【阪神vs巨人第22回戦】ワーオ！ジャイアンツ、コイ心をガン無視！？坂本の代打逆転スリーランで甲子園無敗記録を更新中！！

9/6、甲子園での練習中に金本監督は記者の(今季、甲子園での巨人戦は6敗1分の未勝利)との質問に対して、こう言いました。

「ワーオ。それは絶対にあきまへんで。」

7回を終了して0-1。阪神先発・青柳に対して全く対応できないジャイアンツ打線。球数90球で8回のマウンドへ向かう青柳に対し、本日スタメン起用の7番・辻が凡退でワンアウト。

(さすがに今日は負けちまうのか？)

途中経過では広島が6回終了時点で6-4とリードしている。トラがコイの地元優勝をアシスト？そう諦めかけた直後、だらしないウサギの攻撃にドラマが待っていました…。

ワーオ！ジャイアンツ、コイ心をガン無視！？8回表、ワンアウト一,二塁のチャンスで、代打・坂本が逆転スリーラン！そのまま逃げ切り阪神に3-1で勝利！これで今季の甲子園での阪神戦は9勝1分。広島の(今日勝って、地元で胴上げじゃ～！)ムードをシュンとさせる試合となりました。

この坂本が放った逆転スリーランの場面。自分は会社のベランダでタブレットを移動させ、一服しながらジッと観ていた。好投していた青柳でしたが、ジャイアンツの代打攻勢・堂上→長野と連続死球。球数よりイニングをこなしたスタミナ切れを起こした様子。次に控えるは、3試合連続でスタメン欠場の坂本勇人。1番・重信に対して怒濤の代打攻勢だ！

ここで阪神は青柳を諦めて藤川へスイッチ。継投に出るのは当然！と思いつつ、青柳が降板したことに(よっしゃ～！)とガッツポーズ。あの癖球より藤川の方がチャンスがある。そう思って観ていたら、坂本がアウトコース高めのフォーク？のすっぽ抜けを強引に引っ張った！そして、打球がレフトへ高々と舞う！？

(あぁぁぁ、切れるなよ！そのままレフトの頭を越えて…くれ！？)

一瞬、目を疑った。まさか、まさかの逆転スリーラン！

(ワーオ！坂本さん、ありがとう！！)

今年何回目？またも会社のベランダで奇声を発してしまった。こんな事を続けていたら、いつか誰かに通報されそう。絶対にあきまへんで。会社周辺は閑静な住宅街だったりするのでね。気をつけよう～っと！と反省しつつ、でも、感情は素直に表現したい。冷静と情熱の間で揺れる管理人でありました。

まぁ、逆転シーンの自分の状況はこんな感じでしたが、負けそうな試合を終盤でよくひっくり返しましたね。これで今季の坂本は甲子園で9試合中5本のホームラン。しかも、今日のホームランはプロ入り初！代打でのホームランだそうです。凄いな～！自打球の影響で3試合連続スタメンから外れていましたが、やる時はやるね。キャプテンらしくなってきました。

そんな坂本不在で臨んだ今日のジャイアンツ打線ですが、青柳対策でスタメンを思い切ってイジってきましたね。

1.重信

2.亀井

3.ギャレット

4.慎之助

5.村田

6.クルーズ

7.辻

8.小林

9.内海

野手8人中5人を左バッターで揃えた打線。思い切りましたね～、由伸監督。青柳を大の苦手とし、(青柳くんと対戦したら、バッティングが狂った)とコメントしていた長野をスタメンから外す。数字的には右より左バッターの方が被打率が高いので、この作戦は評価したい。ただ、青柳は猛烈な癖球。重信、辻、それから今季初対戦となる亀井の初見組で対応出来るか？ちょっと心配していたら…やっぱりダメだった。特に重信と辻の若手コンビ、全く機能せず。アウトコースのボールを引っ掛けるor打ち上げるだけのアウト製造マシーンと化していた。う～ん、ウチの若手はこういう期待して起用されたチャンスで輝かないなぁ。まぁ、重信はちょい言い過ぎとして、辻は…ね。甲子園でもショートをしっかり守れるのが分かった。それだけが収穫だったのが寂しい。

この奇抜なオーダーで臨んだジャイアンツですが、初回からいきなり成果を出す！？ワンアウトから亀井、ギャレット、そして青柳キラー・慎之助が連続ヒットでワンアウト満塁。立ち上がり不安定だった青柳から得点する絶好のチャンス！…でしたが、村田さんがやっちまった。センター方向を狙うコンパクトなスイングは良かったけど、打球は青柳のグラブを弾きセカンドへ。大和が処理して4-6-3のダブルプレーでチャンスを潰す。芸術的なゲッツー、(併殺打王は渡さん！)とばかりに通称ムラゲを披露。う～ん、ここで1点でも入っていれば違う展開があったかも？昨日も攻撃の流れを寸断していたと指摘したばかりの村田さん。今日負けていたら、バッシンングの嵐だったはず…でしたが、坂本に救われたね。まぁ、もうそろそろ復調して欲しいものです。

