孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

2016年度版・ジャイアンツ、来季契約を結ばない選手リスト第1弾!?でわかる問題点とは?

昨日でジャイアンツは今季公式戦の全日程を終了しましたね。

チームとしての成績は71勝69敗3分で2位。2年連続2位かぁ…。常勝を求める我々ジャイアンツにファンにとっては、優勝以外それほど話題にならない。寧ろ、(何で2位なの?)という不満しか感じない。その昔、現・民進党党首さんが公共事業の仕分け作業で言い放った(2位じゃあダメですか?)は通用しない。それがジャイアンツに求められる宿命…だと思います。

そんな今年のジャイアンツですが、明るい話題もありますね。まずは、2年連続でイースタンリーグを制した二軍が、今年はウェスタンリーグ覇者・ソフトバンクを破り日本一!期待の2年目・岡本和真が2安打3打点でMVPを獲得。しれっと、大田泰示が優秀賞をゲットしていたのはご愛嬌。21年ぶりとなるファーム日本一で来季の一軍へ活気をもたらして欲しい。

それから、個人タイトルが確定しましたね。

坂本勇人首位打者と最高出塁率の2冠を達成

菅野智之最優秀防御率奪三振王の2冠を達成

澤村拓一→セーブ王

スコット・マシソン→ホールド王

このタイトルの中で、坂本の最高出塁率だけはタイトルとして馴染みがないが、これも立派なタイトル。出塁率.433、お見事でした。

去年も2位だったとはいえ、タイトル争いに縁遠い感じだったジャイアンツの選手たち。ただ、今年は突出した成績を個人で上げる選手が出た事は喜ばしい限り。この勢いでCS…そして、来季の活躍へ繋げて欲しいものです。

一方、そんな突出した成績を上げた選手とは対照的に、本日発表!2016年度・来季契約を結ばない選手が球団より発表。その詳細は以下の模様だそうです。(カッコ内の数字は年齢)

(契約更新せず)

支配下登録選手:矢貫俊之投手(32)、ウーゴ投手(27)、阿南徹投手(32)

育成選手:田原啓吾投手(22)、高橋慎之介投手(22)、田中太一投手(23)、芳川庸捕手(23)、小林大誠捕手(22)、長江翔太外野手(24)、北之園隆生外野手(21)

(自由契約選手)

支配下登録選手:土田瑞起投手(26)

育成選手:成瀬功亮投手(24)、田中大貴投手(24)、坂口真規内野手(26)、高橋洸外野手(23)、青山誠外野手(24)

(退団する見通しの助っ人)

支配下登録選手:ガブリエル・ガルシア投手(27)、エクトル・メンドーサ投手(22)、アブナー・アブレイユ外野手(26)

育成選手:カルロス・ペレス投手(24)

助っ人情報以外は球団からのオフィシャルな発表。助っ人に関してはスポニチさんを参考にしていますが、妥当な感じ。これに昨日帰国してしまったアーロン・ポレダ投手(30)…って、ポレダ日本に居たんだ?まぁ、この方も退団濃厚といったところでしょうかね。

ここで注意する点は、(自由契約選手)と(契約を結ばない育成選手)でしょうかね。去年、勘違いして育成選手にも(寂しいなぁ)と書いていましたが、新たに来季に向けて育成選手として契約を結び直す可能性がある。特に自由契約選手はその様子。戦力外っぽい選手でも数名いるのかな?この辺はもう少し立たないと分からないでしょう。

ただ、明らかに戦力外通告の選手もいる。矢貫、阿南といった面々。先ずは矢貫ですが、う~ん、昨年シーズン途中、日ハムからトレードで入団したけど、結局戦力にはならなかった。球威はあるなぁと感じたが、全体的にボールが高めに集まって痛打。得意のフォークも見極められる感じだと、先は長くないかも?と思っていたが、バッサリ切られた模様。顔はイケメン、出身地も割と自分の地元エリア付近、出身大学は地元・常磐大学で親近感があった選手。ズムサタで(男っぽい選手は?)との問いに、菅野が(矢貫さん!)と答えるぐらいのナイスガイ。現役続行するのかは?ですが、チームが変わればまだやれるかも知れない。密かに応援したい選手。

阿南に関しては、2012年オフにオリックスからトレードで入団したけど、陽の目をみなかったなぁ。2013、2014年とも主に先発として二軍で8勝を上げ、防御率も2点台後半。数字的には悪くなかったけど、一軍に呼ばれるチャンスが殆どなかった。不遇だったと思います。

