【巨人vs阪神第12回戦】ジャイアンツ、ベテラン2人が意地の一打で逆転勝利！久しぶりの連勝だ～！！

う～ん、連勝って心に沁みるなぁ～。今は勝てるだけ、イイ！！…としか言えないのでしょうかね。

ジャイアンツ、村田と慎之助の一打で3-1、阪神に逆転勝利！先発・田口は約1ヶ月ぶりの4勝目。努力が報われた試合！？…で良いのかな？

昨日の勝利に気を良くして、今日は仕事バックれ気味に18:15頃には東京ドームに到着。一塁側A席中段で観戦していましたが、勝利の後に自分の中で2人の人格がせめぎ合う。

純粋な自分→やった～！連勝って久しぶり～！！

ブログ管理人としての自分→勝ったけど、これで良いのか？

単なるジャイアンツファンとしては、素直に喜びたい。もう、チームビーナスの勝利の舞ぐらい足をくの字に曲げてジャンプしたぐらい。しかし一方で、捻くれたブログ管理人としての立場から言うと、(何で勝てた？)と思うぐらい不思議な勝ちだった。水曜日は勝率が高いジンクスのおかげなのでしょうかね…。嬉しい気持ちとは裏腹に、ちょっと引っかかる部分もありますので、簡単にまとめたいと思います。

先ずは4勝目を挙げた先発・田口について。初回は3人で片付ける好発進でしたが、2回以降は毎回ランナーを背負う苦しいピッチング。特に7番・中谷には3打席連続安打でかなり苦しめらた。(おや、今日も怪しいな～)と心配していたら、3回表にツーアウトから鳥谷に四球を与えると、ゴメス&福留に連打で先制点を許す。ここは非常に危うかった。

映像で見直したら、鳥谷の四球、最後のボール判定は球審が厳しかった。しかし、次のゴメスの初球は…ちょっとダメでしょう。いきなりレフトへ痛烈なヒットで一,三塁にされましたが、好調時のゴメスだったらスタンドインな真ん中高めの甘いボール。時々ある、あのような大失投で痛い目をみるのだから反省して欲しい。続く福留の内野安打は…、守備が上手いセカンドだったらアウトでしたね。1点で済んで助かったと思います。

4回表には、江越にツーベース→中谷にポテンヒットでノーアウト一,三塁の大ピンチ！うげ～、田口！何してんねん！？映像で観ていないのでそう思いましたが、後で観たらここは失投と呼べるボールは特になし。すでに3勝している内、2勝をマークする阪神だって田口対策は充分にしているはず。ついに、今日でその神話は崩れるのか？…と思っていたら、なんと無失点。ここを乗り越えたのが4勝目に繋がったと思います。それにしても、このピンチで8番からの打順でしたが、そこで無得点って何だか親近感すら覚えてくる。チャンス拡大で大笑いから一転、ベンチで凍りつく金本監督の表情が怖かった…デス。

結局、田口は6回 1/3を投げて102球 7安打 3四死球 8奪三振の内容。7安打で四死球が3つでヘボ守備の1失点って…奇跡に近い。上手くヤられたのがゴメス、江越、中谷でしたが、それ以外はぼちぼち抑えられたから炎上しなかった様子。特に4番・福留には内野安打でタイムリーはあったけど、タイミングが合っていなかった。ここがポイントでしょうか。

初回を抑えてベンチに戻ると、慎之助の横に座って何やらアドバイスを受けていたのが気になりました。実際、ボールを受けてる実松そっちのけでしたからね。何を言われていたのか？それから、おもむろに取り出したノート？真剣に見ていたら、長野に笑われてたなぁ。試合中にノートを見る姿は、テニス漫画で今イチバン面白い「ベイビーステップ」の主人公のようだ。ただ、この主人公・丸尾くんは秀才という設定。田口もひょっとして秀才くんなの？気になるシーンでした。

一方、打線ですが、今日も昨日と同じように阪神・岩崎に3回までパーフェクトピッチング。今日も苦戦は必至！と思いましたが、思わぬところから崩れた気がします。

あくまで推測ですが、4回表にワンアウト一,三塁でスリーバントを失敗したのがメンタルに響いたはず。3回までも飛ばしてナイスピッチング。バント失敗した4回裏も何とか抑えたけど、ミスを取り返すために全力投球で必死に投げたのでは？この辺から岩崎は徐々に狂い出したと思います。