結局、青柳から作ったチャンスらしいチャンスは初回のみ。2回にツーアウトから小林の四球で出塁があったものの、3回以降はパーフェクトに抑えられた。今日の青柳は、低めにボールを集めてましたね。それから時々投げる(ボールじゃね？)という浮き上がるようなストレート？あれでカウント取られると、確かにキツい。良いように抑えらていました。ヒット数も4本で、得点したのも死球2つと坂本のスリーランのみ。4安打で3点は昨日を遥かに凌ぐ効率の良さでしたが、まぁスタメン張った選手がもうちょい頑張って欲しかった。結局、代打3人で奪った得点だったので…ね。青柳は最後の甲子園3連戦でも出てきそうですね。阪神が有する対巨人用兵器…って書くと(進撃の巨人)で調査兵団が作った巨人を倒す新型兵器みたいだなぁ。優しい顔したナイスガイですが、こっちとしては顔を見たくもない。アオヤギ…って、カレイorヒラメに似た魚でも、そんな名前のヤツがいるよなぁ。アレは美味しいですけどね。

こんな感じで今日のスタメン野手陣をおちょくり、坂本の一振りだけがクローズアップされる試合に思えますが、もう一人、勝利の立役者がいましたね。ワーオ！内海哲也さん、ナイスピッチング！7回を投げて5安打8奪三振無四球の1失点。昨日の田口と同等、いや、それ以上の内容だったと思います。8回表の逆転劇で8勝目がつきましたが、内海の好投が報われて良かった。内海ファン、大満足ではないでしょうかね。

今日の内海は、2試合連続炎上の汚名を晴らすピッチングだったと思います。大体のボールが低めに集まり、ストレートと変化球のキレも良かった。特に感心したのが3番・高山に対する攻め方。小林も昨日のブログ読んでくれたかな？インコースを中心に攻めてしっかり抑えていた様子。6回裏、ツーアウト一塁で高山がライトへ放った打球にはヒヤッとしたけど、しっかり低めに落ちたカーブorスライダーだったので、意外に伸びがなかった。それもこれも、1,2打席でインコースをしっかり攻めたから、高山がフルスイング出来なかったのでしょう。今日は配球には触れないでおきます。

しかし、欲を言えば惜しかったのが4回裏のピッチングでしょうかね。福留に打たれたタイムリーは相手が上手な内容。あのヒットは仕方ないとして、問題は先頭バッター・大和に打たれたツーベース。この場面だけ、全てボールが高かった。カウントを悪くして投げた変化球も高めに入り、右中間へツーベース。これがなければ失点はなかったと思います。ただ、1点ぐらい取られるのは当たり前。責めるポイントではないですけどね。

これで内海は阪神戦3試合に登板して3連勝。

(ワーオ！内海はうちの試合になるといいピッチングするわね。)

ワーオ！は余計ですが、試合後、金本監督がそう言っていた模様。現役時代、内海を得意としていた金本監督ですが、(自分が打ったら…ね)とか歯がゆそうな感じがするわね。でも、正直そう思うでしょう。スコアラーから上がってきた情報も(内海、調子悪い)だったはず。そんな相手に好投されたら…心中察します。まぁ、前回2勝の時は、阪神打線も？でしたが、今回はそこまで状態は悪くなかった。内海が好投！で良いと思います。

逆転したその裏は、3試合連続でマシソンがマウンドへ。今日は3人で抑えてくれてありがとう。9回裏は、またもや澤村がマッスルミュージカルを発動！先頭バッター・大和に四球を与えて自らピンチを演出。もう、この展開は勘弁して！絶対にあきまへんで！この場面、ジャイアンツファンは(またかよ～！)と嘆くor不安になったはずだが、クリーンアップの前でチャンスをもらった阪神ファンと地元で優勝を決めたい広島ファンは前のめりだったはず。特に広島ファンは(澤村だったら、2,3点ぐらい取れるじゃけん！)と思っていたであろう。しかし、それが可能なのはセ・リーグでは広島ぐらい。他所と同じ基準で考えたらマズいでしょ？高山、福留、ゴメスを打ち取って試合終了。しれっと3試合連続セーブ！お疲れ様でした。

地元・広島で胴上げが見たい！と意気込むカープファンのコイ心をガックシさせる今日のジャイアンツの逆転勝利。カープファンの皆さん、本拠地で贔屓チームの優勝が観たい気持ちは痛いほど分かります。今日ジャイアンツが勝ったことで(空気読んで負けてくれ)と思った方もいるかもしれない。でも…ね。ウチも最近負け過ぎて、2位の座が危ういんだよ。こっちだって勝つのに必死なんだよ。それと…広島さん、強すぎだよ。勝ち過ぎるから、こんな早く優勝目前になっちゃうんだよ…。

と、言うことで、広島はマジック1で、明日は異動日。ジャイアンツは神宮でヤクルトと対戦。何とか勝利して、その次の東京ドーム2連戦も勝って広島さんの優勝を焦らしたい！どうせ、優勝は決まりだから、それぐらいの演出があっても良いのでは？

…ただ、悪いことにジャイアンツは神宮球場のヤクルト戦が大の苦手。ついでに言うと、明日の先発が巨人に来てから神宮で弱い元・広島の大竹寛。カープファンの皆さん、まさか…の展開を覚悟して下さいね。

では、また。