孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【巨人vsヤクルト 第25回戦】山口鉄也の代わりを探そう!?ジャイアンツ、中継ぎ陣の再整備が急務と痛感させらた敗戦!!

今日、左隣に座っていたお婆ちゃんがこう言ってました。

(お金払って草野球みたいなプレー観させられたら、たまったもんじゃないよ!)

チャキチャキの江戸っ子風の口調。聞けば、葛飾からお一人でご来場されたらしい。(家に帰って主人にそういうわ)と言ってましたが、シルバー世代もおかんむりな敗戦。フォローしようがないですね…。

ジャイアンツ、今季初!?東京ドームで対戦して負けなしだったヤクルトに11戦目にしてに敗戦。記録に残るエラーあり、残らないエラーあり。ミスのオンパレードで負けた試合なのでしょうか?評価に困る試合でしたが、自分は中継ぎ陣の再編成が急務!と感じました。

本日は三塁側A席後方、ちょうど記者席が右側に見える座席で観戦。途中から前述した辛口だけど品の良いお婆ちゃんが話しかけてきたので、ちょいちょい会話していました。村田、辻、ギャレット、坂本…。中盤から凡プレーの連発に怒り心頭だった様子。愚痴りたかったのでしょうね。東京ドームで一人観戦していると、シルバー世代にはモテる?と実感した管理人でありました…って、何の話やねん。

さて、このお婆ちゃんも激おこな今日の試合。正直言うと、勝てる試合だったけど、負けちゃったという感じ。以下の点が敗因でしょうか。

1.3回表、ツーアウト一,三塁で山田に与えた死球

2.4回裏、大量得点が見込めたチャンスで2点しか取れなかった

3.5回表、代打・三輪内野安打

4.6回表、ツーアウト一塁で西田が放った打球

5.6回表のぐっさん

気になったのは、こんな感じ。まぁ、7,8回のチャンスで得点出来ないのも最悪でしたが、2-5とされたプロセスが悪かった。流れがヤクルトに傾いちゃいましたね。

まず、1.ですが、この回の大竹は結局、ツーアウト満塁までピンチを拡げるも、バレンティンサードゴロで仕留めて無失点。一見、問題なさそうでしたが、山田に死球が後から効いてくるとは…。山田、ゴメン!そして、後から手痛い仕返しを喰らうハメに…。

2.については、2点取れたからOK!ではなかった。ヤクルト先発・杉浦からワンアウト二塁で村田のタイムリーで先制→ギャレットがツーベースで二,三塁→辻が四球を選んで満塁。このチャンスで、昨日のリプレーの如く2番手・松岡が登場。バッターは小林でしたが、得意の肘?よう分かりませんが、かすった感じの死球で2点目が入る。うん、ここまでは良かった。

ただ、ここから攻撃を畳み掛けられないのがジャイアンツ…なんだなぁ。9番・大竹は仕方ないとして、1番・長野は…なぁ、打たなくてもいい適当にインコース寄りに変化してきたフォーク?を打ってセカンドゴロ。松岡のピッチング、昨日も観たけどあんまり良い状態と思えない。長野が得意の真ん中から外寄りを狙っていたら、結果は違ったでしょうね。ここでさらに2,3点追加してリードを拡げていたら、試合は違う展開になったはず。裏を返せば、杉浦を早々に諦めて継投策に出たヤクルトベンチの思惑通りだったかも?流れをがっつり掴めなかった。

3.は逆転される前兆だった気がする。ヤクルトだって去年チャンピオンだった意地がある。このまま今季東京ドームで11戦全敗なんてプロとして情けない。4回裏、その執念が見える継投策〜からの代打・三輪の起用でしたが、不運な内野安打で出塁は痛かった。慎之助の打球処理、大竹のベースカバー、どちらも問題ないと思ったけど、間一髪でセーフ!の判定。見た感じはどっちでもいい判定でしたが、三輪の気迫勝ちでしょうかね。これがなかったら、この回の1失点はあったのか?そう考えると、悔やまれる判定。

4.については、先頭バッター・雄平にヒットを許すも一塁に釘付けにして、ツーアウトまで漕ぎ着けたのに…ね。8番・西田に対しての攻めは問題がなかった。早々に追い込んだけど、アウトコース低めに落ちる変化球に合わされた打球が…あれ?レフト前にポトリ。ギャレットが大きく弾く間に一塁ランナー・雄平がホームインで同点。今日もミス絡みの失点が出てしまいましたね。

ただ、ギャレットのミスをディスりたいけど、良いコースに投げたボールをあんな形で合わせられた西田のバッティングも上手かった。やはり、西田が打線に入ると、ヤクルト下位打線でも気が抜けない。まぁ、あんな打球になっちゃうのも、運がないとしか自分は言えません。

今日の大竹は5回2/3を投げて113球の4失点(実質、彼が失点したのは3点)。いつも通り、丁寧に投げている感じはしたけど、良い時よりボールにばらつきがあったかな?ただ、残念だったのは、同点とされた後の場面。代打・飯原に対してスリーボールとカウントを悪くしてから打たれたタイムリー。あそこは四球でも良いから丁寧に行って欲しかった。明らかにストライクを取りに行った甘いボールを投げてはマズいでしょ。ミスも絡んだけど、同点で気落ちして欲しくなかったと思います。

