孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【2017 巨人vs中日 第21回戦】ジャイアンツ、土壇場で追いつき→延長でサヨナラ!大興奮な試合のヒーローは?

今日の試合、久々に長かったですねぇ。

4時間24分の試合だった模様。

5-8でジャイアンツ3点ビハインドで迎えた9回裏。マウンドには中日・田島でしたが、今日は…東京ドームじゃあないんだよなぁ~。彼が苦手とする我がホームグラウンドではなく、今日は地方主催試合の長野県松本市球場。3点リードされてるし、この状況だとさすがに田島もビシッと抑えちゃうだろう…と半ば諦めかけましたが、ナニが起きるか?分からないものですね。

ジャイアンツ、9回裏ツーアウトから3点差を追いついた!延長11回裏に寺内のサヨナラスリーランで決着がつき、中日に11-8の劇的勝利!この勝利、Aクラス争いに勢いつくこと間違いなし!?な結果となりました。

いやぁ~、まさかこんな展開になるとは思わなかった。最終回の攻撃でツーアウト二塁になった時は(チョーノさんで終了かぁ)と悟りましたが、失礼ながらまさかのセンター前にタイムリー!6-8と点差を詰めて、途中出場の8番・宇佐見の打席に回ったのですが、

(ホームラン…出たら追いつくけど、甘くねぇ~なぁ)

と思いながら見守っていたら、1-2の追い込まれたカウントでま・さ・かのライトへ同点ツーランホームラン!インコースへ沈むスプリットをゴルフスイングのようにすくい上げて打っていましたが、サイコーだよ!宇佐見真吾!

自分はいつものようにジャイアンツライブストリームを使用して電車で帰宅している途中で観ていましたが、この瞬間人目も気にせず我を忘れてガッツポーズ!その時の顔も凄かっただろうなぁ。西川きよし師匠のように目玉飛び出そうな顔をしていたはず。うわぁ~、宇佐見はまたもやスゴい仕事をしましたね。危うく車内で歓喜の雄叫びを上げそう…になりましたが寸前で回避。こちらも危なかったなぁ~。

このホームランを予知したかのように、自分は今日たまたま(流しのブルペンキャッチャー)で知る人ぞ知る安倍昌彦氏が書いた宇佐見に関する記事を読んだ。注目すべきは彼が大学時代に呼ばれた大学日本代表の強化合宿で阪神・高山や楽天・茂木より遠くへ飛ばす能力が劣っていない!?いや、もしかしたら優れている!?というエピソードを読んだ。城西国際大学で遠くへ飛ばす能力を磨いたそうですが、想像以上に遠くへ飛ばす天性の才能があるのかも?そしてチャンスでやってやる!という気持ちもある。それから、そんな熱い場面で適度に冷静な感じもグットだなぁ。この前の土日は昼間に二軍の試合に出ていた宇佐見ですが、土曜日はソロホームラン!日曜日は2点タイムリー!どちらもソフトバンクの左ピッチャーから打っていましたが、バットが振れているなぁというのは織り込み済だったけど、あの土壇場でホームラン打っちゃう彼のバットには今後も期待せざるを得ない。

前にも書きましたっけ?宇佐見のバッティングの良さって、自分のバッティングの型を変に崩さないから、バットの芯喰ったら強い打球が行くのかも?それと原さんが行っていた遠心力を上手に使うスイング?なのでしょうね。使用するバットはトレンドの短めではなく、ちょい長め。分かったようなことを書くと、ヘッドをしならせてスイングするのが上手い!ということなのでしょうかね。起死回生とも言える同点弾を放った君がヒーロー、宇佐見真吾!!彼のツーランが負ければ3位と再び2.5差となる危機を救ってくれた。今シーズンは負けられない大事なシーズン終盤の戦いになっているので、余程でないとスタメンマスクは難しいはず。ただ、代打や今日のようなビハインド展開での代打から途中出場は十分あり得る。今後も劇的な活躍に大いに期待したい!

そして11回裏ですが、ワンアウト二,三塁でこちらも途中出場の9番・寺内が中日・福谷から場外まで飛んだ!?どデカいサヨナラスリーラン!まぁ、打った瞬間、外野フライは堅いと思いましたが、ま・さ・か!スタンドインとは…。ベンチの首脳陣も大喜び!由伸監督も喜んでいましたが、監督インタビューでは表情がサラッとしていましたね。原さんだったら、目が充血して目がウルウルして(泣きました?)って顔で出てくるパターン、多かったけど。まぁ、由伸が喜ぶ姿は嫌いじゃないので、自分も嬉しかったです。

