【CSセファーストステージ第3回戦】ジャイアンツ、監督曰く「私の力が足りなかった」でCS敗退！！その潔さ、信じてみる！？

11回表に1点を勝ち越されて迎えた、その裏の攻撃。ツーアウト一,二塁で4番・阿部慎之助にチャンスが回る。2-2のカウントからやや甘めの変化球を捉えた打球は高々と上がる！？バックネット裏真後ろ中段から(行け、いけ、スタンドインしちゃえ～！)と願いましたが、あと一歩及ばず、ライトフライでゲームセット。去年より、早めのシーズンオフが訪れた瞬間でした…。

ジャイアンツ、延長11回で力尽きた！DeNAに3-4で敗戦。この結果、2勝したDeNAが球団史上初ファイナルステージ進出を決めた試合となりました。

あ～あ、負けちゃいましたねぇ。まぁまぁ良い試合はしたと思います。ちょっと前だったらね～、最後の慎ちゃんの打球もフェンスオーバー？いや、それは言い過ぎにしても、フェン直とかになったかもね。まぁ、一瞬そんなことを思いつつ、自分は足早に東京ドームを後にしました。映像を見直したら、試合終了後にガラガラになったライトスタンドへ一礼する選手と監督の姿がありましたね。ホント、申し訳なかったけど、歓喜に沸くDeNAファンの皆様を直視するのがツラくてねぇ。正直、悔しさしか感じなかった。選手や首脳陣の皆様、一礼に応えられず、申し訳ありませんでした。

さて、冒頭からホンネを吐いたところで、今日の試合を振り返りたいと思います。ざっくり順にポイントを書いていきます。

(どうした内海？まさかの乱調）

う～ん、内海哲也さん。DeNA戦にはまぁまぁ相性が良く、ベテランの味で好投するのを期待していましたが、まさかの2回途中3失点で降板。初回にロペスにツーランを浴びるも、その直後に慎之助のツーランで同点。(さぁ、仕切り直しだ！)と思った矢先にま～た失点しまうとは…。2回の失点で最悪だったのは、ワンアウトから9番・石田にヒットを許した点。庇う余地なし。

1回表、桑原がセーフティーバントを失敗。簡単にアウト1つを取って2番・梶谷の場面。前述した通り、今日はバックネット裏中段24列・キャッチャーの真後ろで観戦。ボールの軌道が良く見えましたが、立ち上がりの内海はボールにキレがなかった。ストレートの表示も135キロあたり。最近、調子が良い時は140キロ前後を表示するんですけどね。(大丈夫かなぁ)と不安に思っていたら、まさかの梶谷へ死球！インコースを攻めて右手にあたった模様。DeNAファンから激しいブーイングを浴びる内海。梶谷がプレー続行不可能で代走・関根が告げられると、不穏な空気に包まれた。あちゃ～、やっちまった瞬間でした。梶谷は薬指が内失血した模様。ホント、申し訳なかった。DeNAサイドから言えば、彼がいたら試合展開がちょっと違ったかも知れない。骨折とかしていないことを祈るばかりです。

これで動揺したのでしょうか？ロペスにツーランを浴びて2失点。筒香にヒット→宮崎に四球でワンアウト一,二塁。6番・倉本の打席では内海の暴投(これ止めてくれよ、小林！)で一,三塁の大ピンチ！…ただ、ここは何とか抑えてくれたのは救いだった。あそこで失点を重ねるようだったら、危うく初回で勝負が決まったかも知れない。

ただ、結局、今日の内海は(Youは何しにマウンドへ？)と突っ込まれるぐらい、何も出来ずに降板。オフの契約、どうなるのでしょうか？

(珍しい？第2先発要員・大竹が試合を持ち直す)

2回途中、ツーアウト二塁のピンチでマウンドへ上がったのは大竹寛。テーマ曲(愛は勝つ)ノって登場しましたが、曲調とは裏腹にジャイアンツファンは心配だらけ。

(ホンマに大竹で心配ない！？)

と思っていたはず…でしたが、ナイスピッチング！でしたね。内海の失態をカバーしてくれた。このピンチをサードライナーで切り抜けると、3~7回まで無失点。3回にワンアウト一,二塁のピンチがあったけど、今日の大竹は落ち着いていましたね。後続を断ち、難なく抑えてみせた。ジャイアンツのあるあるパターンで、先発要員を中継ぎに回す(第2先発要員策)は、狙い通り上手く機能しない場合が多い。そんな中、今日の大竹は超ロングリリーフ、長くても安心！って、たまにCMで聞くフレーズばりに好投してくれた。こんなギャンブルに近い策が上手くいく試合なら、きっと勝てるはず。そう信じていただけに残念。

