孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【孤独のドラフト情報】やっぱり、ヤナギがNo.1!?(六大学野球限定)ドラフト直前、プロ志望選手をド素人が勝手にチェック!!

今年の日本シリーズは広島vs日本ハムで決定しましたね。しかし、今日の試合はソフトバンクが幸先良く4点を先制してもひっくり返されるとは…。日ハムの勢いというのも、凄いですね。今年は両チームとも力が拮抗してそうなので、面白いシリーズになりそうな予感。時間があれば、チェックしたいと思います。どっちが勝っても(スゲ~!)としか思わない野球観戦も、たまには良いモノと思いましたが、やっぱり贔屓のチームが最後まで残って欲しかった。本音と建前の間で揺れる管理人であります。

さて、今週のジャイアンツのニュースは引退や退団のニュースしかなかった。実にパッとしない状況だったので、ここは久々にドラフト関連情報をぶっ込んじゃおう!ということで、昨日は神宮球場に向かいました。ホントは創価大・田中正義投手や桜美林大・佐々木千隼投手を観に行きたかったのですが、大宮や平塚って自宅から遠すぎる!という理由で断念。勝手知ったる六大学野球が行われる神宮球場、自分にとって東京ドームに次ぐ観戦しやすい球場だなぁ。

昨日の試合日程はドラフト会議直前だと好都合な日程でした。1試合目が早稲田大学vs明治大学、2試合目が立教大学vs慶応大学。この4つ大学に(今年ドラフトにかかりそうな、六大学野球の選手としては評価が高い)選手が集中している。それから、第1試合となる土曜日の対戦には、余程の理由がない限り、各校のエース級が先発してくる。そう、すなわち(ドラフト会議で指名されそうな投手)をチェックできる可能性が高いのである。まぁ、これは得意げに何度か書いていますが、知らない方で(ナマでドラフト候補性の投手が観たい!)と思う方は、覚えていて損がないポイント。せっかくなので、この試合日程通りに各校のドラフト候補生をド素人が勝手にぶった斬っていきます。

第1試合:早稲田vs明治

試合は1-1の同点で延長戦に突入。規定により12回で終了でしたが、明大が12回表に2点を勝ち越して3-1で早大に勝利!という試合。自分が観にくると明大は延長戦が多いなぁ。今年は2度観戦してどちらも延長戦を制していましたが、観ているこっちが疲れるから、早めに決着をつけて欲しい。ただ、母校の勝利に思わずガッツポーズをする管理人でありました。この2校からは以下の選手がプロ志望届を提出しています。大学別にあげていきますね。

明治大学:柳裕也,星知弥,佐野恵太

まず、や~っぱり気になるは、明大のエース・柳裕也投手。昨日は12回を投げきり1失点。20奪三振を奪う好投を披露!指名しようかな?と迷っているスカウト陣に猛アピールをしたはず。自分は柳投手を3年間、ナマでチェックし続けましたが、プロに入ってもまだ伸びる!と信じています。ストレートの平均球速は144キロぐらい。2年の頃は139キロぐらいだったはずなので、確実にアップしています。成長の跡が見れるのは、制球力が向上したことでしょうね。左右のコーナーをギリギリで突くスタイルは圧巻。ストライク先行で追い込んでいくから、バンバン三振の山を築いていました。特徴はカットボールとカーブの使い方が上手なのかなぁ。

また、驚いたのはそのスタミナでしょうかね。さすがに8回ぐらいからストレートの球速が落ち始めていましたが、ボールのキレ自体はさほど落ちていなかった。バックネット裏やや前方でずっと注視していましたが、これには好印象でした。自分は中継やスタンドのあちこちで観戦するため用にストレートの球速を重視するクセがありますが、バックネット裏で観戦できると話しは変わる。やっぱり、大事なのは球速よりボールのキレだね。ここが一級品のピッチャーかどうか?見分けるポイントなんでしょう。そういう意味では、柳投手は間違いなくドラ1クラスのピッチャーだと思います。

ただ、気になったのは、左右のバッターどちらにもアウトコース主体のピッチングが目立つ点。これ、不思議なんですが、あまり内角をえぐる場面がないんですよね。まぁ、あてちゃうとマズいから安パイで外中心だと思いたいのですが…。プロのキャッチャーのリード次第で、さらに上を目指せそうな素材。なので、まだまだ伸びしろアリ!ということで、六大学野球のドラフト候補生ではNo.1とさせていただきます。

もう一人、投手で右投げの星投手もいますが、どうなのかなぁ?指名がある可能性はちょっと低いかもね。ストレートの勢いは柳より上ですが、それ以外は…。今年、社会人経由でロッテに入団した明大の先輩・関谷投手と比べても、ピッチングの幅が狭い気がする。社会人で鍛え直すというのも良いのでは?野手で佐野恵太選手がプロ志望届を提出していますが、こちらも、う~ん、どうなんでしょうね。4年生となった今年、それまでとは違う(打ちそうな風格)を出し始めましたが、プロに入って即戦力レベルか?というと、それはないかなぁ。左の中距離バッターを育てたいチームにはぜひ!という感じ。指名はひょっとして下位で…あるのかな?

