【2017 DeNAvs巨人 第21回戦】ジャイアンツ、菅野だから勝てた試合！？エースの責任感を感じた夜！！
Aクラスに入りたければ、絶対に負けられない戦いがそこにある？今日からハマスタで始まった3位・DeNAと4位・ジャイアンツとの直接対決。両チーム共、初戦を制して勢いにのりたい！と言うのが本音でしょうけど、今日は身びいきなしで書こう。やっぱりアイツは凄いんだなぁ～。
ジャイアンツ、緊急事態で1回ローテを飛ばした菅野がエースとしての責任を果たす！3-0でDeNAに9回降雨コールド勝ち！Aクラス入りを賭けたこの大事な3連戦の初戦を制し、DeNAに1.5ゲーム差に詰め寄る！そして連勝を3に伸ばす！それから5/25日以来の貯金2となりました。
いやぁ～、今週は連日痺れる試合が続きますね～。仕事しながらj:comオンデマンドで今日の試合を観ていましたが、エース・菅野が序盤からピンチの連続！？ヒヤヒヤしながら見守っていましたが、アイツ…いや、菅野だからあの調子でも7回無失点で抑えることが出来たのでしょう。守備でも大事な場面でスーパープレーが飛び出した。まぁ、野手も菅野が投げる試合は落とせないと集中力が高まるのでしょう。
普通に行けば、先週土曜日に先発する予定だった菅野ですが、突然の体調不良？理由は明らかではないのですが、先週は大事を取って一回ローテを飛ばし、満を持して今日のマウンドに上がったはず。だが、久々に投げるハマスタのマウンドのせい？それとも病み上がりで身体が思うように制御出来ない？今日は立ち上がりから、最近のピッチングでは絶大な威力を発揮する本気で投げるストレートの制球が定まらない。150キロを越すストレートを連発するも、高めにあっちこっちと抜けて行くし…。非常に不安定な様子にビビりましたが、調子が悪いなりに試合を作るのがエースの本懐？と言わんばかりに、2回以降は変化球主体の制球重視のピッチングに変更。低めを丁寧に突くピッチングで、再三ランナーを出すもゼロを重ねていった。恐るべしピッチングを披露した菅野智之。ホント、味方で良かったと思います。
今日の菅野は7回を投げて115球、6安打2奪三振2四球の無失点。三振が少ない理由はストレートを上手く制御出来なかったからでしょう。左バッターに対するアウトコースぎりぎりのストレートもほとんど決まらず。全力で投げる力強いストレートも制御不能でストライクが入らない。初回でそんなだったから、途中から割り切って制球重視で力を抑えて投げていたはず。その方が何とかなると踏んだのでしょうが、その決断が出来る勇気と実力に感嘆するしかない。今日の調子では絶好調時の菅野と比較したら6割程度の力しか出ていないはず。それでも強力なDeNA打線を粘って粘って抑えるあたりは、彼だから出来る技としか言いようがない。
2回裏は宮崎と戸柱に連打を喰らいノーアウト一,二塁の大ピンチ！しかし、ここから梶谷を打ち取り、8番・井納に送りバントさせつつ、ピッチャー・菅野が素早く処理して三塁へ送球→村田も間髪入れず一塁へ送球してゲッツーを完成！DeNAに悪い雰囲気を醸し出させる。
しかし、この時点で1点をリードしていたけど、3回表のジャイアンツの攻撃が淡白だった。1番・陽岱鋼から始まる好打順でしたが、1,2,3番があっさり打って簡単に三者凡退。菅野が休む間も無くマウンドに上がるはめになった攻撃はあかんやろ！2回裏の最後の攻撃で井納はバント失敗した！と焦って一塁へ本気で走っていたはず。その直後のマウンドだから、じっくり攻撃すれば、井納のミスを誘発させることが出来たかも？知れない。それに、あんな大チャンスを潰した相手にこっちの攻撃が簡単に終わるようだと、ま～たあっちに流れが行っちゃうよ？と思っていたら案の定、3回裏に大ピンチがありましたね。
この回の先頭・倉本のピッチャー方向へのゴロですが、菅野は取らなあかん打球でしょ？そして、取れないならバックに任せれば良かった。多分、ショートゴロだった打球を菅野がグラブで弾いてノーアウト一塁→続く桑原もヒットでノーアウト一,二塁→2番・柴田が送ってワンアウト二,三塁→筒香は慎重に攻めて四球でワンアウト満塁の場面。ここで菅野と相性が良いロペスで(逆転されちゃうかも？)と震えて観ていましたが、なんと初球アウトコース低めのスライダーを打ち上げてショートフライ。コレは非常に助かった。よ～く、ロペスのタイミングを外すボールを投げたなぁ～。狙ってアウトを取り入った最高のボール。続く宮崎は得意のセカンドゴロ？で抑えて無失点。1点はしゃ～ない状況で、よくその1点を守ってくれた。
4回裏もワンアウトから梶谷に四球与えてツーアウト二塁のピンチを作るし、6回裏は表の攻撃で慎之助のソロホームランで2-0として雰囲気良いのに、先頭・ロペスにヒット打たれるし…。今日はいつものように相手を圧倒するようなピッチングを披露することが難しかったようですが、続くバッター・宮崎をゲッツーで仕留めるあたりはらさしを感じた。三者凡退に抑えたのが5回のみというのも意外でした。