(左膝付近に死球を受けても復活？村田の気迫に感謝！)

4回裏、梶谷に対する死球の報復？ではないと思いますが、先頭バッター・村田が死球。あたったのが左膝付近で衝撃が強かったのでしょうね。悶絶してぶっ倒れ、そのまま担架でベンチへ。その後、長～い治療時間がかかりましたが、走ってベンチから一塁へ向かう村田さん。近くで球審と監督のやりとりを見ていましたが、(一瞬すごく痛いだけで、プレーに戻れるから)と何度か言っていた感じ。球審も時計をチラチラ見ながら(本当に戻れるの？)と疑っていたけど、村田さんは本当にグラウンドに戻ってきた。その後、6回に同点弾と9回に激走して内野安打を放ち、今日は猛打賞の活躍。不死身のムラタ、恐れ入りました。

(3点を奪うも、結局、石田を打ち崩すまでに至らず)

1回裏、2点を先制された直後に追いついた慎之助のツーラン。6回裏、3-3の同点に追いついた村田のソロホームラン。一見、DeNA先発・石田を攻略している感がありますが、5回1/3でヒットは4本のみ。頼みの坂本は…石田と相性悪いんだよねぇ。9月の東京ドームの試合でホームランを打っていたけど、対戦打率.200だからねぇ。DeNAサイドは、石田をマウンドに送れば悩まず坂本対策が完了。これもちょっときつかった。

それから、ギャレットと亀井の頼りなさだよなぁ。4回裏、ワンアウト二,三塁の絶好のチャンスでギャレットはファーストゴロ。慎之助が三本間に挟まれてアウト！でしたが、あぁ～、2014年CSファイナルでのキューバの至宝を思い出してしまう。ギャレットはCSノーヒットで終了しましたが、再契約はあるのでしょうかね。シーズン終盤からバッティングの調子がイマイチ。三振が多かったのが印象的。まぁ、真面目なのが救いなのですが…。vsDeNA戦に強いはずのギャレットが不発。ハマスタと東京ドームでかなり数字が違っていましたが、その通りになった。敢えて書きませんでしたが、これはファーストステージ敗退の1つの要因でしょうね。それから亀井は2009年以降、いつも短期決戦で期待しているのにあんまり打たない。こちらも自分のスイングを崩されているのが印象的でした。

(あぁ、やっちまった！9回裏、代走・尚広の牽制死）

3-3の同点で迎えた9回裏、前述した村田が内野安打で出塁→ノーアウト一塁の場面で(キタ～！)代走・尚広が登場。沸き上がるジャイアンツファンでしたが、その後に悪夢を見るなんて…。想像し難い展開でしたが、これで攻撃の流れが悪くなった印象。

中継では映っていたのでしょうか？この場面、マウンドには4番手・田中健二朗でしたが、尚広は田中が牽制してくるのか？バッターに投げるのか？全く判別がついていなかった。2球続けてバッターに投げているのに一塁へ戻る尚広を見て(あっ、これはヤバい！)と思っていたら、心配していた通り。ここまで尚広が相手の牽制を見抜けないのも珍しい。どうしたのかなぁ。ベンチから盗塁とかエンドランのサインが出ていたのかは不明ですが、あれだけ相手ピッチャーの動きが掴めないのなら、動くのを自重すべきだった気がする。監督が「私の力が足りなかった」発言は、ここで何らかの指示を出したのかな？そう思いました。

(澤村、DeNAファンから大声援を受ける！？)

ジャイアンツは内海→大竹のリレーから8回にぐっさんを投入。ぐっさん、ま～たノーアウト一,二塁の大ピンチを作るも、倉本を1-5-3？の変則ゲッツーでピンチを切り抜ける！まさに奇跡の瞬間だった。9回裏はマシソンが登場。3人で締めてくれてありがとう！その流れから9回裏の攻撃だっただけに、尚広の牽制死がどれだけ痛かったか…。皆さん、激しく同意なのでは？

そんなジャイアンツにとってガックシな攻撃直後の10回表。マウンドには澤村が登場。登場曲(Sandstorm)が流れる中、三塁側DeNAファンが盛り上がっている？ハマのストッパー・山😤康晃バリの大声援を受けて登場しましたが、阪神ファンでもここまで相手選手をイジらないでしょ？ちょっと、やりすぎ。対するジャイアンツファンは(澤村かぁ～)とテンションがた落ち。一体、今年のセ・リーグ/セーブ王の扱いって何？ちょっと、澤村が不憫に思えた。

