左右のバッターへインコースを丁寧に、時に思い切り良く突いていた印象。チェンジアップも有効に使えていましたね。ただ、あと1,2点ぐらい取れなかったか?というと疑問に思う。連敗を止めたい試合なのに、さらに貪欲に得点する姿勢が選手やベンチから感じられなかった。マイコラスの好投に甘えたような気がします。

皆さんもご存知だと思いますが、序盤にポン、ポ~ンと得点した展開は中押し点とダメ押し点が大事。相手のやる気を削ぐのでね。それが出来なかった打線が1番の敗因だと思います。

2.と3.は同じイニングなのでリンクしますね。

まず7回まで無失点に抑えていたマイコラスですが、お友達情報だと風邪引いていた?試合後の談話で声がガラガラだった様子。その状態が悪いながらも好投していたマイコラスを8回まで引っ張ったベンチの判断…という最初の疑問もある。

しかし、それでもあのプレーがなかったら、どうだったか?ここまでエラー無し。むしろ好プレー連発でマイコを盛り立てた守備からほころびが出た印象。先頭・平田のボテボテのサードゴロを村田が捕球出来ず!中日へ久々のノーアウトでの出塁を許してしまう。

この打球…ねぇ。近くで観ていたから書きますが、村田は相当後ろに守っていました。そこへ平田が引っ掛けたボテボテの打球を打つ訳ですが、ツキもなかったかも知れない。平田はああ見えて、足はまぁまぁ速い。あの打球をあの位置から捕球してアウトに出来たか?相当なファインプレーをみせないと無理だったはず。あれが足の遅い森野や福田だったら、村田の打球処理も変わっていたはず。ここで一気に流れがおかしくなったと思います。ただ、村田には何とかして欲しかった。

その後はご存知の通り。周平にヒットを打たれてノーアウト一,二塁。堂上直が送ってワンアウト二,三塁。代打攻勢で藤井が犠牲フライ→野本がタイムリーで3-2。あっと言う間に1点差になってしまう。

…で、3.になる訳ですが、どうしてその後、マイコを続投させたのか?続くバッターは今日1番マイコラスにタイミングが合い、2安打を放っていた大島。そこで続投させるか?じっくり観ているジャイアンツファンは疑問に思ったはず。ここはマシソン投入で良かったでしょ?ランナーがいる場面でマシソンが不安なら、ぐっさんor戸根のワンポイントでも良かったのでは?ここが勝負の分かれ目でした。大島にまんまと猛打賞となるセンター前ヒットで一,三塁。ここでやっとマシソンに交代は遅すぎた。こういうピンチでマウンドに上がるマシソンは、下位打線だと抑えるけど、上位打線には滅法弱い。エ~ルナンデス!にタイムリーを打たれて悪夢の逆転!しれ~と二塁に進まれていた一塁ランナーが大島だったのも痛かった。途中交代でレフトに入っていた亀井の返球、俊足・大島でなければアウトだったかも知れない。全て後手に回った判断ミスが引き起こした逆転劇だったと思います。この瞬間、(ぎゃぁぁ~!)と悲鳴を上げるジャイアンツファン多数。ゾッとした瞬間でした。

8回表に3-4と逆転され、9回表には澤村がまたもやワイルドピッチ2つで失点して3-5。マッスルミュージカル、東京ドームの中日戦に限り暴投が失点に繋がる。6月にもありましたね。調整登板とはいえ、ビハインドで投げさせるからこうなる。これもベンチの判断ミスでしょうね。これでマイコラスの14連勝がストップ。マシソンと澤村も嫌な思いをした最悪の試合。打線の甘さとベンチの判断ミスが招いた悪夢の敗戦…としか言いようがないです。

5月の7連敗の時期しかり、この数試合の1勝挟んでの5連敗&4連敗で、由伸監督の采配にまたもや非難が殺到しそうな気配。ジャイアンツファンの気持ちは分かる。自分もそれを大々的に書きたいのだが、去年の10月を思い出して欲しい。誰もが(寝耳に水)な由伸監督の就任劇。アレは誰がそうさせた?そう、フロントや天井人が仕向けたはず。まともなコーチ経験もなく、突然監督になった人が、そこまでテキパキ采配振れるか?

ムリでしょ!

