孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【2017巨人ドラフト】なぜ?2位と3位に社会人捕手を指名!?勝手に考える、その狙いとは?

世の中便利になりましたね。

TBSさんと大正製薬さんのご厚意で去年からドラフト会議がネットでも観れる!しかも地上波中継よりも長く!このサービスは非常にありがたい。

会社で見守っていましたが、今年のジャイアンツのドラフト指名でビックリ?というか落胆?するポイントが1位指名で競合した清宮選手と村上選手をくじで外した場面だけではなかった…ということでしょうか?2017年ジャイアンツがドラフトで指名した選手は以下の通りとなりました。

1位・鍬原拓也 投手 右投右打 中央大

2位・岸田行倫 捕手 右投右打 大阪ガス

3位・大城卓三 捕手 右投左打 NTT西日本

4位・北村拓己 内野手 右投右打 亜細亜

5位・田中俊太 内野手 右投左打 日立製作所

6位・若林晃弘 内野手 右投両打 JX-ENEOS

7位・村上海斗 外野手 右投右打 奈良学園

8位・湯浅大 内野手 右投右打 健大高崎

(育成ドラフト)

1位・比嘉賢伸 内野手 右投左打 盛岡大付

2位・山上信吾 投手 右投右打 常磐

3位・笠井駿 外野手 右投両打 東北福祉大

4位・田中優大 投手 右投右打 羽黒

5位・広畑塁 捕手 右投左打 立正大

6位・小山翔平 捕手 右投右打 関大

7位・折下光輝 内野手 右投右打 新野

8位・荒井颯太 外野手 右投右打 関根学園

初っ端からウラをかかずに清宮選手を指名するも、7球団との競合の末にハズレ。清宮選手は自分の予想通りというか世の中のシナリオ通り?日本ハムが交渉権を獲得。勝手な感想ですが、メジャー志向が強い清宮選手にとってはうってつけの球団では?育成も上手だしメジャーへのポスティング移籍(今後なくなるかも知れないけど)にも寛容。パ・リーグはDHあるから打てるなら早い段階で一軍に上がれそう。今後が楽しみですね。

ここで本音を言うと、個人的には最初から清宮選手より履正社・安田選手を指名して欲しかった。一応、前日の1位候補の3人の中に上がっていたので…。U-18の試合を観た感じだと、安田選手の方が守れるポジションの選択肢があるのと、木製バットへの対応が早そうな気がしたのが理由。高卒で左の和製スラッガー候補、欲しかったなぁ。

清宮選手を外した後の指名が九州学院・村上選手でしたが、ここではヤクルトと楽天と競合の末にハズレ。村上選手は左打ちの打てる捕手候補として注目されていましたが、最後に来て評価急上昇?前評判はここまで高くなかったような?まぁ、プロ球団がハズレとはいえ3球団競合する逸材なのだから、素晴らし選手なのでしょう。ここははずしたくなかったなぁ。…と言うことで、今年指名した選手について(こういう意図で選ばれのかな?)という勝手な解釈を書いてみます。

まずハズレのハズレ1位となった鍬原投手ですが、中継ぎ補強なのかな?と勝手に思っています。先発と抑えどっちも行けるようですが、即戦力候補で考えると短いイニングなら可能性がある気がします。MAX150キロ台のストレートと独特の軌道を描くシンカーで三振を奪う能力に長けているのが魅力だそうですが、ゴメンなさい!全然チェックしていませんでした。支配下での指名では唯一のピッチャーというのも注目です。

そしてここからがさらにびっくりですが、2位に今年の社会人捕手NO.1?岸田選手、3位に社会人侍ジャパンにも選出された大城選手と連続でキャッチャーを指名!?どんだけ巨人ってキャッチャー不足しているの?あれ、そんな感じだったっけ?この2選手が良いとか悪いとかの前に、このトリッキーな指名に驚いた方も多いのでは?この即戦力候補の2人の捕手指名に思ったことは、

1.今年の敗因の1つに小林の打力の無さを問題視したのかな?

2.宇佐見はいい選手だけど、スローイングに難ありで走られまくる恐れあり。来年から打力を生かしたコンバートが本格的に始まる?

3.3位・大城選手はひょっとして捕手としてより打力を評価しての獲得?こっちもコンバートの可能性アリ?

冷静になって考えた結果、こんなことを思いました。

1.については、球団は小林の守りやリードは良いけど、打撃には強いストレスを感じているのかな?と考えてしまいました。岸田選手は鍛えれば小林より数段打ちそう。大城選手は現時点で小林より打ちそう…。守備やリードを考えると、小林を越えるのは簡単ではないと思いますが、打ちまくったら…案外首脳陣の気が変わるかも知れませんので、小林にはバッティングの成長が急務だと思います。2割ギリギリからせめて2割3分ぐらいは打ってくれ~!そしてゲッツー、減らしてくれ~!この辺がストレスなのかな?