失点しそうな最大のピンチは7回裏。自分のエラーというか、代打・乙坂の打球が微妙過ぎて一塁へ悪送球→最悪の二塁まで進ませる嫌な流れがあったけど、ツーアウト二塁で桑原と対戦した打席は凄かったなぁ。桑原って、前回東京ドームで対戦した際に、菅野はスライダーをホームランされたはず。彼を見ていると、スライダーで打ち取られるパターンも多いが、それでも上手くヒットにしている場面も多く見ている。だから、終盤になって自分も疲れてきて球威が落ちているだろうという状況で、桑原に打たれる確率が高いスライダーを多投するはずはない！と踏んでいたら、ほとんどスライダーを投げていた様子。追い込んで、決めに行ったかも知れないスライダーが、やっぱり甘く入って痛打された！？1失点は覚悟したのですが…、痛烈なサードライナーを村田さんがジャンプ1番ファインセーブでスリーアウト！菅野がスゴいガッツポーズをしていたけど、オイオイ、ここは責めたくないけど、菅野さんの失投を村田さんが救ってくれただけだろう？映像を眺めながらツッコんでいましたが、嬉しかったのでしょうね。ホントなら最低1失点を村田のファインプレーで無失点。8回表にチャンスがなかったら、次のイニングをおそらく投げていたのでは？それぐらい今日の菅野からは、絶対に勝つ！チームに迷惑をかけた分を取り戻す！というエースとしての責任感を感じた。8回を投げても上手く抑えれば130球前後で済むと考えると、菅野のスタミナなら投げることが十分に可能。だが、8回表の攻撃で長野のタイムリーでさらに1点を加え、なおもワンアウト二,三塁のチャンスで打席が回ってきたために交代したと自分は思っています。そのスタミナも変わりなさそうで心配された体調面は問題なさそう？な感じでしたが、しっかり身体のケアをして来週に臨んで欲しい。自己最多の14勝目？菅野レベルだと(まだシーズン14勝が自己最多なの？)と意外に思われるはず。今季出来るだけ勝ち星を積み上げて、球界を代表するピッチャーはこれぐらい勝つでしょ？という数字、15勝以上は達成して欲しいものです。
…と、菅野を褒め称え過ぎて、他のプレーを書く尺が無くなってしまった。残りは端的に書いておきます。菅野の調子悪すぎるのに、DeNA打線をゼロに抑えたピッチングと7回裏に飛び出した村田のファインプレーについては書いた。それ以外で非常に素晴らしかったプレーは2回に先制した場面。DeNA先発・井納ですが、ジャイアンツ打線はちょいちょい3点前後は点は取っているけど、言う程簡単に点を取ることが出来ないピッチャー。ハマるとゼロ行進になるのですが、ツーアウトから四球をきっかけに一,二塁のチャンスを作り、8番・小林が鮮やかなセンター前に抜けるタイムリーヒット！小林が打ったことにも大きな意味合いがありますが、井納から得点出来るパターンできっちり得点出来たことが方が大きいはず。彼の場合、四球で出したランナーから粘り強く繋いで行くと、得点出来るパターンが多いと最近気がついた。もらえるチャンスをきっちり生かす！これが井納対策の必須だと思います。慎之助のホームラン、ちょっとタイミングを外されて前に出されながらも豪快にスタンドインさせたのはさすが！8回表、村田が死球で代走・重信が一塁へ→亀井が一塁内野安打でノーアウト一,二塁から今日は猛打賞！長野がタイムリーで1点取れたのは大きかった。バッティングが好調な部類に入る村田にわざわざ代走を出してのだから、1点取らないとね。重信もライト・梶谷の好返球をかいくぐるナイスランだった。地味ながら、重信も褒めて上げて欲しいものです。
今日の試合で残念というか、少し検討した方がいいな？と思う点は、終盤村田をベンチに下げた場合、誰を三塁へ入れるか？今日は8回裏からマギーを三塁へ回して二塁へ寺内を入れましたが、次回からこのケースは寺内を三塁にしませんか？マギー、当初より二塁の守備力が上がっているけど、最近守っていない三塁の守備が不安定で心配。この回も西村がマウンドに上がりワンアウト一塁と苦しい場面で、ロペスが放った強いあたりだったけどほぼ正面のゴロを弾いているし…(記録はヒット)。マギーは三塁ばっかり守っていたら、そこそこは守れる。ただ、守備に関してそこまで起用ではないのだろう。たまにしか守らない三塁より、景色が近い一塁or二塁のままの方がミスが少ない気がする。マギーに守備の器用さまで求めるのは酷じゃないすっか？その辺、再考して欲しいものです。
今日は広島戦を3連投したマシソンは使う予定はなかったはず。菅野が出来るだけ長いイニングを投げて、終盤は昨日投げなかった西村だけで終わらす？もしくはカミネロのみが理想だったはず。そんな中、7回で菅野を降板させたが、西村がなんやかんやでもたついてしまい、ツーアウト満塁でカミネロに交代→梶谷を1人抑えて難の逃れましたが、9回表の途中で降雨が激しくなり試合が中断してね。結果、降雨コールドでカミネロのイニング跨ぎを阻止出来たし、9回裏の猛攻も受けずに1回勝てたのは大きい。…と、言うか、ラッキーだった。そして、ジャイアンツファンはハラハラドキドキ！？8回裏の攻撃が長引いたおかげで、9回表ワンアウト以降はプレーせず勝てるとは、結果オーライだった気もする。
それにしても、雨の試合中断って何分までとか何時間までとか決まっているのでしょうか？その辺よう理解していませんが、DeNAさんは30分待っただけであっさり諦めましたね。自分がお天気アプリでチェックした感じだと、1時間待てば小雨になって試合再開できそうな雨雲の動きでしたけど。当初の予定と違って、21時過ぎから雨が激しく降るのは想定外でしたが、リードしていたこっちに取っては恵の雨となったはず。今日は後ろの3枚を酷使し過ぎず勝ちたい！という狙いを達成することが出来た。明日以降もジャイアンツに流れはある！と信じましょう。
そんな感じで、また。
