【セ・リーグCSファイルst 第4戦】現実を受け止めて...~ジャイアンツ、球史に残るCS4連敗!一からチーム作り直しだ!
東京ドームに黄色のテープが無数に投げ込まれる風景。こんな現実を観にきたはずじゃあなかった。
そ~りゃないぜ~!
読売ジャイアンツ巨人軍。
今シーズン、いくら野球観戦に浪費したか?こんな消化不良な結末を観るためだったとしたら、自分は野球の神様に試練を与えられたと思うしかないのかなぁ?
ジャイアンツ、1勝のアドバンテージがありながらCS史上初の4連敗でファイナルステージ敗退。日本一奪回を目指して(短期決戦力)を向上させる事を課題に上げた今シーズン。なんと、夢半ばであっさり敗退してしまいました…。
去年から周りのタイガースファンにはずっと呪いのように言われて事があるんですよね。
(セ・リーグ1位は巨人でいいよ。阪神はCSで巨人を倒して日本一目指すから)
ええっ!自分たちで(勝負弱い)と自虐的に言ってるタイガースファンが矛盾したような事を言うな~。
優勝しないと日本シリーズ行くのは厳しいちゃうの?と思っていたが、夢を現実にしてしまった。こちらにとっては悪夢としか言い様がないのですがね。
さて、ジャイアンツファンにとっては(地獄絵図)と化した今日の現地観戦レポートと合わせて、今シリーズの振り返り&ジャイアンツ来季に向けての展望をざっくり書いてみます。
本日は三塁寄りバックネット裏・最後方27ゲート46列で観戦。
左隣には座席がなく柱がある場所。
自分の後方立ち見エリアには、タイガースの歴史的瞬間を観ようと大挙して来場したタイガースファンで一杯!
前売り抽選で当たった席だが、よりによってこんな日にこんな席で観るなんて…。
まあ、勝てば関係なかったのですがね。
ジャイアンツ先発は小山。
今シーズン東京ドームで負け無しがウリでしたが、脆くも崩れてしまった。
1回表、ワンアウトから上本が内野安打→鳥谷はあっさりヒット→ワンアウト一,二塁。ゴメスは三振!で何とかしのげると思ったら、マートンの…打球が…レフトスタンドへ…。スリーランで0-3。
沸きに沸くタイガースファン!
立ち見席が騒がしい。
フォークがベルトラインに高く入ってしまった。マートンはフォークを狙っていたのでしょう。アウトコース寄りのホームランするには楽ではないボールを強振されてしまった。
もう落とせない大事な試合で(やっちまった)小山。だが、まだ始まったばかり。
これで収めればゲームは作れる思ったが、続く福留に制球が定まらない。
3ボール先行してフルカウントまで持ち直した後の1球。真ん中高めに投げちゃったストレートはライトスタンドへ…。
ソロホームランで0-4とされた。
それでも直後に1,2点でも追い上げて相手プレッシャーをかければ良かったけど、1回裏ワンアウト一,二塁のチャンスを4,5番が決められなくて無得点。
ガックリな空気が東京ドームを包んだのがマズかった?小山は1回表の(やっちまった)感を引きずり制球が定まらない。
2回表、大和は四球→能見が送ってワンアウト二塁。西岡が放った打球はまさかのライトスタンドへツーランホームラン!
で0-6。
今季は交流戦からだったが、一軍ローテを支えてくれた小山。成績も安定していた。
今日の調子も普通だったと思うが、マートンのスリーランが小山の緊張の糸を切ってしまったのでしょうね。
ここで交代を告げられ、ベンチに下がる小山。i-Padをモニター代わりに映像を観ていたら、半ベソ状態な小山。
(雄輝は優しい子。幼い頃はよく泣いていた)
優勝手記で読んだお姉さんのコメントを思い出した。
今日は運もなかったなぁ….。
仕方ない…と言いたいところですが、メンタルの弱さがここ一番で出てガックリ。
こんな事で泣くな!
スリーラン打たれたって5回3失点ぐらいに抑えたら良いと切り替えて欲しかった。
これで試合は相当厳しくなった。
でも、打線は最後の試合で足掻いた。
その裏、亀井のソロホームランで1-6とすると、3戦目までと違いチャンスは沢山作った。
作ったけど、逆転するまでの勢いをつける事は出来なかった。
3回裏のチャンスを村田の犠牲フライで1点返せただけだった。
投手陣は笠原→高木京→江柄子が何とか無失点で望みを繋いだけど、7回表に久保がゴメスに2点タイムリーで2-8。
堪えきれなかった。
久保はチーム唯一人の4連投。とやかく言えないですね。疲れもあったでしょう。
そういう点いえば、タイガースの抑えオ・スンファンも4連投だった訳で、9回裏にセペダとしゃかもと…じゃない坂本の連続ホームランを浴びたのは、さすがに疲れでいつもの出来では無かったのでしょうね。
2回表で6点リードされても、コツコツ加点して接戦に持ち込めば、オ・スンファンによもやの反撃ができたかも?残念でならない。
8回が終了するちょい前になると、立ち見で必死に声援していたタイガースファンの男の子二人(中学生?)がちゃっかり隙間から内野エリアの自分の左隣の空きスペースに侵入していた。
8回裏が終わると、さすがに諦めたジャイアンツファンが多数帰り始めた。
自分の席の隣の空いたスペースに身を小さくしていたので、(空いてる座席が前方に増えたからちゃっかり座った方がいいよ。)と教えて上げた。
(ありがとうございます!)とアドバイス通りにダッシュで前方エリアに走り出した二人。
会話聞いてたら、内野席後方でも(こんなグランドに近い所、初めて来た!)と興奮していたのが何とも切なくて、お節介なアドバイスをしてしまった。
東京の子なのかなぁ?随分、田舎の子っぽい可愛らしい男子二人組だった。
いい夢、みれたかな?
