孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【広島vs巨人 第16回戦】両軍、全てを出し切る死闘!壮絶な接戦を制して、ジャイアンツ6連勝!紙一重で勝利を上げた1番のポイントは?

決していつも忙しい訳ではない。ただ、今週だけは山ほど大事な仕事があった…。

その最後の大事な仕事を残した金曜日。この仕事をやっつければ、ハッピーな休日がやってくる…はずだった。しかし、オレはその休日をナシにしても、広島-巨人戦が観たかった。仕事しながらJ:COMオンデマンドで食い入るように観戦。20時過ぎたあたりから、会社に誰もいなくなったので、仕事そっちのけで試合を観ていた。いつものように中継の音声はオフ。誰もいなくなった時間帯からオンしても良かったけど、広島のチャンテを聞くと心臓がドキドキし過ぎて身体に悪いので止めた。代わりにテクノミュージックを流し、クラブよろしく、トランス状態になって観ていたら、アレ?…なんだかスゴイ試合になっちまったゾ…。

ジャイアンツ、首位・広島との壮絶な接戦を5-4で制し、通算6連勝!ゲーム差を5.5に縮めた!!奇跡を起こす反撃の試合となるか?明日以降も熱い試合が続きそう!?

いや~、延長戦でもないのに、長い試合でしたね~。4時間38分の壮絶な死闘を制したのは…ジャイアンツ!うぇ~、紙一重だよ。選手の皆さん、お疲れ様でした。何だか、色々なことがありましたが、詳しく書けばキリがない。端的に書くことにします。

先ず、今日の試合の1番のポイントから書いておきます。両チームとも13安打ずつ。その内、ソロホームランも仲良く1本ずつ。四死球ジャイアンツが試合通じて5つ、広島が2つなのでウチの方がダメじゃん!?でも、ウチになくて広島にあったモノ。それはエラーではないでしょうか?

1番のポイントは3回表、0-1とリードされた直後に先頭・小林のショートゴロを田中がエラー。その隙をついて、ワンアウト二塁から1番・長野が同点タイムリー!…終わってみれば、この1点が非常に大きかったと思います。だって、普通に行ったら、小林は出塁してなかった何でもないショートゴロがエラー…でね。ある筈もないチャンスを相手のミスから貰い、それをきっちり長野が決めた。スコアブックを見直すと、この差が僅かながら相手を上回ることが出来た要因…としておきます。

それ以外にもたくさんポイントはありましたけどね。上げるとしたら、こんな感じ。先ずは守りから。

1.左足親指にマメができ、満足な状態ではなかった先発・菅野。3回裏にベンチに引っ込んで治療するアクシデントがありながら、4回まで無理して投げ切った。また、この回はツーアウト二,三塁のピンチを招き、前回対戦でヤられた田中に打席が回る。あわや、2点タイムリーの打球をセカンド・脇谷がファインセーブ!無失点で切り抜けた。

2.6回裏、イニング跨ぎした田原誠が招いたワンアウト一,二塁のピンチを、代わって抑えた戸根千明。特に、代打・新井さんを三振はシビれた。

3.7回裏、4番手・健太朗が1点を勝ち越され2-3、尚もワンアウト満塁の大ピンチ!(終わった~!今日のカープはカッチカチや~!)という場面を5番手・ぐっさんが何とかさらなる失点を許さなかった。…このあたりでシビれ過ぎて、自分はトランス状態になった。

以上、この3つがディフェンス面でシビれたナイスな局面でした。この3つ、どれも良いのですが、あわや2点タイムリー…だったかもしれない1.の場面で飛び出した脇谷の好プレーは大きかった。それと、左足親指の痛みを堪えて、普通だった3回で降板するべき菅野が、ギリ4回まで投げてくれたのも、その後の継投を振り返れば大きかったはず。

菅野のアクシデントは軽症?…いや、そこまで軽いはずはないけど、長期離脱級のトラブルでなかったのは一安心。中継中までは判明しませんでしたが、最新のニュースで知ったのでモヤモヤが晴れてスッキリ。ただ、先を見据えるなら明日にでも抹消して1回ローテを飛ばした方が良いかも?軽症だからこそ万全を期した方が良い…と自分は思いますけどね。左足親指にマメって、投げる際に凡人には想像できない程の大きな負荷がかかっているんだろうなぁ。まぁ、早く治る傷だと願っています。

一方、攻撃ですが、前述した3回以外にも色々なポイントがありました。コンパクトにまとめると、

1.5回表、ギャレットの同点ソロホームラン!野村がアウトコースに投げたチェンジアップ?上手くライトスタンドへ運んでくれた。

2.8回表、(どうせ、打てないだろう)と諦めていた先頭・橋本が、奇跡のエンタイトルツーベース!7回裏、2-3と勝ち越された直後に広島の勝ちパターン・ジャクソンを崩す突破口を開いた。

3.9回表、ワンアウト一,三塁のチャンス。打席にはまたもや(どうせ打てない)と思ってしまう橋本。その初球、直ぐに一塁ランナー・長野を二塁へ走らせた。また、橋本も四球を選んで満塁とし、クリーンアップにつなげたのは大きかった。

…アレ?この内容だと、橋本を褒めているのか?ディスっているのか?よう分からんなぁ。広島先発・野村には、オモチャのように弄ばれていた橋本到。2つの見逃し三振にゲッツー1つ。2番が攻撃の流れを寸断している!と激おこでしたが、後半で存在感を示してくれた。これで負けていたら、明日の橋本はま~た、どうせ打てない君だったはず。気を良くして、流れが変わると信じたいです。また、一塁ランナー・長野を走らせた件は、やっとだよ…と思いました。今年はこういう場面、一塁ランナーが走らずイライラしていたので…ね。

最終的には、9回表のビックチャンスを現キャプテン・坂本のタイムリーと旧キャプテン・慎之助の犠牲ライナー?で2点を奪えたことが非常に大きかったはず…ですが、決める人へ繋ぐ

までの過程を褒めたいと思いました。

しかし、広島は強いよなぁ。そして攻撃がしぶとい。9回裏、諦めずに澤村から1点取っちゃうからね。代走と守備固め専門の赤松だって、今年はバットが振れているよね。今日の澤村はリードを守ったから、心から感謝したい。マッスルミュージカル in 広島?…えぇ、充分楽しませていただきました。

長い、長~い試合を総括すると、互角の内容を僅かに相手の隙をついて得点したジャイアンツが制した感じ。それから、長~い試合だったけど、9回で決着がついて良かった。田原誠がイニング跨ぎしたけど、マシソンと澤村にはさせずに勝てた。勝ちパターン二人に3連戦の初っ端から無理させると、今カード3タテの夢がかなり厳しくなったはず。そういう意味でも、価値ある勝ち方だった。それから、魔の6回を何とか凌いだけど、魔の7回が待っていた?アイツ…何してんの?という大問題があるが、あそこで最小失点に止めることが出来た。そう考えると、まだジャイアンツに流れは傾いているはず。この流れを明日…いや、シーズン終了までキープして欲しい!そう願っています。

最後に、テクノミュージックを流し、シビれる試合を観てトランス状態となり、大事な仕事を放棄したオレは明日の出勤が決定!…って、うん、自分が悪いから仕方ない。自己責任だからね。首位攻防戦を味わうために休日を失いましたが、勝ったから後悔していない。明日も熱い試合に期待。

では、また。