早稲田大学:竹内諒,石井一成

左の先発として注目の竹内投手。今年の春からグ~ンと成長した模様。ただ、自分の後ろで観戦していた立教OB?六大学野球通のおっさん2人組も語っていましたが、指名されるのか?という感じ。確かに右バッターへのインサイド攻めは注目しましたが、左バッターへはほとんどアウトコース一辺倒の組み立て。たまにインコースへ投げると死球…という感じだったので、対左バッターに難がありそう。案の定、明大の左バッターへヒットを許す場面が多かった。ストレートの平均球速は140キロぐらい。ボールのキレはあるので、抑えている印象でしたが、プロでは普通にいそうな感じ。変化球に特徴がないのも気になりました。育成する自信があり、左の中継ぎ投手が欲しい球団なら獲得があるかも?ただし、下位指名だと思います。

次に大学生の内野手としては中京学院大・吉川選手、日大・京田選手に次ぐ?ぐらいで評価が高い石井選手。確かにショートの守備は上手なのでしょう。自分はあまりその辺チェックしていませんでしたが、彼が守る早稲田の試合を観ていて(ショート下手だなぁ)と思ったことはない。ただ、バッティングで言うと、打つときは打つ!打たない時は打たない!…という(当たり前じゃん!)と突っ込まれそうな評価。昨日対戦したのは柳投手だったので、そう簡単には打てない。ただ、勝敗に関係なくても、好打者なら1本ぐらいヒットが出てもおかしくないはず。それが5打数ノーヒットだったので、ちょっとガックシでした。今年プロで活躍した明大OBの阪神・高山や早稲田の先輩にあたる楽天・茂木などは、ナイスピッチングをみせる投手でも必ずヒットで爪痕を残していた。そう考えると、プロ入り即で打ちまくるレベルとは言えないかなぁ。ただ、素材は良いので、数年かけて育てるつもりの球団ならぜひ!3位~以降で獲る選手なのでは?

第2試合:慶応vs立教

こちらの試合は、プロ注目?立教・田村伊知郎投手と慶応・加藤拓也投手が先発。投手戦になる?と思いましたが、5回途中4失点で立教・田村投手が慶応にKOされる展開。その後、代わった投手もピンチを抑えきれず6-1とリードされてしまう。しかし8回表に立教が疲れの見えた加藤投手から3点を奪い6-4と追い上げたのですが…、結局そのまま9回まで加藤投手が投げ切り慶応が勝利!した試合でした。

慶応大学:加藤拓也

この慶応のエースも3年間じっくり観させていただきました。大学通算成績で言えば、柳と遜色がない実績がある。特徴はストレートを常時150キロ前後で投げるパワーピッチャー。速いストレートがあるから、スライダーとフォークをつい振ってしまうというスタイル。独特な担いで投げる、いつもクイックで投げているようなフォームも面白い。スタミナも抜群で高校生の途中までキャッチャーだった?という異色の逸材。知らない方が観たら、結構ええピッチャーやん!って、びっくりするはず。ただ、難点は…突然制球が定まらなくなる。これが、いまいち(ドラ1クラス)として騒がれない理由な気がします。昨日の試合でも、自身の何でもないピッチャーフライをポロリ~からの、四球連発で押し出しによる1点を献上があった。このパターン、良く知っている方は(またかぁ~)というリアクションになる。自分もその1人でしたけどね。似たタイプで言えば、中日に在籍する慶応の先輩・福谷や巨人・澤村なのか?即戦力として獲得するならセットアッパーorリリーフだと面白いかと思います。でも、確実に劇場型のピッチングをしそう。中日ファンと巨人ファンなら、この例えで充分想像できるはず。ドラフト上位で消えるはず(ひょっとしてどこかのハズレ1位?)ですが、この情報を覚えておくと獲得した球団ファンは良くも悪くも楽しめると思います。

