孤独のプロ野球

『感情をむき出しにするつかの間の自由を 求め、誰にも邪魔されず、気を使わず 孤独にプロ野球を楽しむ。』 基本、一人気ままにプロ野球 (主にジャイアンツ戦)を楽しむ 筆者の日常を交えながら展開するブログ。 バリバリの文系出身。 勝てば喜び、負ければ凹む。野球を語るのはおこがましいと思いつつ、 感情の赴くままにド素人なりの戦評&雑感を展開。 2013年8月よりスポーツナビ+でスタート。

【巨人vs広島 第3戦】〜『ハチミツ』な若きバッテリー、危険なコイ〜ジャイアンツ単独首位!…でも、今年のカープは侮れない…。

話は4/6の中日戦に遡る。

この試合、前日のデットボールの影響で慎之助はベンチ入りせず。

変わって先発マスクを被ったのはプロ初先発・小林誠司

試合は3ー4と惜しくも敗れたが…、デビュー戦としてはまずまずの内容でした。

この日はスポーツバーで、ドラゴンズファンのアニキと観戦していたのですが、

度々映し出される小林をみて、(小林、イケメンだな〜。)とボソリ…。

(えっ?もしかしてソッチの人?)何て思っていたら、カウンター越しにカトパン似のお姉さんも共感するかのように反応。

(私、小林さんの顔、好きかも♪)

何だ?まさかの小林イケメン旋風。

こっちはプレーの質にしか興味がないが、他球団ファンも野球に興味のない女子も虜にする小林誠司の甘いマスク。これ、活躍しちゃったら相当人気出ちゃうんじゃないの?

…何て思っていたら、数日後にすぐ大活躍しちゃいました。

ジャイアンツ、カープとの勝ち越し&単独首位をかけた東京ドームでの第3戦は4ー2で勝利。

同級生・菅野と組んだバッテリーで好リード。カープの二度の盗塁も抜群の強肩で阻止。

打っては猛打賞。本拠地で鮮烈なデビューを飾りました。

まあ、リードは菅野のアドバイスも色々あったようですが、菅野が気持ち良く投げていたようだったので良かったのではないでしょうか。

二度の盗塁阻止は圧巻の一言。オープン戦からちょこちょこ彼を見ていますが、捕球からの送球動作の速さと肩の強さは生で観る価値アリ。この点については、じぶんも胸がキュンとしちゃいます。

バッティングですが、タイミングの取り方やバットを出す動作に変な癖がない印象。

初球から振る思い切りの良さもある。特に印象に残ったのは3回裏の第1打席。

カープ先発・篠田の立ち上がりはほぼ完璧だった。低めのコースにキレのいいボールを集めていた。

しかし小林は、低めの難しいボールを見極めて、真ん中に入ってきた変化球を素直に打ち返した。

効率が良いバッティングだなと思いました。慎之助とはタイプの違う(打てるキャッチャー)に成長して欲しいです。

そして、中5日でマウンドに上がった菅野。

当番日を詰めた体力面の影響を心配したが、問題なかったですね。

去年の日シリで実施した(登板まで一度もブルペン入りしない)調整法が上手く行った模様。

通常は登板2日前にブルペン入りしているようだが、昨年9/28の横浜戦でその調整法で投げたら7失点の大炎上。その反省を生かして見つけた調整法が、今シーズンも生きました。

菅野を中5日でローテを詰めたのは、やはり好調・カープを意識してのことだと思う。

もしも内海・セドンで試合を落として3戦目が今村や一軍半のピッチャーだったらとても危険。

菅野を3戦目に持ってきて確実に3タテされない1勝狙い。

去年、カープと相性が良かった今村でギャンブルせず、4/12の対阪神戦に組み込んだのでしょう。

ちなみに、ドラゴンズと相性が良い菅野がこのローテだと4/18からの対中日戦から外れる!と思ったが、来週のヤクルト戦の3戦目に誰か下から上げて、ローテの調整があるのかな?

でも今日は、ピッチングよりバッティングを褒めたいですね。

ツーアウト一、二塁から、まさかのアウトコースに入ってくる初球の変化球をライト線に綺麗にヒット!一塁上で大西コーチが目を丸くして喜んでいたのが印象的でした。

菅野はバッティング練習を密かにしているのかな?オフに徳光さんのインタビューで来季の約束を迫られて(ホームラン1本打ちます!)と宣言。去年はまるで期待できないバッティングでしたが、

今のところ3戦連続安打で打率も.375。今後は打席にも注目したいと思います。

今日は仕事しながら日テレオンデマンドで観ていましたが、菅野が小林の緊張を解そうとニコニコしながら頻繁に声をかけているのが目についた。

(仲いいんだなぁ〜)画面からも伝わってくる。

7回2/3で二人とも交代してしまったが、何とか4ー2で勝利したため活躍した2人がヒロインへ…。

試合終了後に、ベンチにいる選手がグランドから戻る選手を迎える場面。小林の後ろに近ずく菅野。

菅野は笑顔で小林に何か耳元で囁いている。

(今日のヒロイン、俺たちカップルだよ。)何だが、彼氏が彼女に囁くような感じにみえる。

甘い、甘い雰囲気…。

これをみて今日の試合に相応しい曲が思い浮かぶ。スピッツの『ハチミツ』である。

盗塁を阻止してくれる素敵な恋人・小林を見つけ、ハチミツのように溶けていくような笑顔を見せる菅野。去年、度々マウンドでみせた、ふてぶてしい笑みではなく心から楽しそうな…。何だかアツアツだな、この二人。

まあ、冗談はさておき、この結果で菅野ー小林バッテリーの試合が増えそうな気がする。

今後の活躍に期待!ですね。

また、2ー2の同点とされた6回裏に勝ち越しホームラン打った坂本も頑張りました。

ナゴドでの打席ではほぼ存在感がありませんでしたが、カープとの3連戦は9打数5安打2四死球と活躍。勝利に直結した一打は今日の一本だけでしたが、非常に価値がありました。

2打席目はワンアウト一塁で初球を打ち上げてチャンスを広げられませんでしたが、しばらく坂本が初球から打ちにいく場面をみていなかった気がしたので、初球から振れる気分になったのだなと最悪な結果にも妙に納得してみていました。次の打席で最高の結果が出たのも必然だった気がします。

この調子で、週末の甲子園でも暴れて欲しいです。

最後に、結果的にこの3連戦はジャイアンツが勝ち越しましたが、今年のカープは手強いなと感じる。

打線は4番・エルドレットを軸に(好調な)選手を先発させる野村監督の方針が上手くハマっている。

キラが絶不調だったから助かったけど、二人の外国人が打ち出したら…めっちゃ怖そう。

丸・菊池の1,2番コンビも健在、5,6番を打つ梵がコンスタントに活躍できたら良い打線になると思う。

評判高い投手陣も先発、中継ぎともに質が上がっている。今日の篠田の変貌ぶりにも驚いた。

低めにキレの良いボールをあんなに集められるピッチャーではなかったはず。

FAで流失した大竹の穴をドラフトで何とか補い、その人的補償で獲得した一岡を中継ぎでフル活用。

現有戦力の実力もアップさせたやり繰り上手のカープが、当面のライバルになるのは間違いないでしょう。(危険なコイ…。)随分久しぶりに感じたこの感覚。今後のカープ戦から目が離せないかも?

それでは、また。