孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【2017 巨人vsDeNA 第4回戦】あの頃キミは生まれたの?ジャイアンツ、菅野が3試合連続完封勝利!流れを掴んだ4回の攻防!!

圧巻だった。球数を必死に計算して(今日は8回まで投げればOK!)とか思っていたオレが浅はかだった。彼は誰もが認める、プロの一流投手としての階段を登っているように見えました。

ジャイアンツ、エース・菅野智之が3試合連続完封勝利!5-0でDeNAを下しました。

う~ん、気持ちイイ~!!のですが、先週は2カードとも初戦を取りながら負け越し。通算で3カード連続負け越し中なので、はしゃぎ過ぎは止めよう。今日はサラッと書きたいと思います。

さて、今日の勝因ですが、70%ぐらいは菅野のおかげ。3試合連続完封勝利はセ・リーグで28年ぶり!?ジャイアンツ現二軍・斎藤雅樹さんが達成して以来の快挙!あの頃、オレは高校1年生で、菅野は生まれた年じゃない!?(目標としている選手)と言っていましたが、菅野は斎藤のリアル全盛期知らないのね。そして、自分も歳とったなぁと感慨深くなってしまう。(斎藤さんが大好きです!)とか言ってた西田ひかるとか、今のお若い方々知らんよね。今で言うと、どことなく広瀬すずちゃんっぽいけど…。菅野にはそんな熱烈な有名人のファン、いなさそうだなぁ。

あっ、どうでもいいネタ、ぶち込みましたね。今日の菅野は135球5安打9奪三振無四球で完封!5回終了で80球ちょいだった気がするので、全部投げ切るなら球数が140~150球ぐらいになりそう…と勝手に心配していましたが、そこまでにならなくて良かった。今日は18:20分頃に会社を出発→ジャイアンツライブストリームで桑田さんと中畑さんの解説を聞きながら東京ドームへ向かう。音声オフで観ていても判別出来ましたが、今日の菅野は立ち上がりから分かりやすくボールを動かしていた模様。いわゆるカットボールツーシームで打たせて取ろう!省エネ投球を狙っていたようですが、思うような展開にならず。2回はツーアウトから連打で二,三塁のピンチ。4回はワンアウトから連打で一,二塁のピンチ。本人曰く(調子が悪い)ようだったので、序盤で球数を要していた。1点は先制してもらったけど、ここで簡単に失点するようでは、相手に流れを渡してしまう。そんな雰囲気だった4回表のピンチでしたが、エリアンのバットを折りセカンドゴロ→何故か?相性が悪い倉本をファーストフライでピンチを凌ぐ。ここ、結果論ですが、菅野にとって今日一番のヤマだった気がします。

vsヤクルト戦とvs広島戦では気がつきませんでしたが、菅野はかなりストレートと見せかけてボールを微妙に動かしていましたね。ああいう小手先?のピッチングに桑田さんが噛みついていましたが、過去2回の完封もこんな感じだったっけ?よう分かりませんが、菅野自身が調子が悪いなりに自分で考えたスタイルだった気がします。フォークがイマイチ決まらない?ボールが低めに集まらない?ド素人の自分には、この辺が辛そうに見えましたが、そこまで悪いように思えなかった。理由としては、過去2戦同様、ええ加減で力を抜いているように見えたから。最初から全力で投げ過ぎていたら、完封はおろか完投もムリ。全部1人で投げ切るために到達した手抜き投法?なのかなぁ。この調子を長く維持して欲しいものです。

残りの勝因30%は攻撃陣でしょうね。5%は坂本の先制ソロホームラン、15%が4回の1点、10%が5回の2点…という感じかなぁ。

今日、4打数4安打1ホームランと打ちまくった坂本の活躍はさすが。特に開幕してから好投を続けるDeNAのルーキー・濱口遥大をホントに攻略できる?初物に弱いジャイアンツ打線、牛耳られそう…と思っていた矢先に先制パンチは効いたよね。バックスクリーンへ見事なアーチ、ナマで観たかったなぁ。

それより相手にとって痛かった?ウチに取ってはラッキー?ピンチを凌いだ直後の4回裏、1点を取れたのは大きかった。坂本の内野安打、超ラッキー!でしたが、マギーの動きが地味に効きましたね。ワンアウト一塁の場面、1打席目同様、濱口のチェンジアップに全く合っていなかった。しかし、ベンチが強引にランエンドヒットの指示を出したために、セカンドゴロが内野安打になった。これも超ラッキー。マギー、よう必死にボールをバットにあてたなぁ。

続く長野の打席でも、マギーはセカンドゴロの間に進塁せず止まってみせて、一塁をセーフにするトリックプレー?を敢行。本来ならゲッツーでチェンジだったところ、ツーアウト一,三塁のチャンスを残した。地味に素晴らしいプレーだった。

このチャンスをサードへのコロコロヒットでモノにした石川のガッツも光りましたね。この人も全く濱口のチェンジアップに合っていませんでしたが、相手バッテリーが多投し過ぎたために、高めにちょい浮く失投が出てきた。ここに喰らいつける必死さは評価して上げたいです。相手が作った同点にされるピンチを菅野が凌ぎ、コツコツとほぼラッキーだけで作ったチャンスをラッキー内野安打で1点ゲットしたジャイアンツ打線。分かりやすくグイっと流れを引き寄せた攻防でした。

DeNA先発・濱口は、自分も去年ブログで取り上げた逸材。その思い切りの良い度胸満点の投げっぷり、リリーフ向き!と書きましたが、立派に先発してるじゃん。ただ、解説でも指摘があった通り、2回から全力でチェンジアップを多投し過ぎ。アウトコースに決まれば右バッターが手も足も出ないウィニングショットを安売りした印象。それがさらに悪化して、5回裏はツーアウトから満塁のチャンスを作り、マギーがそのチェンジアップを上手く捉えてセンターへ2点タイムリー。マギー、ここも快心のあたりではなかったけど、強引にならずにバットをボールに合わせてることに集中していた様子。対する濱口は、面白いように決まっていた決め球が段々と高く浮き出していた。この流れを見ると、ここで殆ど試合は決まったと思いました。菅野へ完封や完投より、勝ちを狙いやすい4点リードを与えることが出来たので。7回の追加点でダメ押しもできたしね。いい攻撃でした。

濱口のような左腕のチェンジアップ投手には、左バッターをもう1人、いや2人ぐらい置いても良いかも?ストレートとチェンジアップは一級品だが、それ以外のボールはまぁまぁな出来。左バッターへチェンジアップを投げ切れない様子をみれば、それだけで左バッターは球種を絞りやすくなる。巨人じゃなくても、近いウチにどこかがヤリそうな作戦だと思います。

投打が噛み合い!?DeNAに快勝!を一塁側B席中段で観戦。今日はやけに席が埋まっている?明日は休みだけど、今日は平日だぜ?と思ったら、タダでタオル貰える(アランチョ・ネロ)の試合だったのね。ここ数年の巨人戦、特に平日はイベントがないと集客力が上がらないなぁ…と痛感する試合でもありました。

明日は巨人・大竹-DeNA・水野が先発予定。相手は2戦連続でルーキーをぶつけてくる余裕…というか、ナメているというか、台所が苦しいというか…。未だ不調の闇に染まった長野をスタメンとかヤメて、左バッターをスタメン起用して欲しい。また大竹が先発なので、今日のような展開はない。7回までリードして、何とかマシソン→カミネロの継投で逃げ切りたいものです。

では、また。