孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【オリックスvs巨人 第1回戦】はじまりはいつもアベ!?阿部慎之助、復帰初戦で逆転ツーラン!交流戦で反撃の巨人のキーマンとなるか?

やっぱり、この男の存在はデカい!しみじみ、そう思った試合でした…。

ジャイアンツ、6回表に復帰初戦の阿部慎之助が逆転ツーランで勝ち越し!1点のリードを何とか守り切り、オリックスに3-2で勝利。頼れるベテランの一振りで勝利を掴み、交流戦で反撃の巨人となるか?とにかく、貴重な勝利となりました。

ふぅ~、何とかオリックスに勝ちましたね。これで久々の連勝、勝率も5割に戻した訳ですが、ギリギリ…紙一重で何とか勝てた印象。一昨日まで居なかったこの方がいなかったら、危なかったでしょうね。

お帰りなさいませ、阿部慎之助様!

ホント、7連敗中はあんな一撃なかったもんなぁ。打って欲しいところで打つ!さすがベテラン!!中心選手と言われる所以でしょう。

本日から交流戦スタート。開幕戦となる1戦目はオリックスの本拠地・京セラドームでスタート。DHが使えるということで、こんなオーダーでしたね。

1.脇谷

2.重信

3.坂本

4.長野

5.慎之助

6.クルーズ

7.村田

8.亀井

9.小林

日曜日の二軍の結果と現状の一軍打線の低調ぶりを考えたら、よくお分かりのGファンなら今日からの慎ちゃん復帰は当然読めたはず。ただ、4番・DHではなかったですね。いきなりは荷が重い?監督の配慮だったのでしょうか?ただ、それが辛うじて功を奏しましたね。

逆転シーンは6回表、すでに100球越えでも粘投するオリックス・西からツーアウト・ランナーなしの状況で長野が粘ってヒット。そして続くは慎之助でしたが、カウント1-1から真ん中高めのストレートをライトへ!打った瞬間(入る)と分かる打球でね。この瞬間を会社でJ:COMオンデマンドを利用して観ていましたが、

よっやぁ~、阿部慎之助~!

近くに社長がいたのですが、抑え気味ながら思わず声を上げてしまう…。

嬉しい!…というか、ここで逆転orせめて同点にしないと勝ち目がなくなる展開だった。オリックスは5回に逆転して1-2とリード。6回を西で凌いだら、オリックスは小刻みな継投で逃げ切り体勢に入るはず。春先は不調だったリリーフ陣も、今はかなり復調気味。貧打・ジャイアンツ打線では到底、逆転はムリ。ヘロヘロになった西から何とか得点しないと…また借金2に逆戻り!が脳裏をよぎったので…ね。そういう意味で、ここを逃すと勝つのが厳しくなる分岐点で、さすがの一振りで逆転してくれた慎之助の存在は非常に大きかった。

当面、いや、交流戦期間中の慎之助の起用法ですが、スタメンならパ・リーグ本拠地でDH、ホームの東京ドームでは代打or守りに入るなら6,7回途中から出場で捕手で良いのでは?特に本拠地の試合は、リードしているなら出さなくても良い。スタメンは小林で、状態が上がってきたら捕手に入れるぐらいの猶予が欲しい。アンダーソンのように、調整 不足で上げたは良いけどいきなり使いまくってぶっ壊すのは勘弁して欲しい。

慎之助が打つ方である程度やれるなら、当分の間は去年の由伸監督の役割をしてもらえればいい。代打の切り札、ベンチにいるだけで相手にプレッシャーを与える存在。今季の巨人に足りなかった控えのコマ不足を補う役割を果たしてくれれば…。何て書いていますが、今日の一撃とか観ちゃうと、DHなしでも使いたくなるよなぁ。せめて、今週末の日ハム戦は我慢してくれ!…と言いたいです。

さて、慎之助の話は終わりそうもないので強制終了。今日の試合についてざっと書きます。

まず投手陣ですが、中5日で交流戦開幕投手となった田口麗斗。終わってみれば、何とか6回を2失点で投げきった印象。4回まではパーフェクト。球数も50球行っていたか?かなりサクサク抑えていたけど、5回に掴まり2失点で逆転を許す。惜しかったのが、ワンアウト一,二塁のピンチで7番・ブランコを三振!までは良かったけど、気が緩んだ?安達、伊藤光の8,9番に連打を浴びて失点は痛かった。ストライクを取り行ったインコースのスライダーを狙い打たれた印象。

3-2と勝ち越して迎えた6回裏は、先頭・小島にツーベース!でノーアウト二塁。何だかんだでワンアウト一,三塁の大ピンチにまで拡大したが、T-岡田を浅いセンターフライ、粘りに粘られた小谷野を三振で抑えてリードを守ったのが良かった。いつも大した援護がないのは申し訳ないが、勝ちたいなら少なくてもリードを守る!一皮むけてきた気迫のピッチングに感謝したい。多分、序盤飛ばし過ぎたのかなぁ。5回からは球数にしてはガス欠状態でボールのキレや制球力が急に落ちた。ただ、今日は20歳そこそこで大役を果たした彼にそこをねちねち言うのは酷な話。3勝目、おめでとう!と言いたいです。

7回裏は久々に田原が登板。ワンアウト一塁から、伊藤光送りバントを二塁に送球して刺したのは…紙一重だった。最近までの田原だと、アレがセーフでピンチ拡大の流れだったので、少し負の連鎖が止まったのかな?と思いたい。その後、1番・西野でぐっさんに交代。ぐっさんもきっちり抑えて、ようやく田原とぐっさんのニコイチで7回を抑える形に成功。今後も継続して下さい。

8回裏はマシソンが先頭・小島にヒットを許すも、その後は何もなかったように抑えてリードを守り、9回裏は澤村が珍しく3人で締めて試合終了。チームの大黒柱だった男の逆転アーチで得た1点のリードを、素晴らしい投手陣が守り切って勝利を味あわせてくれました…とさ。

ホントに投手陣は粘りを見せて頑張ってくれた。ただ、打つ方は慎之助の逆転弾は別格、期待値の低い小林の先制タイムリーはエクセレント!でしたが、もう一押しが足りない。ヒットは出る、四球も選べて塁を賑わすだけ賑わすけど9安打4四球を貰っても3点のみ。慎ちゃんのスイッチの入れ方、弱かった?

またも呆れたのが7回表、大ピンチをしのいだ後のワンアウト満塁のチャンスでサカチョーが1点も取れず。坂本は終始、狙いを絞れていなかった。長野は逆転ホームランに繋がるヒットは良かったけど、チャンスで自分も決めてくれ!慎之助に甘えっぱなしはダメ!です。

とりあえず、勝てたことでホッとした。ただ、明日負けるとまた借金生活へ逆戻り。今日の主砲の一振りで、時間差で明日打線にスイッチが入ると願いたい。5月はガタガタだったジャイアンツ。9勝14敗という散々な成績で終えましたが、ここが底だと思いたい。6月から反撃の巨人!と行きたいものです。そして今日の慎之助の活躍がそのきっかけとなるのなら、(はじまりはいつもアベ!?)…とか、強引に梅雨も近いのであの曲に引っ掛けて今日は終わりにしたいと思います。この流れにのって、明日先発予定の内海も続くと良いですね。

では、また。