孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【2017 阪神vs巨人 第2回戦】中継ぎ投手は7人必要!?~ジャイアンツ、7回を投げるピッチャー不在?で惜敗!

昨日は3回途中まで試合が進むも、雨が激しくなりノーゲーム。両チームとも、酷使していた中継ぎ投手にとってはありがたい休養日。恵の雨となったはず。

勝負に水をさされて仕切り直しで迎えた今日の試合。昨日の雨は、僅かに阪神さんを中継ぎ陣を助けたのかなぁ…。

ジャイアンツ、7回表に一時逆転するも、その後の継投を渋って阪神に4-3の逆転負け。勝てる試合を落とした惜しい試合となりました。

う~ん、残念でしたねぇ。正直言うと、1点ビハインドで終盤7回表に3-1と逆転した時点で(今日は勝てる!)と思ったのですが…。相手の想定外の力とこちらの中継ぎ投手コマ不足が招いた敗戦と自分は思いました。端的に敗因を上げますと、

1.相手の想定外の力=7番・北條の2発と2番・上本の1発

2.ジャイアンツの勝ちパターンは8,9回はいるけど、7回が未だ決まっていない

3.アイツの打力不足のために中継ぎ投手が6枚しかいない

こんな感じでしょうかね。

まず1.ですが、ホント阪神さんには申し訳ないのですが、北條の1試合2本のホームランとか上本の勝ち越しソロとか想定外でした。球場が広い甲子園、風がバッター有利?ホームから外野方向へフォローだったとはいえ、高山、糸井、福留、原口以外にこんなに1発を浴びるとは…。ここは侮って観戦していたので、両選手にはゴメン!と言いたい。東京ドームだと、この2人でも1発の確率あるなぁと思って観るのですが…。こちらにとっては想定。阪神さんにとっては嬉しい誤算!?いや、素直によ~やったぁ~!でしょうが、この2人に計3本4打点で負けたのではお手上げ。今日は相手に分があったと割り切るしかない。北條…甲子園来るまで不調だったようですが、高校の先輩・坂本の(全然打ってへんやんけ!)のゲキに応えた?…いや、解説で言っていた金本監督から受けた特訓の成果でしょう。上本に関しては、今年は一昨年レベルまでに復活した?ファールで粘り、足もあり、長打も打てる小力もある。阪神に嫌な2番バッターが戻ってきた印象。それ以外でも、糸井が加入して鳥谷が復調しつつある阪神打線。現状では打力がアップした感じがする。今年は去年のようには勝ち越せないと思うので、ジャイアンツファンは覚悟しよう。それにしてもこの2人、巨人ばかりではなく、広島戦でも1発喰らわせる活躍をして欲しいものです。

2.についてを語るには、ジャイアンツ先発・大竹の内容とともに書かせていただく。今日の大竹は6回までは2安打1失点のほぼ文句ナシの内容。そう、6回までは…ね。ただ、逆転してもらった直後の7回裏のピッチングとさらに云えば7回表、ツーアウト一,三塁で打席を迎えた場面。ここが残念でならない。

まず、7回表の打席について。ピッチャーだから打席で打っちゃダメ!とは言わない。3-1と勝ち越してなおも二,三塁のチャンスだから、ここで打てばさらなる自援護となり、自分のピッチングが楽になるのは理解出来る。ただ、必要以上にバッティングで粘って力をロスしたような?結果論ですが、あれだけ粘って三振するぐらいなら、あっさり終わって次のピッチングに備えて欲しかった。

その裏、ワンアウト一塁で北條に打たれたツーランについては、シュートに狙いを絞ってこっちにとっては最悪の結果に仕留めた彼のバッティングを褒めるしかない。先輩・坂本を彷彿とされる芸術的なインサイド打ち!北條はああいうバッティングも出来るとデータ収集できたので良しとするしかない。ただ、3回裏に浴びた先制ソロは大竹のミス。あれは余計だったと思います。前回登板に続いてまたも7回を投げ切って欲しいのに、その仕事を果たせなかった大竹寛。そこはたまたま…ではなく、何か問題があるのでは?要反省して次回に備えて欲しい。6回までのクオリティーがウソ?のように7回で緩む…。どこまで信用出来るのか?分からない選手では困る。