2.は現時点では小林の次に正捕手の座が近い宇佐見との兼ね合いかな?と思いました。バットでは今年非凡なセンスをチラ見せしてくれましたが、守備…というか二塁へのスローイングが遅いのが気がかり。肩は強いと思うのですが、投げる動作が遅いのかなぁ。改善して欲しいのですが、もしも先行き暗い場合は捕手から別なポジションへコンバートがありそうな予感。そのためにも質の高い即戦力捕手を2人獲った…のかなぁと勝手に思いました。

3.はにわか知識だけで語るので、話半分で読んで下さい。先日行われた第28回BFAアジア選手権で社会人代表に選出されていた大城選手。ただし、主に試合で器用されたのはDHで打力を買われていた様子。残念ながら、自分が観れた試合ではその魅力的な打力を感じませんでしたが、バッターとしての能力は高いのでしょう。捕手としての能力も高く評価した上で、もし打つ方が即戦力だったら、手取り早く外野とかにコンバート?って、安易な発想ですみません。これ以上は社会人野球に詳しい方に怒られそうだから、この辺にしておきます。

衝撃の捕手連続指名で発覚したのは、巨人の捕手陣は全然足りてないということ。小林という守りに特化した正捕手はいるけど打つ方に難がある。2番手に宇佐見というホープが出てきたけど、守りに難がある。その他がベテラン・実松と現時点で若手の3番手候補・田中貴也だから、冷静に考えると問題があるポジションなんでしょう。新しい選手が入ることで、どう活性化するか?期待したいです。

4位の北村選手はてっきりトヨタに在籍しているお兄ちゃんだと勘違いして、しばし赤面。4年時に打つ方の成績を落としているが気がかり。1番興奮したのは、5位で田中俊太選手を指名出来たこと。今年は力及ばずでドラフト情報を一切書けませんでしたが、密かに注目していた選手だったので嬉しい!バッティングでは即戦力になるだけの力があるので大いに期待しています。お兄ちゃんは広島・田中広輔ですがプレーしている感じが似てるよなぁ。チャンスに強い点を自分は評価しております。6位・若林選手も好打と内野守備がどこでも守れるのが売り?こちらも大いに期待しております。7位・村上選手と8位・湯浅選手は上手く育てて欲しい!という枠で合っているのでしょうか?

全体の感想は、今年は支配下枠の指名で全力で即戦力野手を獲りに行った模様。去年ピッチャーを沢山取ったので、2年がかりでバランス取ったのでしょうか?支配下での指名野手7人中6人が内野手というのも微妙ですが、自分は内野手に指名したい逸材が多かったと前向きに解釈したいです。また、昨年のドラ1・吉川尚輝や山本や辻という二塁手候補の若手の中に田中選手や若林選手を指名してどうなの?という意見もありますが、そこは競わせれば良いだけのこと。来年はこの中から二塁手のレギュラー候補ではなく、レギュラーが台頭することを願っています。また、支配下での指名で社会人と大卒選手が多いバランスの悪さを育成ドラフトで高卒選手を多めに指名してカバーしている印象。通常なら育つまで少し時間がかかる高卒選手を育成目的の3軍でじっくり育てることが出来れば、チームとしては効率が良いのでしょう。育成1位の比嘉選手とか楽しみだなぁ。入団テストで合格した育成8位・荒井選手もロマン溢れる選手で期待したいです。

それから余談ですが、今日付けで秋季キャンプメンバーが発表されましたが、このメンバーと今日のドラフト会議の指名選手をじっくり見ると、何か気がつくことがあるような?全てが判明したら、今年の指名選手と合わせて感想を書かせていただきたいと考えております。

今まではドラフト指名選手のメンツを見て(あぁ、今年は〇〇点)とか内心偉そうに評価していましたが、今年からやめました。ド素人の自分がそんなこと言ってもムダだし、大体ドラフトで指名した選手の良し悪しなんて、入団前ではよう分らない。これから1年、2年と時間が経つにつれて評価が変動することもある。ドラフト指名選手の楽しみ方って、そんな感じなのかな?分かったようなこと書いて、ちっとも分かっていませんが…ね。

そんな感じで、また!…と言いたいところですが、スポナビさんが来年1月で閉鎖ということで、ここで更新できる機会も残りわずか。今後どうしようか?検討中。コレにもびっくりしたなぁ~。

では、また。