孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【CSセ ファーストステージ 第1回戦】ここはハマスタ?青に染まった三塁側に一塁側は真っ青!?ジャイアンツ、DeNAに敗戦!短期決戦での采配って何?

試合終了後、後楽園駅近くの喫煙所に立ち寄った管理人。そこには先にいた20代ぐらいの男子と50代ぐらいのおっさん2人組のジャイアンツファンがいました。当然、試合結果について語り合っていた訳で、おっさんが貫禄を効かせて若い男子にこう言ってました。

(あれだよなぁ、横浜の2,3,4番にいっつもホームラン打たれてるだろ?あれじゃあ、ダメだよ。まぁ、最後に坂本が1発打って反撃したのは明日を考えれば良かったけど..。でも、最後に村田もツーラン打って追いついて、意地見せて欲しかったよねぇ~。)

静かに落ち着いた口調でこう述べていた。あぁ、何だかオトナの意見。うん、うん!激しく同意だよ!白髪が多い佐藤蛾次郎さん似のおっさんの話に、若い男子も神妙に聞き入っている。…で、次に今日の試合について、どんな貫禄の効いたお言葉を発するか?自分もタバコに火をつけながら、注目して聞いていたら…、

(それでさぁ、東京競馬場の結果をスマホで調べてくんね?今日の結果、知りたいんだよね。)

えぇぇぇ~!ウソやろ?そこで更に一言二言、今日の試合について何か言ってくれよ!若い男子も(えっ?)という感じで調べていましたが、切り替えの早いおっさんだなぁ。まっ、見習いたいと思いましたけどね…。

ジャイアンツ、本拠地開催のCSファーストステージ初戦を落とす!3-5でDeNAに敗戦。ファイルステージ進出へ王手をかけられてしまいました。

自分は、CSや日シリになると(今シーズン、これで終わりだから)という甘い理由で、割高でもバックネット裏やS席を買ってしまう傾向がある。今年のCSも同じ理由でバックネット裏ちょい前方の座席をゲット!オープニングセレモニーもあるし、いつもより早めにドームへチェックインしたのですが…アレ?三塁側がいつもと風景が違う!DeNA戦でこんなにベイファンが来場するのは初めてかも?とにかく青、青、青!三塁側内野席も2階席も青で染まっている!?やはり、CS制度が始まって以来、初進出のDeNAサイドは、気合いが違う。一方、ジャイアンツサイドは…寂しいなぁ。外野席は巨人ファンで埋まっていたけど、一塁側内野席は、結構DeNAファンの姿が多かった。

圧倒的に相手と熱量が違う!

心配していた通りだよ。優勝が決まった広島戦と似たような感じ。や~っぱり、今年のジャイアンツファンはシラけている気がする。外野で熱い声援を送るジャイアンツファンの皆様は別ですけどね。試合開始前にガックシ。それでも来場していた一塁側内野席の方々はやや少ないなりに必死に応援していたはず。その皆様も素晴らしかった。でも、普段はもっと多いはずのジャイアンツファンだが、何処へ行ってしまったのでしょうかね。

さて、そんなグチはさておき、今日の試合についてざっくり振り返りましょうかね。攻守に分けて大きくこんな感じでしょうか。

(いつものように打たれたDeNA打線の2,3,4番)

もう、冒頭のおっさんが言っていた通り。戦前でも(いっつも打たれている梶谷、ロペス、筒香をどう抑えるか?)とスポーツ紙に書いていましたが、いつも通りにヤられた印象。

まず、1点を先制して迎えた3回表、ツーアウトで打席には2番・梶谷。初球、マイコラスが高めに投げた変化球をバックスクリーン横へ同点ソロホームラン!コレは、マイコの失投でしょうね。ただ、データ的に梶谷の頭にはこのパターンがインプットされていたはず。小林のリードもワンパターンだったのかも知れない。でも、これは失投したマイコのミスとそれをスタンドインした梶谷が凄い。小林が悪いとは言い切れない。

しかし、2-1で迎えた6回表、ツーアウト一塁から筒香に浴びた逆転ツーランは、どうにか防げた可能性大。小林はカウント3-1となったところで(歩かせてもいい)と思ったようですが、構え方が曖昧だった。バックネット裏から観ていても、映像で見直しても、その印象は同じ。もう少し、外に大きく構えるべき。マイコがもう少しキレのあるチェンジアップを投げていたら…とも思いましたが、アレは小林が歩かせてもいいと思ったのなら、自身の意思表示が曖昧だった。小林…痛恨のミス!だと思います。それにしても、6回ぐらいでキレイに逆転される試合が板に付いてきたなぁ。もはや今年のジャイアンツのお家芸と云ったところでしょうか。

9回表の2失点については、今シーズン最後で澤村が迷っている気がしました。ストレートとスプリットだけでは通用しなくなったシーズン終盤。握りの深いフォークを試すも阪神戦でセーブ失敗。自信を失いかけて、慌ててスライダーを解禁したけど、肝心のストレートの制球力が低下。どうも、高めに抜けているよなぁ。先頭・ロペスに真ん中高めに抜けたストレートをホームランされ、ジャイアンツファンは真っ青。三塁側は青く染まって歓喜に沸いていましたけどね。何とか2-3で9回裏へつなぎ、最後の反撃だ!と思っていたのにアレでは…。その後、さらに1点を失い計2失点。(今年のセーブ王って、この程度?)とシラけムード。明日以降に不安を残す結果となりました。

抑えなければいけない2,3,4番全員に1発を浴びているようでは、負けてしまうのは当然かも知れない。明日は抑えられるのか?誰でも分かるポイントでしょうね。

(短期決戦での消極的な攻撃での采配)

何を思ったのでしょうか?1番に坂本、3番に村田、5番に長野を置くオーダーを組んできましたね。坂本が1番…面白いのですが、チャンスに強い彼をチャンスメーカーにしたのなら、それ以降のバッターが彼をホームに還さないといけない。コレは、イケイケで攻撃しないと始まらない!と期待していたのですが、これもなんだかなぁ?

