孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【2017 巨人vs阪神 第16回戦】ジャイアンツ、真夏の奇跡!?寺内の決勝タイムリーで価値ある勝利!

今朝は昨日何故あの展開で阪神に負けたのか?何度も繰り返して敗因を考えていた。ネットに上がって来たスポーツ紙の見出しを見てもカミネロの責任としか書いていない。ホントにそうだったのか?釈然としない自分がいた。

そんな終わったことに執着して考え込んでいたら、今日は会社帰りに東京ドームへ向かうはずなのに、大事な観戦グッズ・タオル&チケットホルダーを家に忘れる凡ミスをしてしまう。あちゃ~、やっちまったなぁ。野球に例えるなら、初歩的なプレーを決められない?さしずめ送りバントの指示をキッチリ出来ないヤツと行ったところでしょうか?…と、ここで強引に送りバントと書くことで、今日のヒーローに繋げていくのですが…。

ジャイアンツ、2-2の同点で迎えた8回裏、ツーアウト満塁のチャンスで途中出場6番・寺内が勝ち越し2点タイムリーツーベース!その後、相手のミスもあり計3点をゲット!9回はカミネロが締めて5-2で阪神に勝利しました。

勝ち越しの瞬間、よっしゃ~~~~!と雄叫びを上げて大満足。本日は一塁側B席中段で観ていましたが、レフト線の打球ってこの辺だとイマイチ打った瞬間にヒットかどうか?分からない。そこがちょっと残念でしたが、まさか!守備の人・寺内が決めるとは!阪神・マテオもびっくりしただろうなぁ。ツーアウト一,三塁で打席に村田が向かう前、マウンドに集まってその後の勝負に対する確認をしていた際に(村田はカウント悪くなったら歩かせる。次の寺内は楽勝だから。)とかいう話があったはず。現にカウント2-1になった時点で直ぐ村田を歩かせた阪神バッテリー。ここまでは計算通りだった。

ところがこの場面で寺内を打席に迎えた際、寺内をナメてかかってくれたことが歓喜を場面を演出してくれたはず。カウント1-0から真ん中内よりに来たストレートをフルスイングしてレフト線へ2点タイムリーツーベース!後からベンチの映像観ても、石川とか小林とか坂本が大興奮していましたが、スタンドにいるジャイアンツファンだって大興奮!自分はタオル忘れたけど、上着のシャツを振り回して喜んでいました。

いやぁ~、昨日イヤな負け方をしましたが、阪神さんにやり返しましたね。それも土壇場で守備固め要員の寺内が決めるとは…。実は昨日、自分は今年からスイッチヒッターに転向した阪神・大和の左打席にめちゃくちゃ関心していました。阪神で言えば失礼ながら守備の人でしたが、キャンプで必死に振り込んだ?いや、シーズン入っても必死に練習しているのでしょう。急造ながら、バットにボールをあてる技術のうまさに舌を巻いた。北條の不調、糸原のケガでの離脱で回ってきたスタメンのチャンスをガッチリ掴んでいる印象。阪神の脇役はジャイアンツファンのオレでもちょっと観ただけでどんだけ努力してんの?というのが想像できるのに、ウチの脇役は守備だけかい?とか嘆きそうだったのですが….失礼しました、寺内サン!あんたも必死に打つ方でも結果が出るように頑張っているんだね。

今日の寺内は7回裏、ノーアウト一,二塁のチャンスで6番・長野に代えてピンチバンター?として登場。見事2球目で送りバントを決めましたが、成功した後に一塁を走り抜けた後にえらい激しいガッツポーズをみせていた。自分はそれを観て良い闘志の表現だなぁと関心。寺内のその姿勢とベンチの誰もが難しい場面で決めたということを認めた一体感。そこが微笑ましかったのですが、結局この回のチャンスは無得点。寺内の気合、無駄に終わる。

ただ、この送りバント決めて闘志むき出しにする姿勢が良かったのでしょう。8回にまさかチャンスが回ってきて、それを決めるとは…。何やら打席に向かう前に、亀井から(踏み込んで思い切って振れ!)と言われてそうですが、亀井も良いこと言うね。今のジャイアンツ首脳陣はチャンスでこんな洒落たことは言ってくれないので、選手同士でアドバイス送ればいい。勇気もらえるし、一旦我にかえってポジティブに打席へ入れるかも知れない。決勝打を決めたのは寺内ですが、演出したのは亀井かも知れない。亀井は日ハムから来た石川や陽岱鋼にも慕われていますね。ジャイアンツ公式映像で昨日の試合前だったかな?陽と亀井が絡む映像があったけど、陽が親しげに(あそこに35歳のおじさんがいます)って言っていたのが印象的。そこまで陽がチームに溶け込んでいるのが嬉しいし、亀井って案外人望あるんだなぁ~と再認識。影のチームリーダー・亀井?なのでしょうかね。

普段、打たない選手が試合を決める試合っていうのも、サヨナラ勝ちと同じぐらい嬉しいもの。寺内、次もこういうチャンスあったら遠慮せず決めてくれ!試合終了後、写真を撮って欲しそうだった女子2人組がいたので、声かけて撮影して上げました。嬉しいことがあると周りも見えてくる?これも寺内のおかげでしょうか?