そんな感じで、最後に反撃したけど遅すぎだゼ~!4-8で負けちゃいました。
個人的に今日は外野席行った時よりも必死で応援しました。
i-Padを片手に拍手や出来る限りの声援をしてみた。
4回裏、ノーアウト一,二塁のチャンスの時には勢い余って自分の左隣の柱がある空きスペースに立ち出して応援してみた。
この必死な祈りが通じればと思ったが、敢えなく無得点だったので、以後は縁起悪いので自粛しましたけど…ね。
タイガース歓喜の瞬間をしばし眺めつつ、
自分にとって厳しい現実を受け止めてみる。途中帰るという手段も頭をよぎったけど、ただイヤな事から逃げるような行動だけは余計惨めになるので止めてみた。
これも一つの人生経験ですね。
ホントに…ね。
今シリーズの振り返ると、結果論ですが1戦目の1回表の3失点がキツかったのかな?と思います。
1戦目をジャイアンツが取れば、かなり余裕が出てシリーズを優位に進められたのですが、いきなり手痛い先制パンチを喰らい、ジャイアンツは浮き足だってしまった。印象的だったのがこの試合の3回表でピンチを迎えた場面のベンチの映像。
監督含め周りのコーチ陣の焦ったような緊迫した雰囲気。
ブログに書けなかったけど、悪い予感がした。いきなり追いつめられていたのでは?
序盤で4点差とかつけられると、得意の接戦では無くなる。ちょっとした打線爆発が必要になるが、後手を踏んだジャイアンツにはその力が無かったのでしょうね。
相手チーム基準で言えば、
・セ・リーグ最強クリーンナップに打たれ過ぎ&得点決められ過ぎ
・守備力を発揮した大和
・慎之助,アンダーソンに立ちはだかった左ピッチャー・高宮
こんな感じでしょうか?
それと意外と言っては失礼だが、藤浪があんな速いボール投げれるんだ!と思うぐらいシーズンと違ったのも印象に残った。
日ハム・大谷だけでなく、藤浪も凄いポテンシャルを秘めていると再認識しました。
最後に、来季の展望…と言うか、一からチーム作り直しの件をちょっとだけ書きます。
・ローテの柱の見直し
内海,杉内に頼り過ぎはもう厳しいだろう。ケガが心配だが、菅野を中心に澤村,小山が軸となり得るローテを組めないと将来的にジャイアンツは厳しい思う。
あっ、宮國,今村,松本竜にも期待してますよ。大竹は…ビールかけで子供返りしたので…。
もしくはドラフト,FA,外国人で凄いヤツを補強するのか?
とにかく、短期決戦でも揺るがないローテ作りに着手するしかないでしょう。
・脱(阿部慎之助のチーム
)
打線は慎之助に依存し過ぎないような方向になるでしょう。
4番,キャッチャー・キャプテン
背負わせ過ぎた。4番とキャプテンは誰かに担わせる方向が望ましい。
慎之助の批判キャンペーンはしたくない。
ただ、本当に頼り過ぎた。
それでもシーズン最後にはやってくれると期待したけど…叶わなかった。
仮に来年復調しても、4番とキャプテンは外すべきでしょう。
そして4番には外国人が入るのか?
今いる選手を据えるのか?
キャプテンは誰がやるのか?
今、ここでは収拾つかないので後々書くことにしますが、チームとして早めに方向性を決めた方がいいですね。
まあ、この辺の詳細は他の方もたくさん書くと思いますし、すでに書いているでしょうけど、自分も自分なりにチーム作り直しの詳細をオフに分割して書いていこうと思っています。
今週末ぐらいから、東京も随分と秋が深まった気がします。
あんなに熱かった夏が懐かしい。
ジャイアンツ、本日を以てシーズン終了。
日本シリーズを想定して今月一杯までは試合レビューを書けると思ったのに…。
非常に残念!
まだまだ未熟と知りつつも、オフのブログ更新より試合レビュー…特に現地観戦レビューに力を注いでいた当ブログ。
こちらも反省点は山ほどあるので、来季に向けて一から作り直したいと思います。
読んでいただいた皆様、ありがとう!
そしてお疲れ様でした!
…と終わりたいところですが、オフの間もぼちぼち更新しますので、宜しければお付き合い下さい。
では、また。
次はドラフト関連情報で更新します。