1回裏、坂本が内野安打で出塁→ノーアウト一塁で2番・亀井でしたが、セーフティーバントかよ!しかも坂本を二塁へ送れず失敗。その後、結果オーライで長野のタイムリーで1点先制したけど、意表を突いていない、消極的な采配に思えた。DeNA先発・井納は立ち上がり明らかに不安定。ここで簡単にアウトを与えず、エンドランのサインとか出しまくって揺さぶれば、もっとチャンスが拡がったのでは?大体、DeNAから1点ぐらい先制したって、すぐ追いつかれるじゃん。イケイケ!どんどん!でビックチャンスを作って、出来るだけ得点を奪う姿勢が欲しかった。

また、3回裏にも同じような場面あり。またも坂本がヒットで出塁→ノーアウト一塁で亀井がセーフティーバント!?これは2球失敗して(何してんの~!)と思っていたら、亀井がヒットで繋いでノーアウト一,二塁。

結果オーライでチャンスを作りましたが、ここから村田、慎之助、長野が凡退で無得点。う~ん、これもどうしたもんじゃろのぉ。バントで手堅く短期決戦采配をしたいのなら、このチャンスで3番・村田に送りバントでも良かったのでは?ワンアウト二,三塁で慎之助なら、犠牲フライで1点も考えられたはず。(たられば)論で恐縮ですが、手堅く1点ずつ奪い先行したい!という考えなら、ここでバントなんじゃね?短期決戦采配の趣旨が伝わってこない。

それから、呆れたのは8回裏だよなぁ。先頭バッター・慎之助がDeNA2番手・田中から左中間へツーベース→ノーアウト二塁のチャンス。ここで5番・長野にセーフティーバント?いや、送りバント!?見事2球失敗して、最後は空振り三振。ここは送ってもいいのですが、指示するバッターが長野。初球のセーフティーバント失敗で諦めて、右方向狙いで最低限の進塁打指示でも良かったのでは?長野は、ホント、バントが下手だからなぁ。周りのジャイアンツファンも呆れていました。

結局、監督が云う(短期決戦での采配)とはバント指示を多用するだけだったの?そして、その場面や指示するバッターへのセンスを感じられない。いつもは(いつも通りの野球をするだけ)と淡々と言っていますが、CSに入って謎の動き(しかも消極的)を見せた。公式戦は我慢していたが、さすがに今日は(ちょっ、待てよ~!)とキムタクばりに突っ込む場面が多かった。監督ご本人、どう思っているのでしょうか?

ちなみに、坂本を1番に置くのも面白いと書きましたが、彼の前にランナーがいないから、DeNAはちょっと楽だったかもね。孤軍奮闘していたキャプテンはさすが!でしたが、後のバッターがそれほどチャンスで機能しなかった。先制タイムリーを放った長野、5回にチャンスを拡げるヒットを放った村田、それをシブいヒットで一時勝ち越し打にした慎之助。まぁ、頑張っていましたが、肝心なところでその前のめりな姿勢が空回り。あと1回ずつ、この方達がチャンスで打っていれば、試合は違ったかも?坂本の落ち着きっぷりは別格として、もう2人ぐらい坂本に続くバッターがいないと明日も負けるでしょう。崖っぷちなので、何とかして欲しい。それから、ギャレットはシーズン終盤になって三振が多くなってきたなぁ。DeNAに強いと云っても、(ハマスタだったら)と条件付きだしね。どこかのスポーツ紙がポジっていましたが、こんなモノで終わってしまうようでしたら、寂しい限りです。

以上、ざっくり試合の感想でした。

今日の座席は通路側でバックネット裏でもちょい前寄りの列。非常に観戦しやすかったのですが、負けてしまったのでは意味がない。右隣にはドラゴンボールのナメック星編に出てきた、ベジータの側近?ドドリアというキャラがいましたが、アレに似た感じのご婦人が座っていたのでテンション下がる~。ご自分の座席からはみ出す巨体がさらに萎えた。通路側でなかったら、かなりストレスを感じる狭さだったと思います。馴染みのソフトドリンク売りのお姉ちゃんから2回もお茶を買い、その笑顔に癒されるしかなかった管理人でありましたとさ…。

さぁ、明日負けたら、今年のジャイアンツの試合、終わっちゃうよ~。もう少し楽しみたい!と悔しさから一転、ふつふつと闘志が湧いてきたので、明日も懸命に応援したいと思います。あっ、バックネット裏でも、かなり必死に応援していましたよ。この前、自分で(ファンの声援が選手を後押しする)とか書いたので。今日以上に気合い入れてみたいと思います。

では、また。