今日の発表だけでいうと、球団から正式発表があった来季戦力外?支配下登録選手は4人。その内、土田は育成選手として再契約する方向らしいですが、ヨソと比べて少ないですね。非公式情報の助っ人達の発表が何時になるのか?また、戦力外通告第2弾の発表があるはず。支配下登録の空き枠が何人空くのか?管理人としては、こちらも気になるところ。最終的には13~15選手ぐらいが支配下登録から外れるのでしょうか。

そして、この来季契約を結ばない選手達を眺めていると、(何だったのかなぁ)と思う点が1つだけある。非公式情報を元にして申し訳ないが、ムダに多い外国人選手問題である。

野手ではアブナー・アブレイユ、それから今季終了を待たずにクビになったキューバから来たホセ・ガルシア。投手ではガブリエル・ガルシア、エクトル・メンドーサ、カルロス・ロペス。ぜ~んぶ使いモノになっていない。アブレイユとか何で支配下にしたのか?意味不明。一瞬だけ助っ人野手がクルーズのみになった一軍に呼ばれない助っ人なんて、無駄としか言いようがない。ホセ・ガルシアは食事が合わず日本に馴染めなかった?もう、そんなヤツ、始めっから連れてくるな!メンドーサと合わせてキューバに返して、二度とキューバと直でやり取りするな!と言いたい。去年までいた至宝といい、全くキューバからの恩恵はナシ。一気に嫌いな国になった。

それから、今季1番(何だったのかなぁ)と思ったのは、シーズン途中で徳島インディゴソックスから獲得したガブリエル・ガルシアだろうなぁ。キューバのガルシアと合わせて(ガルシアコレクター)と言われた今季のジャイアンツでしたが、どっちもムダだった。ガブリエルについては、GM直々にチェックして獲得した模様ですが、(ヒドイ!)としか言いようがない。

投げている姿をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、アレのナニを見て獲得したのか?不思議でならない。外国人に欲しいパワーがないって、どないやねん!2回ぐらい二軍の試合中継で観たが、自分の脳が硬直。巨人の上の方々の考えはよう分からん。ガッカリした次第です。

今季のジャイアンツは、助っ人補強の危機管理が足りな過ぎた。せめて野手or投手で1人ぐらいギャレット、クルーズ、アンダーソン、マイコラス、ポレダ、マシソンに近いレベルの選手を、シーズン途中で追加補強して欲しかった。一軍登録できる助っ人は4人、内2人はあぶれるからナイス補強じゃん!…と最初は思った。ただ、ケガや不調で相次ぐ離脱が続いた5月末~6月下旬に、一時期、一軍で使える助っ人が2人だけ!?って、どうなの?この頃の更新で余り触れませんでしたが、呆れてモノも言えませんでした。

使えるかどうか?分からない助っ人達の中でも、メンドーサは戦力としてちょっと期待していたはず。ただ彼も一軍で使えるレベルではなかった。ド素人の管理人目線でも去年からそれほど進歩も感じなかった。アレを多少アテにしていた時点で、球団が考えるチーム編成の甘さを感じた。せめて、開幕前、マイコラスがケガで当分使えない時点…いや、4月にポレダが自信喪失した時点で使える助っ人投手をもう一人獲得すべきだった。この辺の危機察知能力については、チームとして要反省して欲しいものです。

ジャイアンツは日本人の生え抜き選手を育成するのさえ上手くない。それなのに、実績が乏しい外国人をたくさん獲って育てようなんて無茶過ぎる。まぁ、昨年突発的に設立した三軍の数合わせという理由もあったかも知れない。でも、やっぱりムダな選手ばかり集めたなぁ。さすがにド素人の自分が言わずとも、もっと優秀なジャイアンツ首脳陣の方々が真剣にこの問題を考えてくれているはず。かつてミスターがこう言いました。

(失敗は成功のマザー)

そう、誰だって失敗する。でも、この失敗を次に生かさないと、ただの頭痛い集団で終わってしまう。2016年・来季契約を結ばない選手発表から新しいチーム編成は始まった。次に球団からどんなアナウンスがあるのか?その表現を待ちたいと思います。

今回は特におふざけナシで淡々と終了。その分、次回は…ちょっと羽目を外したいと思います。CS前に一度、更新させていただきます。

では、また。