…で、5.になる訳ですが、これはどうしたものなのでしょうか。坂口、川端と左が続く打順で、ぐっさんがまたもピンチを抑えきれず降板。ツーアウト満塁にして山田に打順が回り、田原にスイッチしましたが、打たれるべくして打たれた感じ。前述した1.で山田にはすでに死球をあてている。7/末の3連戦でも田原が背中に死球をあて、それが原因で山田は一時、登録を抹消。絶対にあてては行けない状況。ここでもし、悪気がなくてもインコースに投げてあてたりしたら…乱闘騒ぎになるはず。そうなると必然的にアウトコース中心の攻めだなぁ…と6回表はずっとトイレ休憩を挟んでモニターで観ていましたが、その通りになった感じ。22打席ぶりのヒットがタイムリーだったようですが、伏線ありの状況で投げるハメになった田原は攻めない。この状況にしたぐっさんが悪い…と自分は思いました。

そんな感じで2-5と大逆転され、後はチャンスは作るもルーキと秋吉に抑えられて試合終了。6回表の攻撃をせめて1点ビハインドで抑えられれば…との思いが強かったので、そこまでのプロセスを書かせていただきました。しかし、ヤクルト打線も余程、東京ドームはやり難いのかな?7〜9回とチャンスをことごとく潰していたなぁ。あれは西村、戸根、長谷川が頑張ったというより、相手が自滅した感じ。あんな展開もあるから、リードを最小限に抑えて欲しかった。打線も褒める点は殆どないが、せめて1点ぐらい反撃してよ!そりゃ、お婆ちゃんも怒る試合だったと思いました。

さて、今日の試合レビューはこれにて終了。タイトルに上げたぐっさんこと山口鉄也について、ちょこっと触れてみたい。今日も左バッターを抑えるワンポイントで出てきたはずが、ヒットと四球で仕事を果たせず。ベンチに戻り、大竹とのツーショットが悲壮感たっぷりでしたが、今年は見慣れた光景になっちゃいましたね。ぐっさん、あんまりネタにしたくなかったけど、今日は書かせていただきます。

8年連続で60試合登板を継続している鉄人・山口鉄也。今日の試合で58試合に登板し、9年連続60試合登板まであと2試合。おそらく今の起用法だと達成してしまうでしょうね。村田ヘッド曰く(ぐっさんの代わりはいない)らしいので…。

そんなジャイアンツのブルペンに欠かせない存在だったぐっさんも遂に?衰えが見え始めた様子。細かい数字がないのは申し訳ないが、ざっと近年の防御率を調べてみました。

2012年 0.84

2013年 1.22

2014年 3.04

2015年 2.73

2016年 5.16(9/17現在)

ワーオ!今年の数字、防御率5点台やん…。これは絶対にあきまへんなぁ。

今年の不調の原因として言われているのが、以前のフォームで投げても曲がらなくなったスライダーを曲げるために肘の位置が下がったのが原因?とか言われている模様。自分は詳細なメカニックは分かりません。ただ、データをみたら各種球種別の被打率でスライダーは2割に満たない数字でしたが、シュートとストレートが3割越えの被打率…って、どういうこと?ぐっさんがやりたい事は数字で理解した。ただ、内容が伴ってないやん!う〜ん、コレは一体、どうしたのだろう?

勝手な解釈ですが、ストレートとシュートの速球系が打たれるのは、コントロールが悪いから?だと思います。球威を出すために目一杯腕を振るけど、制球が効かない。それから、スライダーを曲げるために肘を下げて、ボールの出所が掴みやすいという指摘もある。得意の球種にこだわる余り、全体のバランスを崩した…という、本末転倒な状態。それが今のぐっさんだと思います。

ここまで酷くなるなら、信頼を失い始めた6〜8月(もっと前?)に一度、下に落として再調整させるべきだった。少し休ませつつ、自分を見直す期間を作れば、後半戦で活躍する可能性があったかも?今年はジャイアンツ一軍ブルペンに置いておいても一時期、使わない時期もありましたね。あれなら、下に落としても良かった。そう思えてなりません。

ただ、こんな今年のぐっさんでも代わりがいないのが、今のジャイアンツ。ホンマか?と思いますが、まぁ、ホントなのでしょうね。二軍は2連覇目前ですが、一軍に戦力を供給出来ていない。これも…マズいよね。

現状を整理すると、今後ぐっさん本人が以前の輝きを取り戻す?という可能性は低い。勤続疲労と今年33歳という年齢を考慮すれば、当然かと思います。ただ、以前とは違う形でリニューアルすれば、昔ほどの勢いはなくても、存在感は保てるかも知れない。ここが正念場といったところでしょうね。

それから、命題となる(ぐっさんの代わりを探そう!)ですが、今のチームには存在しないと思います。だって、首脳陣がそう言ってるんだから…。誰か奇跡の覚醒でもしない限り、存在しないのでしょうね。そうなると、FAやら助っ人やらドラフトで補うしかない。現実的には、ドラフトで補強するのが1番良いと思います。

さぁ、誰を指名すれば良いのでしょうね。ぼんやり目をつけている選手がいるのですが、ここで名前を上げるのは止めておきます。何故なら、自分もその選手を調査不足なので…。近々に書ける内容に仕上げたいと思います。

最近の試合を観ていると、今のジャイアンツは戦力的に足りていない箇所だらけ。それでも、ピッチャーは1番多く支配下登録しているのだから、せめて使える中継ぎ投手をもうちょっと用意して欲しいのですが…ね。出来の良い先発投手を用意するより、上手くやれば中継ぎ投手陣はもうちょいたくさん用意出来そうな気がするのですが…ね。

そんな感じで、また。