さて、嬉しかった場面だけを書きましたが、ざっと試合通しての感想を書いておきます。先ず投手陣ですが、2回に2失点した時のピッチングを観たら(今日は何点取られるの?)と頭を抱えていた内海が結局6回2失点の好投?で良いですよね?結果オーライ!な気もしますが、持ち味の粘りのピッチングを見せたくれた。89球を投げて8安打5奪三振1四球…って、ヒットは打たれ過ぎだなぁ。これで2失点は奇跡に近いかも知れない。ここまで粘れた要員は、2番・上本,4番・ロジャース,7番・大和をしっかり抑えることに成功したから。裏を返すと、今の苦しいピッチングが続く内海に全くタイミングが合わないバッターが3人もいたのが助かった。6回表、ワンアウト三塁で今日2安打の梅野が意表を突くセーフティースクイズをしましたが、華麗なフィールディングでホームで刺したプレーはシビれた。随所に見せた好プレーが今日の勝利を呼び寄せたはずですが、今度は自分に勝ちがつくピッチングをみせて欲しい。厳しいが2点を奪われた2回の失点は防げたはず。先制タイムリーを許した梅野との勝負、1-2と早めに追い込んだのに勝負を焦って打たれた場面は情けなかった。無駄な失点を減らさないと勝ち投手の権利は得られないので、頑張って欲しいものです。

7回から西村健太朗がマウンドへ行きましたが、休み挟んで4連投?だと思うけど。いきなり俊介にストレートの四球で心配でしたが、続く上本が送りバント失敗で最悪のゲッツーで助けられた印象。それにしても、ジャイアンツのブルペンってブラックだよなぁ。健太朗、壊しそうで心配。8回はマシソンが三者三振で勢いを作り、その勢いで勝ち越した流れも良かった。3点差あれば余裕でしょ?と言わんばかりに今日はカミネロが三人で締めてゲームセット!カミネロは昨日打たれた伊藤隼太と福留を打ち取ったことで、自信を取り戻して欲しい。そして、この場面でのキャッチャーは相川でしたが、やっぱりボールを受ける姿勢や要求するボールをジャスチャーで表現する姿は安心感があった。昨日9回に逆転された試合は…アレ?キャッチャー誰だっけ?宇佐見も先輩を見て学んで欲しいものです。

打つ方では阪神先発・メッセンジャーに予想通り?苦しめられましたが、ヒットが出なくても良かった点。序盤から粘ってメッセに球数を投げさせた結果が同点劇~からの勝ち越しへ流れを作れたはず。6回終わった時点で100球以上投げさせて、メッセのペースを少し狂わせたはず。フォークの精度が悪く、空振りしやすいボールが今日はなかったから粘れたのかもしれない。メッセンジャーから奪ったヒットはたった4本でしたが、5回裏に長野のどでか過ぎて観客が一瞬ホームランと判別できないレフト中二階へ飛び込むソロホームランで反撃!6回裏には先頭バッター代打・石川が初球をライトへホームラン?というフェン直スリーベースヒットで出塁し、ワンアウトからマギーがライトへ犠牲フライで同点。今日は少ないチャンスを確実にモノに出来た点も見逃せないですね。

ジャイアンツ公式twitterでチェックできる公式映像で2日に渡る内海と石川のやり取りが面白かった。今カード、石川慎吾が活躍出来た理由は内海のバッティング指導があったから?それにしても、石川は人懐っこいキャラでジャイアンツの誰にでも溶け込んでいる?7回裏、メッセに不可抗力で打球をあててしまった慎之助がベンチに戻っている間、臆することなく話掛けていたのが印象的。アイツには、北の透き通った水より薄汚れた東京の水があっているようだ。

試合前の予想では敗戦濃厚できつい試合と思っていたけど、終わってみればルンルン気分になる楽しい試合だった。メッセンジャーの足の状態が気がかりですが、大ケガでないことを祈ります。そして非常に残念だったのは阿部慎之助の本拠地での2000本安打達成は難しくなった。今日1本出て残り3本。明日からマツダで広島戦なので、記録も良いけど勝利に直結するヒットが欲しいものです。

そんな感じで、また。