この後、梅野にもヒットを許してさらにワンアウト一塁のピンチ。この時点で森福へ交代しましたが、ちょっと遅かったかもね。出来たら6番・鳥谷の打席で森福を投入がベターだったはず。ヘタに大竹の内容が良過ぎたから、ベンチも替え時を迷ったのでしょう。それと、勝ちパターンに投入する7回の投手が決まっていない件が悪い方に出た感じ。ここで安心して任せらる投手がいるのなら、大竹の7回を投げきれる確率が少ない性質を考えると、7回表の打席に代打を送り、その裏の頭から継投策という手もあったはず。そこが決まっていないから、変に(ジャイアンツの先発の仕事は7回まで)と引っ張っちゃうんだろうなぁ。まだシーズン始まったばかりなので、これから7回のピッチャー決める!で良いのですが、そろそろ何とかしないとね。ここがふわっとしていると、リードして8回のマシソンに繋ぐ前にひっくり返される試合が増えてくるはず。7回のピンチを抑えたのに、8回もイニング跨ぎで投げさせられた森福については気の毒としか言いようがない。理由としては、延長を見越した継投策を考えた結果、あそこで森福を続投→9回をマシソン→10回をカミネロ→11,12回は残り3人のピッチャーで凌ぐ…という計算しか考えられなかったからでしょうかね。要するに、同点orリードした試合での中継ぎ投手は森福、マシソン、カミネロしかいないと云うのが、今日の継投策で判明。上本に浴びた1発は、打った彼を褒めて森福を責めるのはやめましょうね。

3.については、愚痴?というか提案になってしまうのですが、ジャイアンツは中継ぎ投手を7人備えた方が良いのでは?ひょっとして広島は中継ぎ6人体制かも知れませんが、それ以外のチームは7人から8人がスタンダード。ジャイアンツも中継ぎ8人は多いけど、7人で良いんじゃね?と思うのですけどね…。特に終盤で延長戦も視野に入れた接戦では、中継ぎ投手のカードが少ないと誰かにイニング跨ぎのしわ寄せが来てしまう。今日の試合、それも頭に過ぎったからあんな継投策だった気がしますが、8回に同点のままマシソン投入という前のめり過ぎる継投がなかっただけ、まだ先を見据える戦いが出来ていると判断。今日はそこも責めることはしません。ちなみに、対する阪神さんはあの状況でも8回から惜しみなく勝ちパターンのマテオを投入。昨日、雨で休ませたことで、こちらは迷いなく前のめりな継投。結果論ですが、終盤はこの差も大きかったように思えました。

…で、何故?ジャイアンツは中継ぎ投手を7人に出来ないのだろう?とベンチ入りメンバーをチェックしましたが、キャッチャー3人も入れているのは多過ぎ。小林以外に実松は良いとして3人目の河野は要らんやろ?と云うか、河野はベンチに居るの?…と思うのですが、それにも理由がありそう。

WBCでは打つ方でも大活躍だった(世界のコバヤシィ~!)がセ界に戻って来たら、打つ方はさっぱりやん!まだシーズン始まったばかりだけど、今日時点で打率.087…って、酷すぎでしょ。そう考えると、村田、亀井、脇谷をベンチに置き、代打の層は厚くしたけど、代打を送りたいスタメン選手が多過ぎると野手多めになっちゃうのかな?と推測。小林にも代打を送るケースが増えると、その後に2番手の保険として3番手捕手がベンチに必須…という発想なのかなぁと思います。まぁ、延長までもつれるよっぽど勝ちたい試合だったら、緊急第3捕手で慎之助を使えば良いのにね。

考えられる理由は書いたけど、とにかく小林よ!もうちょっと打つ方を何とかしてくれ~!WBCで上げた株はバブルだった?彼の打力がもっと上がれば、ベンチ1枠をもっと有効に使えるのに…。ちょっと歯がゆい思いですが、これからバットの調子を上げてくれると願っています。まだまだベンチに不安要素が多いジャイアンツですが、ケガや不調、それからチーム事情で一軍にいない選手が多いのも事実。まだチームに伸びしろがあると思っています。

週明けからは東京ドームに戻り、早くも首位攻防戦!?気がつけば、ウチより驚異的な7勝1敗1分というペースで勝ち進む広島との3連戦。順位は気にしていないのですが、本拠地で最初の広島との対戦、必ず勝ち越して欲してくれ!そうでないと、このままコイが止まらないかも!?

4/11(火)は現地観戦予定です。

では、また。