そんな感じで観ていた5回裏、慎之助を2打席連続三振で(ありゃ？立ち直った?)と思ったら、村田にボールスリーから投げたストレートが真ん中に入って同点ソロホームラン！左中間に低いライナーで飛んだので、一瞬フェン直のツーベース？と思ったけど、よく伸びてスタンドに入ってくれました。あそこで狙って打った村田さんもえらいけど、随分ナメられたものだ。阪神バッテリーの心に隙が出たのでしょうね。

それから勝ち越しを決めた6回裏ですが、今日もラッキーが起こりましたね。橋本は四球→坂本はエンドランのサインからショートを襲う痛烈な打球でワンアウト一,二塁。次は長野でしたが、必殺・当たり損ねのサード方向へのゴロ…でしたが、岩崎が処理を焦って内野安打。打てそうな気配がなかった岩崎からワンアウト満塁のビックチャンス到来。ここで今日は全く岩崎にタイミングが合っていない慎之助でしたが、2-2のカウントからアウトコースのボール球をセンターへ弾き返す技ありタイムリー！で3-1と勝ち越し。もう、絶叫しちゃって、左隣のおじさん達とハイタッチしちゃったよ。手が脂ぎっていたけどね。

これは、技ありタイムリーでしたが、慎ちゃんとか稀に亀井が見せるだけで、他にウチでこんな打ち方できる左バッターいるの？非常に嬉しかったけど、慎之助がいなかったら無かったかも知れないタイムリーと思うとゾッとしました。最高で～す！な勝ち越し打でしたが、こんな勝負強いバッティングが出来る選手を早く数人育てて欲しい。そうでないと、この先のジャイアンツが不安で仕方ないので…ね。

打線を総括すると、何やかんや言われる村田と慎之助のベテランの一打がチームを救ってくれた感じ。一方で、もう若手じゃない！中堅野手トリオの中井・橋本・大田がノーヒットじゃ寂し過ぎるやん…。ジャイアンツも金本監督を見習って、こんなパッとしない中堅野手には猛ゲキを飛ばして欲しい。みんな、早く独り立ちしてくれ！！

まぁ、この辺のパッとしない感じが、冒頭の(これで良いの？)に繋がっています。チームのヒット数も昨日が5本、今日が6本も寂しい限り。阪神先発陣の内容が良かったのもありますが、気持ちを見せてくれ！気持ちを！！…って、負けた試合みたいだな。まぁ、それぐらいやらないと、エンジン全開とは言えないでしょうね。明日の試合では、もっと中堅野手が打てるジャイアンツ打線に期待したいです。

最後に、今日は7回からの継投に失敗しませんでしたね。ただ、何故に？7回表に中途半端に田口をマウンドに送ったのか？未だに謎。球数という説もありますが、2点勝ち越したのだから、今の勝ちパターンで逃げ切った方が良くない？まぁ、宮國がしれっと抑えたからいいけどね。

それから、最近のウチは9回の(マッスルミュージカル)の前に、マシソンの(ハンターゲーム)もあるから観ていて心臓に悪すぎる。マシソンは獲物を狩るようにランナーをベース上に放ち、襲ってくるギリギリの線で仕留める！…というゲームショーを見せてくれますが、ホームだとギリギリ成功するよなぁ。ワンアウト一,三塁のピンチでも、よく踏ん張ったと思います。ただ、最近ま～た力んで制球が定まらないので、修正して欲しいものです。終盤リードしても、ウチの勝ちパターンはショーを演出するのがお好きな模様。そんなファンサービスとか要らない。

9回表は、ワンアウトから澤村がマッスルミュージカルを開演しそうになりましたが、センターに抜けそうな打球を守備固めでセカンドに入った寺内がファインセーブで開演を阻止！これは地味に大きかったと思います。もう、2日連続のマッスルミュージカルは勘弁！マシソンのショーでお腹いっぱいなので…。

結果的に、2連勝できた。これは非常に大きい！…のですが、運も多々あったはず。明日は文句のつけようがない勝利でエンジン全開！と行こうじゃないか。先発・高木の好投と打線爆発に期待！特にスタメン外れたギャレットは燃えてくれ～！

そんな感じで、また。