ただ、この思わぬ大声援に気を良くした澤村は、ロペス、筒香をしっかり抑えてツーアウト。これを見届けた後、一服したくて一塁側の喫煙所に行くと奇妙な光景を目にした。タバコを吸いつつ、モニターを見つめるジャイアンツファンが一体となって澤村をディスりつつ、見守っている！この(ディスりつつ)がミソなのですが、宮崎を抑えた瞬間には(よっしゃ～、ラッキー！)とか(奇跡！)とかのフレーズが連呼されていた。もはや、ジャイアンツファンは誰も澤村が37セーブを挙げていることなど忘れている。(Youは一体、どんなキャラ？)自分もシーズン中はイジっていましたが、ここまで来ると不憫に思う。(澤村、11回も続投でも頑張れ～！)と思ったのですけどね…。

(伏兵・嶺井に投げた、田原の軽率な初球でジ・エンド)

結局、澤村は11回もマウンドへ。先頭・倉本の打球を右足甲のあたり？にあてて、一塁にランナーを残して降板。ジャイアンツファンの信頼を取り戻すまでに至らなかった。

ここで緊急登板してきたのが…田原なんだよなぁ。準備、出来ていたのか？不明ですが、送りバントでワンアウト二塁のピンチ。打席には途中出場のキャッチャー・嶺井。久しぶりに出てきた彼に、嫌～な予感がした。おそらくバットの調子が悪くないのだろう。そう予測して、心配しながら見守っていたら、初球をレフトオーバーされて1点勝ち越しを許した～！

あ～あ、やっちまったよね。延長10回まで同点。残り2イニングを無失点で切り抜けると、引き分け決定でもファイナルステージ進出の可能性があったのに…。やはり、シーズン終盤に再三指摘した頼れる中継ぎがマシソンぐらい。抑えの澤村がグラついたら、後は不安だらけの投手ばかり。田原のあの初球、アウトコースに外し気味に要求されたスライダー？だったのかなぁ。緩～く真ん中付近に入っちゃってね。このパターンで何度も右バッターに打たれたよなぁ。あぁ、学習能力が足りない…と思いました。

一方、DeNAの中継ぎ陣は6回途中から8回途中までを砂田→8回ツーアウトを三上→9,10回を田中が完封リレーで抑え込まれた。特に砂田と田中は自信を持って投げていた印象。DeNAの左投手陣に苦しめられた。この中継ぎ陣の差が、今日の試合の結果に出たと思いましたとさ…。今日の感想については、こんな感じで終了したいと思います。

試合中の管理人の様子ですが、(これで負けたら今季終了！それだけは、いやぁ～ん！)とオネエ口調(それはウソ)で必死に声援を送っていました。村田の同点弾が1番盛り上がったかなぁ。後ろにいた若いお父さんと小さなお子さんとグータッチして喜んでいました。それから、ず～と叫んでいると、自分の声が裏返るという事実が発覚！40過ぎて声帯も衰えてきた模様。コレ、周りに聞こえてると思うと、けっこう恥ずかしかったです。そんな新しい自分も発見できた、CSファーストステージ3試合でした。

最後に、タイトルで使った由伸監督のコメント「私の力が足りなかった」は帰宅してから知りました。阪神で監督を務めた岡田さん的に言えば(そりゃ、そうよ)なのですが、「選手は精一杯頑張った」を庇う姿勢に来季の巻き返しへの希望を持ちたいと思います。ぶっちゃけ、今年のジャイアンツは監督の力も足りなかったが、選手の力も足りなかったよ。力が足りてないというより、落ちてきた選手もいるしね…。これでよ～く2位になったなぁと言うのが、ジャイアンツファンの本音でしょうか？そんな気がします。

4時間21分の死闘を終え、今シーズンが終わってしまったジャイアンツ。明日から新しいチーム作りへ着手するはず。どうか、来季はもっとワクワクする試合を増やして欲しい！そう心から願っています。

それから、ファイルステージに進出したDeNAとファンの皆様へ。9月の好調はキープしているように思えましたので、広島と良い試合が出来るはず。ファイルステージでの検討を祈ります。

当ブログも本日を持って今シーズンを終了…と行きたいところですが、今年は止めへんで～！数日のオフを挟み、来週10/20に迫ったドラフト会議に向けて更新予定。それから今年のジャイアンツもちょいちょい振り返ろう。チーム再建に向けて問題は山積みだしね。不定期ですが、よろしければチェックして下さい。

それにしても、この3連休は疲れた。疲れ果てた最後の結果がコレなので、疲労がドッと出てきた。綾瀬はるかちゃんが主演でやってたドラマみたいに(きょうは会社休みます)とか社長に言ったら、キレられるだろうなぁ。理由、バレバレだし…。

そんな感じで、また。