孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【ヤクルトvs巨人 第18戦】ジャイアンツ、逆転勝ち!劣勢をひっくり返した7回表のポイントは?

こういう試合って、優勝するのに必要ですよね。昨日から、全く流れが来ないジャイアンツでしたが、あんな形でチャンスが拡がるなんて…。

ジャイアンツ、ヤクルト・石山を攻略できず0-2で迎えた7回表に井端のタイムリー!長野の逆転満塁ホームラン!

5-2で勝利しました。

さて、本日は天気予報で夜は雨ということで、神宮球場には行かず自宅でTV観戦。

昨日触れませんでしたが、ドラゴンズ・山本昌の49歳でも勝利!(おめでとうございます)の記事とか読んでみる。(アイツも頑張っているな~)とマサさんの記事を書いていた友人にニヤリ。

名古屋に転勤となったYG親会社に勤務する友人の活躍に元気を貰う。

今日の試合ですが、ジャイアンツ先発・大竹はどうしたのでしょうか?

丁寧に投げていた1,2回→良い感じ

ボールが抜け始めた3,4回→嫌な感じ

まるでジキルとハイドのような急変ぶり。

今季2度目の先発となったvsヤクルト戦。

去年のカープ在籍時の成績を見たら、相性よくないじゃん!

特に神宮球場の成績が微妙。

大竹にしたら決して得意ではない相手。

4回裏は(どうしたの?)と心配するぐらいの失速ぶり。コントロールを乱し球威もない。ワンアウト一,二塁とピンチを拡げ香月に交代。ケガとかしていないことを祈ります。

しかしこの回はヤクルトの細かいミスで大量失点を免れた。

・飯原のヒット→レフト・亀井が捕球の際に転んだ隙を見て雄平がホームに突っ込むもアウト

・香月が谷内に上手く打たれて1失点→尚もワンアウト一,二塁のピンチ→石山が初球ストライクを見逃したら…→二塁ランナー・中村が戻りきれず小林に刺されてアウト

ヤクルトが上手く攻撃すれば2,3失点したかも?のこの回で1点で済んだのは良かったのでしょうね。

5回裏も3番手・青木が山田を打ち取ったのに上田にカーブが抜けてデットボール。

ここから川端→畠山に連打で0-2。

(こりゃ、ダメかも…)

ガックリしつつ、トイレに行って戻ってきたら0-2で青木がしのいだ様子。

ここでも大量失点せずに良く踏ん張った。

ただし、6回表の攻撃を観たら…体が硬直した。ワンアウト一,三塁のチャンスに慎之助…浅いレフトフライ→長野がホームに突っ込んだけどアウト。

慎之助?またも力み過ぎモードに入っている。カウント2-1だったでしょうか?ボールが先行して速球を待つのはいいけどこの回ぐらいから石山は明らかにストライク・ボールがはっきりしだしてきた。

ボールも高く浮き始めたので、確実に外野に弾き返せるコースに絞ればいいのに。

シュート回転したアウトコース高めのボール球を振って浅いレフトフライ。

劣勢のこの場面。

ツーアウト一,三塁だったら(決める気持ち)でも良いと思う。でも、ワンアウトで塁も空いているこの場面。繋ぐ意識も必要かと思います。ワンアウト満塁にしたら、一気に同点→逆転にできるビックチャンスになるのでね。明日からは気負いは捨てて、リラックスして打席に向かって下さい。

ついでに亀井もね。

こんな事を考えていたら7回表になった。

石山は続投。この回先頭バッター・亀井は凡退。ワンアウトで村田。

解説・矢沢&金村氏が村田をディすり始めたら、レフトへポテンヒット

ブサイクだった。

強引にインコースのシュートを引っ張ったらラッキーなヒット。修一のこのブサイクなヒットが反撃の狼煙となるなんて。

続く片岡は0-2とカウントを悪くしながらも粘ってセンター前ヒット。

速球(たぶんシュート)をセンターから右に返す意識のナイスバッティング。

このあたりから石山のボールもバットにあてられるゾーンに集まってきた。

そして…キャッチャー・中村のリードも追い込んでから最後の詰めのリードが(ゲッツー狙い)に偏り出したと思う。

ワンアウト一,二塁で小林でしたが、良く繋いでくれた。こちらも追い込まれてからボール球に手を出さずに四球を選ぶ。

(送りバントでツーアウトでも二,三塁)