寺内はスイングスピードが上がった?もしくは筋力が上がった?8/10vs阪神戦でマテオから決勝打を打った時も思ったけど、引っ張る打球が力強くなった気がします。ファウルでも去年までより強い打球打ったりしますからね。そんな感じで今日のホームランは、高めのストレートを何球か続けられて最後はインコースのストレートで打ち取ろうとした中日バッテリーでしたが、ちょっと寺内を甘くみたはず。打たれないだろうという渾身のストレートが真ん中ちょい高めに来たところを寺内がフルスイング!本人もホームランより強く叩いて犠牲フライでOKと振ったはず。それがサイコーの結果になるとは…ね。同じサヨナラでも犠牲フライでサヨナラよりヒットやホームランの方が雰囲気は良いはず。この瞬間はもう少しで自宅最寄り駅に着くぐらいで見届ける。左手にスマホ、右手はこぶしを握り何度もガッツポーズ!負け試合で愚痴を書くブログから一転、喜びに満ち溢れる内容にしてくれてありがとうございました。

…が、しかし、喜んでばかりでも要られない。今日の試合の反省点を少し。試合は2回に1点を先制されるも4回に追いつき5回に3点を奪って4-1とリード。そのまま3点リードを守って逃げ切る試合で勝っても良かったのですが、こんな危うい試合になったのは3つのポイントがあったはず。

1.5回裏、マギーのツーランで3-1として尚もノーアウト満塁で亀井の場面。マウンドには2番手・三ツ間でしたが、亀井は上手く打ったはず!だが、三塁線を破るかも?痛烈な打球を高橋周平がナイスキャッチ!1点は追加出来たけど、三塁を踏まれてアウト1つ取られた場面。昔の周平だったら抜けていたかもという打球をナイスキャッチされたことで、さらなる得点も奪えず流れを切られた。

2.4-1と3点リードして迎えた6回表の場面。なぜ?ベンチは宮國を続投させたのか?球数が100球未満だったから?いやいや、流れ的に6回から継投に入れば良かった。ちょうど4番から始まって右バッターが3人続く打順だったから、てっきり田原投入と思ったのですけどね。今日の宮國は頑張ったと思います。3回表ノーアウト三塁のピンチをゼロに抑えた場面とかシビレちゃったよ。でもね、このピッチャーも先発やったり、中継ぎやったり、かなり面倒な調整させられてるから、そんな長いイニング投げるスタミナないでしょ?球数でなくイニングでスタミナ消耗を考えて欲しかった。そして最悪行かせるのは良いけど、先頭・ゲレーロに打たれた時点で代えて欲しかった。画面で観ていても、球威がガタ落ちだった気がする。この甘い判断が災いし、福田にツーベースを浴びてノーアウト二,三塁のピンチを作るはめになる。久々の一軍復帰おかえりなさい!2番手・池田も頑張ったけど、ツーアウトから代打・谷に2点タイムリーを浴びて4-3とされる。ここで反撃ムードを許したことが7回表の失態に繋がったはず。あっ、谷も中日でいう寺内みたいなポジションだから、今日はサブプレーヤー・デー?

3.その7回表ですが、マウンドには西村健太朗。ヒットとセーフティーバントでノーアウト一,二塁のピンチを迎えるも3番・京田に送りバントさせずに三振!で、ここまでまぁまぁ良かった。しかし、次のゲレーロと福田の攻め方だよなぁ~。ゲレーロインコースをシュートで徹底的にえぐってカウント2-2。最後はアウトローのストレートで打ち取りたかったのかなぁ?小林の要求とは逆でインコース寄りに入ってライトへポテンヒット!そして、福田にはフォークを空振りするから続け過ぎて6球投げたらライト前にしぶとく落ちるヒット!で同点にしてしまう。この打席は小林が裏かきすぎて福田にフォーク攻め読まれて痛打という最近にして珍しい喝!な配球だった。このヒットが西村の心を壊して藤井の3点タイムリーで一時5-8の厳しい試合になったはず。う~ん、ゲレーロと福田を止めないと大量失点に繋がるなぁ~。明日はこんなミス見たくないです。

以上、この3つのポイントは要反省。危うく…というか、2点リード守ろうとして7回から勝ちパターン投入したのに3点差つけられてひっくり返される試合なんて、普通だったら負けてますよ。それでも勝てたのだから、今日の勢いを大事にして明日の勝利へ繋げて欲しい!ヒットは1本ずつ出ていたけど、今日も不調の陽岱鋼と坂本はバットで精彩を欠いていた印象。でもさぁ、寺内のヒロイン聞いて感じるモノがあったんじゃないの?絶対に打つ!という強い気持ちで打席に入り、結果を出したサブプレーヤー・寺内の想いに感化されろ!自打球の影響でベンチに下がった慎之助(無事を祈る)の代役・脇谷も4回と5回の得点に絡むヒットを放っていた。サブプレーヤーの活躍に刺激されて主力も奮起しろ!

そんな感じで、また。