立教大学:田村伊知郎,澤田圭

まず、今年に入って頭角を表してきた田村投手について。大学ジャパンに選ばれて、リリーフとして好投していましたが、昨日の試合はダメだったなぁ。後ろにいた立教OBのおっさん達も(あ~あ、今日はストレートが走ってない)と匙を投げていた。正直、自分は田村投手のピッチングをじっくりナマで観戦したのは初めて。昨日の試合で評価するのは控えておきますが、特徴がない…としか言いようがない。多分、制球力とボールのキレで勝負するスタイルなのかな?ストレートの最速表示は145キロぐらいで、平均では140キロちょい。変化球もスライダーしか投げていない?調子が悪いためかも知れませんが、その質も並でした。プロのスカウトはずっと追っているはずなので、昨日はたまたまと評価するのかなぁ。

昨日の試合、澤田投手の出番はありませんでしたが、以前からチェックしていた印象を書くと、ガタいは良いのにボールはそれほど勢いがない気がします。また、今は知りませんが、以前から六大学野球通のおっさん達から(ピンチになると急にマウンドでのテンポが悪くなる)との指摘あり。マジで数人、言ってました。特徴はキレのあるストレートとスライダーで勝負するスタイルだった気がします。大阪桐蔭高校時代は、阪神・藤浪の控え投手としてチームを支えていたのは有名な話。これは…話題性も含めて阪神が獲るしかないでしょ?(大阪桐蔭リレーで完封勝利や!)というデイリーの見出しまで想像できそう。ただ、お呼びがかかっても、3位以降の指名だと思います。

残念なのは、立教大学には今年4年生で2人の好打者がいましたが、社会人に進む模様。佐藤拓也選手と田中和基選手なのですが、これは非常に残念。先週発売していた週刊ベースボールの2016ドラフト番付にも、しっかり載っていたのにね。特に佐藤選手は1位はないけど上位で指名されそうだった逸材。大学ジャパンでもアメリカの勢いで押してくるピッチャーに対して、必死でファウルでカットして粘る姿勢が印象に残りました。社会人経由でどんな成長曲線を描くのか?追い続けたい選手です。

以上、簡単ですが、ドラフト会議直前!六大学野球のプロ志望選手の感想でした。ド素人なので、非常に表現が雑ですねぇ。そこはお許し下さい。最後に、確実にどこかの球団に指名されるであろう明大・柳投手と慶大・加藤投手。ここ数年で入団した比較的若い六大学野球出身の選手と強引に(活躍するであろうイメージ)を重ねてみます。まず、柳投手は右と左で違いがあるけど、最低でもDeNA・石田投手の輝きを魅せると思います。ルーキーイヤーで10勝するかは?だけど、試合は確実に作るタイプ。将来的には明大OBでもある中日・川上憲伸でしょうかね。おっちゃん達も(学生時代の川上より良いかもなぁ)と言っていました。

加藤投手は入団したチームの起用法でイメージが変わりそう。中継ぎやリリーフに回った場合、確実にOBでもある中日・福谷投手と被るでしょう。これは個人的な勘ですが、監督とGMが慶応出身のジャイアンツと意外に縁がありそうな気がします。ひょっとして、ハズレ1位でジャイアンツに入団!…とかあったりするかもね。突然発病するノーコン病さえ完治すれば、先発でも抑えでも確実に良い仕事をすると思います。

最後に繰り返しますが、タイトルに書いた(やっぱりヤナギがNo.1)と云うのは、あくまで(六大学野球のプロ志望選手の中では)という話。同じ大学生の創価大・田中正義投手や桜美林大・佐々木千隼投手と比べたら、甲乙つけ難いのでは?それぞれタイプが違うので、即戦力投手を狙う球団は悩むでしょうね。また、知らない方に向けて書いておきますが、明治大学の応援の中で(やっぱり明治がNo.1)というフレーズがあります。それとかけているのですが、コレちょっと歌うのはOBでも恥ずかしいよね。結構、テレなく言えるよなぁ~といつも思っています。大学同期の友人も言っていましたが、慶応の応援歌はリズムも良くカッコいいと思っています。あっ、野球とは関係ないですが、世間を騒がす不祥事があったのは、非常に残念ですけどね。慶応の娘はみんなカワイイからあんなことになっちゃうのかなぁ。

日シリを目前に12球団のプロ野球ファンが熱くなれるのはドラフトのみ。10/20が待ち遠しい限り。ちょっとでもこの情報が参考になれば、嬉しく思います。そんな感じで、また。