と考えたけど、小林が今日の石山にタイミングが合っていたのを信じたベンチの判断が良い方向にふれて…代打・井端。

これが井端の技…というかイヤらしさなのでしょうね。

右打ちを意識したバッティングをしつつ、先に追い込まれる→でも、ボールを見極めてフルカウント(2-2?)にして…インコースのシュートだと思うけどセンター返しでタイムリー!1-2。

あの場面の中村のリードは、さすがに読めたでしょう。

石山の球威を過信した結果。

確かに4回までだったらゲッツーだと思うけど、5回以降から徐々に球威は落ちていた。

またここで凄いと思ったのは井端の打球方向。右打ちをしつつ、あの場面はインコースを読んでセンターにおっつけるようなバッティングに変えた。

あたりは普通だったが、セカンドの守備位置が一塁方向に寄っていた分だけセンターに抜けたと思う。

野手がいないゾーンに(ね・ら・い撃ち~!)さすが元・中日の選手だと思った。

尚もワンアウト満塁で長野でしたが、シビれた~!さすが狭い神宮球場

初球の真ん中やや低めのストレートを左中間にライナーで運ぶ満塁ホームラン!

5-2とこの回一挙5得点で逆転!

水曜日のカープ戦にもマエケンから打った狙いすましたフルスイング→引っ張ってホームラン。似たような感じになった。

これも、ストライクゾーンの内~真ん中のみに絞ったから飛び出したホームランだと思う。アウトコースは捨て、真ん中~近めだけにヤマをはっているから出たスイング。迷いのないスカッとする打席でした。

今日もキャッチャー・中村の的を絞らせないリードに苦しめられたけど、この回は石山のフォークやスライダーの精度が落ちたために読みやすいリードになった。

ここで一気に逆転!

このリードを守る大事な7回裏にぐっさんが出てきたが、今日は完璧な三者凡退。

解説陣曰く(ストレートが走っていた)のが要因。シュートの投げ過ぎで下がっていた左肘の位置が上がったからだそうです。

なるほど。そのためか?確かにシュートは殆どなかった。

8回裏もイニング跨ぎで登板しピンチを招いたが、代打・バレンティンを空三振にした様子をみると、状態が上向きな模様。

ジャイアンツにとって良い材料。

また、一瞬で仕事をしたので地味でしたが、6回裏に三者凡退で簡単にしのいだ健太朗も良かった。

6回表のマズい攻撃での流れを食い止めてくれた。

9回裏のマシソンもテンパる様子もなく伸び伸び投げて3人で締めた。

勝てた要因としては、

・4回途中で大竹を見切って継投

・2失点で踏ん張った中継ぎ投手陣

・チャンスを拡げた村田→片岡→小林

・決めた井端,長野

でした。

マエケンから勝利したカープ戦同様に、

代打・井端がタイムリー→長野がホームラン

逆転勝ちのジャイアンツに欠かせないパターンが成立するといいですね。

今日はビジターなのでヒロインは長野のみでしたが、先日同様に井端も一緒のヒロインが観たかった。

何でも長野が井端と一緒のヒロインは密かな夢だったとか。

新人の頃、まだ実績もない長野に声をかけてくれた井端。(相手チームの方なのに)と感動したらしい。

その恩もあり、今年縁あって同じチームでプレーすることになった井端のキャンプ前自主トレのキャッチボール相手を率先してやったそうです。(チームに早く慣れて欲しいからそうしたようです。)

気配りが出来る男・長野久義のええ話だなぁと関心しました。

マジック再点灯?と思ったけど、カープが勝利したためにそれは無し。

ベイス…書きたい事があるが、グッと堪える。

明日の先発はジャイアンツ・久保-ヤクルト・小川

ポイントは慎之助&亀井。

頼れるはずの中大コンビが1,2戦ブレーキ。ジャイアンツ苦戦の要因である。

久保のピッチングを楽にしてあげるためにも、明日はまとまった先制点が欲しい。

コース&球種を絞って、焦らず繋ぐ意識で臨んで欲しい。

ヤれば出来るはずのお二人なので。

では、また。