孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

このヨシノブ監督就任はもしかして?~リアクションに困る!?(高橋由伸)突然の引退決定!!

本日は、仕事を早めに切り上げて、いきつけのヘアサロンで散髪。実際にカットしてくれるスタイリストより、お気に入りのアシスタントのお姉さんに会うのが楽しみだったりする自分。最近はスタイリストにも既にバレバレで、デレデレになっている姿をいじられている…。

ここのヘアサロンは接客も抜かりない。

今日は野球に興味がないオキニの◯◯ちゃんが、自分に合わせた話題を振ってきた。

(ウチのお父さんが反対していたけど、ヨシノブさんは監督になっちゃうんですか?)

どうやら、この◯◯ちゃんのお父様がジャイアンツファンらしい。

う~ん、難しい質問だが、(多分そうなっちゃいそう)と答えた数時間後、ネット見たらホントにそうなってる!?

〉この監督就任はもしかして…ww

〉そう。笑

〉じっくり楽しいはなしをw

…って、違うやろ!

2015年10月23日、高橋由伸が巨人軍第18代監督就任=現役引退…となりました。

もう、この件については、前回記事と皆様が散々書いていると思うので、今回はダラダラ書きません。

読売巨人軍は、選手=戦力としての由伸より監督としての由伸を選んだ。そういう事になる。ただ、これを決断したのは由伸。球団…いや、親会社のやり方に憤りを感じるが、由伸の決断は支持するしかない。来季からは、(由伸ジャイアンツ)を応援したいと思います。

今日のブログ更新は、昨日のジャイアンツ(モヤモヤ)ドラフト指名について書く予定でしたが急遽変更。突然の引退となった選手としての高橋由伸の思い出を書いてみます。

あれは1996年の春だったのかなぁ。

学生時代、ここんちの管理人は写真部に所属。アラーキーこと荒木経惟に憧れて、(生と死)や(エロスとタナトス)などアーティスト気取りで芸術論を語っていた。

まぁ、カッコつけてた訳ですが、所属する写真部は大学の卒業アルバム作成を任されており、定期的にキャンパスライフの絵になるイベントには、撮影に行かなくてはならない慣例がありました。

その中でも一番やっかいなのが六大学野球。何故か?春季or秋季リーグが始まると、やたら撮影に行かなくてはルールがあった。

(ま~ったく、メンド臭い!)

と思って撮影に通った神宮球場のとある試合。母校のエースは川上憲伸

(いつ行っても川上しか投げてね~じゃん!)とその当時は思いましたが、今になって理由が判明。土曜日に撮影に行く事が多かったらしい。通常、六大学野球は1戦目にエースが投げるので…。

練習中から三塁側に陣取り、撮影の準備に取りかかると、その日対戦する一塁側・慶應のスタンドが騒がしい。

(キャ~!◯◯くん、ガンバって~!)

多分、こんな感じの黄色い声援を受けていたはず。遠目からでも分かる颯爽とキャッチボールを始めた慶應のスター選手。コレが自分が初めて高橋由伸を知った瞬間でした。

当時は大学野球に興味はなく、慶應のキレイなチア軍団にキャー!キャー!言われるイケすかない…いや、羨ましいヤツとしか思わなかった。ちなみに、その昔から慶應のチアは可愛かった。対する母校のチアは、足が太…いや、健康的なスタイルの親しみやすい方々ばかり。今の六大学野球のチアは、どこもS級スタイルだが、当時はそうでもなかったです。

自分は由伸、憲伸世代より一学年上。

97年のドラフトで由伸が巨人、憲伸が中日に逆指名で入団するのを知った時は(あいつら、そんなに凄いの?)とびっくり。六大学野球でもライバルとされた二人は、プロに入っても名勝負を繰り広げたのは有名な話。

かったるい感じで撮影しに行っていたけど、今となっては貴重な試合を観ていたのだな…と勝手に誇らしく思う。

あっ、そう言えば、憲伸もグダグダな感じでユニフォーム脱ぎそうだなぁ。

印象に残るのは、由伸の打撃フォーム。

特にホームランを放つ姿は美しかった。チームメイトで比較される事が多かった松井と比べると、松井が破壊するようなホームランなら、由伸はラケットで打ち返すような優雅なホームラン。あれがもう観れないのは寂しい限り。

ルーキーイヤーから活躍し、松井が去った後のジャイアンツでも輝いていたはずですが、2005年と2006年の春先に2年連続で広島でケガをするようになった頃から選手としての陰りが出てきたのかな?

腰を痛めた2009年は1打席のみ。

あのときの痛々しい甲子園での三振は今でも覚えている。

もう引退かも?と予感したが、そこから選手としての由伸は粘った。その後は控えや代打が増えた。今年はコーチ兼任だったけど、主に代打の切り札で戦力として活躍。まだまだやれる選手だった。

走攻守全てにおいて全力プレーだったのも魅力だった気がしますが、それが仇で歳とともにケガが増えた気もする。タラレバは禁物ですが、何とも惜しい選手…というのが、自分が思う由伸への感想です。

また繰り返しますが、いつになっても女性ファンが多いのが…羨ましいなぁと思う。最近はお父さんと来ている女子中高生でも背番号24を着ている娘をちょいちょい見かけました。10代にもカッコいい!と思われるって、凄いですね。

辞めちゃったけど、スポーツバーでバイトしていたこじはる似のジャイアンツファンのお姉さんも、(由伸はカッコいいなぁ)とうっとりしてたな…。

目の前にいる由伸より年上でダンディーな(はず)の自分をスルーしての発言に、何故か?激しく嫉妬したのを思い出しました。

とにかく、由伸には常に羨ましいという気持ちがありましたが、今日初めてて可哀想と思うなんて…。一週間前には想像出来ない展開となりました。

本人が決めた以上、ファンとしては来季は監督としての由伸を応援するつもり。

ただ、今回の一件で球団への不信感が久々に増したのも事実。ヘタこいたら、球団に文句言う事になりそうだな…。

あれだけのスター選手の引退試合がなさそうなのも気がかりですが、商魂込めて球団が何かしらのセレモニーを画策するはず。注目したいと思います。

では、また。