それぐらい、プロ野球を知っていれば想像がつくはず。監督なんて、そんな選手から即監督で出来る仕事ではないでしょう。それを全力でサポートするとか言って、大して出来ていないフロントが悪い。そう思っているから、今年に限り采配批評はなるべくしていません。

自分も当然、由伸采配に小言を言いたい気持ちはありますが、就任した経緯もあり、今年はなるべく我慢しています。(でも、今、現場で指揮しているのは由伸監督でしょ?甘過ぎね?)という意見はごもっともですが、それをしない理由は前述した通り。由伸采配に関する批評はシーズン終了後にじっくり書く予定。そして、二年目となる来年は、普通に書くと思います…と言いながら、今日は遠回しに批判しているけどね。まぁ、過激な批評を求めている皆さんには物足りなくてゴメンなさい。一応、ノンポリのようで、ポリシーがあったりする当ブログだったりします。

さて、こんなつまらない週末だからこそ書く、今日現地で見かけた、変わったお客様について。前述した通り、本日の座席は三塁側B席中段。どちらかというと、前方エリアで観戦。本当はこのチケットを手配してくれたジャイアンツファンの先輩と観戦するはずが、先輩が身内の不幸によりドタキャン。先輩の座席を荷物置きにして、ゆったりとそして激しく声援を送りながら一人で観戦。序盤の得点で周りのジャイアンツファンのボルテージは絶好調!でしたが、最後にみ~んな仲良く地獄をみたね。

5回裏、坂本が自打球をあてて悶絶していた場面。右斜め後ろの20代女子と母親が(坂本、どうしたの?)と騒いでいる。どうやら、自打球をあてた瞬間を見逃していた様子。ずっと二人で騒いでいるから(自打球ですよ)と教えたかった…けど、おせっかい焼きすぎるのもどうか?と思い、そのままスルー。まぁ、死球でない状況は把握していたようでしたが、自打球ぐらい想像力を働かせて欲しかった。

問題の8回表には、これまたおかしな方がいた。自分の右側は3席が空席。1番右端に座っていたのは、そこをシーズンシートで所有しているであろう、人が良さそうなおじ様がいた。このおじ様、ビールをたくさん飲むようで、三塁側エリアの綺麗どころ売り子のお姉ちゃん数人と親しげな感じ。ビールが飲めて羽振りがいいと、こんな羨ましい状況になるんだなぁ。羨望の眼差しで見ていた。

そのおじ様だが、8回表が始まる前、レフトを見ながら呆然としている。何だろう?とチラ見していたら突然、叫び出した!?

(亀井?亀井がいるのか?カメイ~~~!!!)

まるで、恋い焦がれていた思い人を見つけたように大興奮!…って、7回表からそこにいますけど。突っ込みたかったけど、ここもグッと我慢。まぁ、ビール飲み過ぎて気が抜けていたのでしょう。ただ、亀井に対する異常な反応に、ただただドン引きした管理人でした。亀井が好きな方って、こんな熱烈な方が多いですね。

また、小さいパックのソフトドリンク売りのお姉さんで、ちょっとエロそうな方を発見。ナニ!たまに来るならこんな座席!?三塁側B席エリアは人材の宝庫や~。機会があれば、あのお姉さんからジュースを購入したい。一塁側でジュースを買っている馴染みのお姉さんとは違う、色気がいいね。ここだけは収穫がありました。

そんなネタありの試合だったので、是が非でも勝ちたかったのだが、負けてしまいましたね。まさか…いや、中日にとっては予定通り?の東京ドームで3タテ。今季通算で7勝12敗1分。残り試合全部勝っても、中日との対戦成績はイーブン。今季苦しんでいる最大の要因は(対中日戦のホーム試合で大きく負け越し)がありますね。今日で1勝8敗って、何してんねん!

気合をみせろ、ジャイアンツ!この前まで逆転Vとか言ってたのに情けないぞ!気がつけば、2位以下との差が縮まってきた。もう来週から先の展望とかどうでもいい。一戦一戦、しっかり戦ってくれ!突然来た、長~い夏休みは終わり。気合を入れ直してくれ!

あっ、来週には広島の優勝が決まりそうですね。リメークドラマ…って、何だったのだろう?

そんな感じで、また。